![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165336687/rectangle_large_type_2_258023da6e4fd56ec79d63b84dad925d.jpg?width=1200)
2歳ダートの大一番、全日本2歳優駿のレース展望!
レース概要
第75回 全日本2歳優駿【国際交流】 JpnⅠ
2024年12月11日(水) 川崎 第11R ダート1600m 20:10発走
(当レースはJAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBYの対象レースとなっており、勝ち馬には選定ポイントが20与えられる。)
今年もこの時期がやってきました。2歳ダート王者を決める一戦、全日本2歳優駿がいよいよ今日開催されます。
去年このレースを勝ったのは皆さんご存知フォーエバーヤング。ここを7馬身差で圧勝した本馬は翌年海外遠征に挑戦し、日本競馬の歴史に名を刻む活躍を見せました。
他にも過去の優勝馬には、アグネスデジタルやフリオーソ、ルヴァンスレーヴなど、将来的にダート路線の第一線で活躍した馬も名を連ねています。
今年も楽しみなメンバーが揃いました。一部ではありますが、出走メンバーの紹介とレースの予想を書いていこうと思います。
ここから世界へ羽ばたいていく馬は現れるでしょうか…!?目が離せません!👀
主な出走メンバー紹介
6枠6番 ナチュラルライズ(牡2/横山武/美浦・伊藤)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165340437/picture_pc_34f1fdcb39c972d010090bb98fe0ef12.png?width=1200)
このレースの1番人気想定はこの馬、ナチュラルライズ。
札幌での新馬戦を好タイムで6馬身差圧勝。右前肢のフレグモーネでプラタナス賞の出走を取り消すというアクシデントはありましたが、復帰戦のカトレアSで2連勝を決めました。
スケールの大きさを感じさせる走りをする馬で、まだまだ能力の底は見えていません。
キズナ産駒にはハギノアレグリアスやサンライズジパング、テリオスベルなどダートを得意としている馬も多くいるので、血統面での心配もありません。
3連勝で無敗の2歳王者に輝くことができるのか、多くの注目を集めています。
8枠10番 ミリアッドラヴ(牝2/西村淳/栗東・新谷)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165341544/picture_pc_32a03e28fe5ee76a979eb48250b6c0a2.png?width=1200)
このレースの2番人気想定はこの馬、ミリアッドラヴ。
新馬戦では牡馬を相手に勝利を収め、牝馬同士の戦いになった前走のエーデルワイス賞では圧倒的1番人気に応えて完勝。この馬もデビューから2連勝を決めています。
完成度の高さと操縦性の良さが武器で、鞍上もこの馬を高く評価しています。
更に、近親にはダートグレード競走2勝のワンミリオンスがいるという点も好材料だと思います。
牡馬を打ち破り、2歳統一女王の座を掴めるでしょうか。
6枠7番 ハッピーマン(牡2/坂井瑠/栗東・寺島)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165342885/picture_pc_4b9a7a46f978b6761060154a8750df74.png?width=1200)
このレースの3番人気想定はこの馬、ハッピーマン。
新馬戦では、後に2歳小倉ダート1000mのレコードを樹立し、BCジュヴェナイルフィリーズにも挑戦したアメリカンビキニを破り勝利。2戦目のヤマボウシ賞こそ4着に敗れてしまいますが、3戦目となった兵庫ジュニアグランプリでは直線内から強烈な末脚を見せつけ差し切り勝ちを収めました。
決して大柄な馬体ではないですが、瞬発力とパワーを兼ね備えており、ハマれば強いタイプです。
父のダノンレジェンドは短距離のイメージが強いですが、産駒にはミッキーヌチバナやサヨノネイチヤなどマイル以上の距離で活躍している産駒もいます。
ダートの大レースで目覚ましい活躍を見せている坂井騎手に導かれ、ニュースターとして名乗りを上げることはできるでしょうか。
しないMAKERのレース予想
ここからは個人的な意見をバンバン出していきますよ〜。
全日本2歳優駿、私の本命は…
◎⑦ハッピーマン
です!
では、その根拠を説明していきましょうか。
…と言っても、大体上の出走馬紹介で書いてるんですけどね。
私は馬券発売前、この馬が2番人気になると思っていました。
「何で思ったより人気がないのかな」と考えたんですが、どうやら「距離延長」と「2走前の敗戦」が主な要因みたいですね。ここではその不安を解消してみようかなと思います。
まず、距離延長に関してですが、上記の通り「ダノンレジェンド=短距離」のイメージからその不安が来ているみたいですね。
ただ、ダノンレジェンド産駒の中央ダート距離別成績を見てみると、1400m以下で勝率13.8%なのに対し、1401m~1800mでは勝率が14.3%あります。…あれ、別に問題なくないですか?
ダノンレジェンドは本当に優秀な種牡馬です。もちろん短距離でも良い成績を収めていますが、何も短距離だけって訳じゃありません。血統的価値も高いので、これからバンバン活躍馬を出していってほしいですね。
また、母父キングカメハメハという点も心強いです。キングカメハメハは父としても母父としてもダート中距離の活躍馬を輩出しています。(父としてはホッコータルマエ・チュウワウィザード、母父としてはウシュバテソーロなど。)
なので血統面での不安はありません!と、半分自分に言い聞かせています。
また、「ダートの距離延長は、芝でのそれよりも誤魔化しが効く」と、先日騎手を引退した森泰斗さんが下の記事で言っていました。
レース結果が良い根拠になっていますね。
続いて、2走前の敗因を考えていこうと思います。
レース後の坂井騎手のコメントを見てみましょう。
4着 ハッピーマン(坂井瑠星騎手)
「前走はタメがきいていい脚を使ってくれましたが、今日は枠なりに外を回る形になり、うまくタメがききませんでした」
このレース、ハッピーマンは大外枠でした。ダート短距離の外枠というのはプラスに出る時もありますが、この馬にはマイナスに出ましたね。ワンターンの競馬はスムーズさと、タメのバランスが難しいです。内で溜めていても馬群が固まって進路がなくなってしまうこともありますからね。
そういう意味では今日の枠は悪くない、そして脚を溜めやすいコーナー4つの競馬はこの馬に合うと思います。道中はじっとして直線で弾ける、前走のような競馬が理想ですね。
どうでしょう、不安は解消できたでしょうか?結構期待しているので頑張ってほしいところです。
それ以外の馬に関しても短評を書いていこうと思います。
⑥ナチュラルライズは将来的にビッグになりそうな気がします。新馬戦がすごく強くてびっくりしたんですが、前走は別の意味でびっくりしました。
この馬、直線でめちゃくちゃ外にヨレたんですよね…リフレイムを思い出しました。それでも勝ち切るあたり力はありますが、あれを見てしまうと流石に不安がないとは言えませんね。まぁ、軽くぶっちぎられても不思議ではないですが…
⑩ミリアッドラヴは個人的にはどうかなぁ〜って感じです。2歳ダートで牝馬が全く通用しないという訳ではないですが、今回はメンバーも揃ってますのでね。同世代の牝馬の中ではかなり強いと思いますよ。
JBC2歳優駿を勝った⑤ソルジャーフィルドはチャンスがあると思います。前走は少し展開が向いた面もありましたが、3馬身差の勝利は立派です。ルヴァンスレーヴ産駒×北海道のホープ小野騎手ということで、個人的に応援しています。
穴っぽいところだと、③ウィルオレオールが面白いんじゃないでしょうか。前走は他馬の勝ちパターンの展開の中、力でねじ伏せて勝利しました。このレースは地方馬が上位に来ることが多いので、ソルジャーフィルドと共に門別勢の力を見せてほしいですね。
かなり長くなってしまいましたが、私の予想はこんなところです。
⑦ハッピーマンの単勝だけでも結構つきそうなので、ちょっとだけ買ってみて楽しもうかなと思います。
馬券抜きにしても注目のレースなので、みなさんも一緒に見ましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!