世界一周7カ国目:インド備忘録~魔境ここに極まれり。ゴミとカレーと私と蝿と~
どうも、しなーです!私は金持ち社長に連れられて世界一周をしている29歳男性です。オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、香港を経て、現在は魔境インドを散策しております。
インドといえばガンジス川やヒンドゥー教、もしくは謎に踊る映画の国というイメージをお持ちではないでしょうか。
それは確かにその通りなのですが、インドは人口で中国を抜かして世界ナンバーワンとなり、GDPでもイギリスを抜かして世界5位に躍り出た超大国であるということが非常に重要です。
国土も日本の9倍あるどデカい国であるため、インドの全てを見るにはとてもとても時間が足りません。今回は広く浅くのテーマ通り、サクッとデリーの街とタージ・マハルだけ見て回ることにしました。
「インドに行くと価値観が変わる」
「人生が変わる国」
などと言われることがある国インドですが、果たして僕の価値観は変わったのでしょうか。早速レビューしていきたいと思います。
【第一話:世界一周旅行に行くことになった理由】
【前回:香港編】
香港空港を出発時に揉める
前回のnoteでも書きましたが、実は香港から脱出の際に空港でひと悶着がありました。それが実はビザに関する部分だったので、是非皆さんにもご共有したく、一部始終を書き記しておきます。
多分インドに行くなら参考になりますし、海外の空港で揉めた時の対処としても参考になるので、是非ご確認ください。
インドはビザが必要。e-Visaを取得したが……
というのもインドに入国するためにはVISAが必要になります。
これは観光目的の入国であってもVISA取得が必要で、入力フォームもやたらめったら長ったらしく、申請が非常に難しいものになっています。
しかしながら私はe-VISAというオンライン申請を行って承認を受けることに成功しており、既にビザを取得している状況でした。
なのでその承認を受けた際のemailを片手に意気揚々と空港へと向かったのですが……
インドビザは印刷が必要らしい
どうやらインドのビザはオンライン申請をした場合であっても印刷が必要とのことらしく、女性の担当者の方に「印刷をしなければ飛行機には乗れない」と言われました。
「紙で印刷させるとか、何のためのオンライン申請なんだよ……」
と、まるで日本の行政のような対応にうんざりしますが、入国の際に見せる必要があるのは本当みたいです。もしインドに行かれる方は事前に必ず印刷しておきましょう。
IT大国でもある癖になんでこれ紙印刷させるんだろうね本当。オーストラリアとかは電子申請をしたら、パスポートを空港の機械にかざすだけで簡単に認証できたので、是非それを見習ってほしいものです。
印刷をするも、話が二転三転
最初に対応してくれた女性(担当者1)曰く
「このメールを印刷して持ってきて!」
とのことだったので、バカ高い印刷代を払って紙を印刷して空港のカウンターに持っていきました。
すると別の担当の女性(担当者2)が対応してくれたのですが、
「彼(社長)のは問題ないけど、お前(筆者)のはだめ」
と、印刷した紙を突っ返されます。
「????」となる私。
何故なら僕と社長は同じフォーマットのメールを印刷して持っていったので、社長のがOKなら僕のがNGなわけがありません。
なのでその旨を散々伝えたのですが、「No」の一点張り。多分なんですが、この女性(担当者2)もその前の人(担当者1)もインドのビザの要件よくわかってなかったんですよね。本当に適当ですわぁ……。
居なくなる女性担当者とまた変わる言い分
「いやいや担当者1はこれで良いって言ったぞ。しかも内容同じものだぞこれ。もう一回確認しろ」
と担当者2に伝えていると、突然担当者2はバッグを持って休憩に行き、男性担当者3にバトンタッチし始めました。軽いクレーム対応をしている最中なはずなんですが、サクッと居なくなるのは流石外国といった感じ。日本じゃこれありえませんよね。
とは言えその対応に呆れているだけじゃ解決しないので、新しい担当者3に尋ねるしかありません。ちょいとイライラしながらも説明すると
「あ、これ両方だめ」
と、さっきはOKを貰っていた社長の分すらNGが出されました。もう訳がわかりません。
担当者1…メールを印刷すればOK!
担当者2…社長のはOKだけど私のは駄目
担当者3…どっちも駄目
という感じで、言い分が二転三転しています。
そっから20分は揉める
少ない海外経験ではありますが、海外で揉めた時に引いてしまうのはあまり得策ではありません。完全にこっちが悪いor銃を出される可能性があるなら話は別ですが、今回のように相手の言い分がくるっくるだったりこっちが悪くない時は自分の主張を突き通すことがかなり大事です。
じゃないと後回しにされたり、対応してくれなかったりするので、しっかり主張していきましょう。
ここまでの過程で普通に30分ぐらいは時間を取られているので、流石に間違った案内されてインドに入れませんでした!じゃお話になりません。
この男性も「これじゃ無理!こっちが正しいやつだからこれを印刷してきてくれ!」という感じの案内だったので、
最初の女性と2番目の女性が言ってたことが全く食い違ってる
どれが正しいのか教えてくれ
レギュレーション読むから、どこに書いてあるのか教えてくれ
それはインド政府の指示なのか航空会社の指示なのかどっちなのか教えてほしい
間違った指示したのそっちなんだから、次回の印刷代金は無料にしてくれないか
あなたの名前を教えてくれ。印刷の時に言うから。ついでにネームプレート写真取らせて
と言うことを怒涛に質問しました。クソうざい客だったと思いますが、この時は揉めると決めたので20分ぐらいは粘ってたと思います。
何故か担当者3が僕らのe-VISAの書類を印刷してくる
もう振り回されるのはごめんなので、一個一個丁寧に確認していると
「わかったわかった。ちょっと待ってろ」
と言い、担当者3が私達のパスポートを持って謎に何処かに言ってしまいます。
いやどこ行くねんという感じですが、待ってろと言われたので素直になっていると、担当者3が何故か僕らのe-VISAの紙を印刷して持ってきました。
いやお前勝手に僕らの分印刷出来るんかい。という感じですが、空港職員ならまぁ出来てもおかしくはないでしょう。
無事出国へ
「これで大丈夫だ。これをインドで出してくれ」
と言われたので、我々はこの担当者さんを信じることにし、香港を出国しました。ありがとう、眼鏡の担当者3。
ちなみに出国の際には
この画面からprint statusを押して、
が必要とのこと。クソほど分かりづらい上にメールにも添付されてこないというクソ仕様のため、本当に注意してください。
IT大国の癖に書面で印刷させるの、本当に害悪だと思うんですよね。カナダみたいにパスポートに紐づけて自動で判別できるようにすればいいのに。
我々みたいに窓口を一時間近く塞いで揉めることが無いよう、皆さんはサクッとこれらを印刷しておきましょう。
と言うわけで、インド旅行は空港職員と揉めることから始まりました。
一日目:街を探索
インド入国
日本の空港だと全く考えられませんが、インドの空港には普通にマシンガンだかアサルトライフルみたいなものを構えた警備兵がそこら中におります。
治安があんまり良くないことの証左でしょうか。
なんとなくですが、インドは人がギラギラしている印象があります。
目が大きいからなのかよくわかりませんが、目にやたらと生命力を感じます。オブラートに包みましたが、到着時点からなんか怖さを感じます。
ちなみにホテルまでの移動には、Booking.comの空港タクシーを利用しました。空港に到着した瞬間、我々の名前を書いた紙を持って待っててくれて、タクシーなどのボッタクリに遭う心配なくホテルに行けるので、危ないところや夜間は利用するのがオススメです。
やたら道路を歩いてたり、道路の道端で寝てたりする
何故かはよくわかりませんが、インドの空港の付近には道路を歩いていたり、中央分離帯のある場所で寝ているインド人が多数居ます。
彼らは何をしているのでしょう。知っている人がいれば是非コメントください。
ホテルにて就寝
一日目は夜に付いたので、そのまま就寝することに。
インドはあまり治安が良くないので、夜の出歩きは控えたほうが良いそうです。
個人的にも控えたほうが良いと思います。別に何か被害を受けたわけではないですが、夜は歩きたくないなという雰囲気を醸し出している街でした。
二日目:世界遺産タージ・マハルを見学
ガイドと合流し、アゴラへ
基本的に、我々の旅は二日目にガイドを付けて街を案内してもらうことにしています。そのためこの日もガイドさんを携え、世界遺産であるタージ・マハルへと旅立ちます。
空港から近いのがデリーやニューデリーという都市なのですが、タージ・マハルはアゴラという都市にあります。
そしてアゴラはなんとニューデリーから3時間~4時間程かかります。
つまりタージ・マハルはめちゃくちゃ遠いので、計画を立てる際はご注意ください。
道中は"インド"って感じ
皆さんはインドと言われたら何を思い浮かべるでしょうか?
インド映画?カレー?すぐ踊りだす人々でしょうか?
私としては汚くて臭くてボッタクってくる人々の街って感じのイメージだったのですが、まさにTheイメージ通りって感じの街でした。
蝿だらけだし道はゴミだらけだし何か臭うし、観光地に行くと死ぬほど声かけられ続けます。
中々ここまでイメージ通りな都市というのも珍しいというぐらいTheインドです。
あと思ったのが、インドの犬がおしなべて汚いです。綺麗な犬を見たことがありません。
今回の旅行で切に思いましたが、犬の綺麗さは街の綺麗さに比例すると思います。
インドに渡航する際は、なんというか、日本の常識が通用しないので、潔癖な方は本当に注意してください。
タージ・マハルは持ち込み物が厳格なので注意
タージ・マハルは世界遺産であり非常にインドにとっても大事なもののため、持ち込めるものが非常に制限されています。
私はフリスクと虫よけクリームすらガイドさんに取り上げられました。基本的にはスマホと財布ぐらいしか持ち込めないと考えてもらって大丈夫です。
タージ・マハル本陣へ
ガイドさんの車に物を置いたらタージ・マハルに向かいます。
さすが世界遺産なだけあって非常に荘厳な作りとなっています。
インド原産の大理石を使っているらしく、一面白で出来ており非常に綺麗です。ただ、正直一回見たら十分かなーというぐらいの感想しか抱けませんでした。なのであまり記載することがなく、お茶濁しでタージ・マハルの画像を御覧ください。
ちなみにですが、タージ・マハルは殆ど太陽光を遮ることの出来る遮蔽物がありません。また、床も白かったりするので、反射光がとてつもないです。そのため夏に行くとなると非常に暑く眩しいので、少なくともグラサンはかけていくことをオススメします。
昼飯はシンナーの香りと共に
タージ・マハルを見た後は大理石買わない?という営業をくらい、世界一周してるからという理由で断ると、お次は昼食タイムとなりました。
一応大手のツアー会社が用意してくれている食事なので問題はないと思いますが、それでもインドの食事となると構えてしまう私と社長。
戦々恐々としながらレストランに赴くと、一発目に我々を出迎えたのは強烈なシンナー臭でした。
というのもこのように隣が改装されてて、建築途中なので臭いが本当にひどかったんですよね……。食事よりも個人的にはこっちの方が大分きつかったです。
料理は全然普通でした。美味しいのは美味しいですが、手放しで美味い!と言えるほどの味じゃないという感じです。ぶっちゃけ僕が作るカレーの方が数倍美味しいと思います。
そして発熱する私
昼飯を食べ他の遺跡をみてホテルに戻った我々一行。
ホテルのなんか微妙な夕食を食べた後は解散し、各々部屋で寝ていたのですが、どうも若干体調がおかしい。
オーストラリアに居るときもこんな感じになったので、「脱水症状かな?」と思って水をがぶ飲みして眠りに付いたのですが……
朝起きると、まぁ盛大に発熱してました。
多分体感値38℃~39℃はあったと思います。
なんの予兆もなくいきなりの発熱だったのでびっくりしました。日中タージ・マハルを探索してたときとかはむしろ体調が良いぐらいだったはずなのですが……。
原因が全くわからないのですが、インドで一日過ごしたことと相関ぐらいはありそうかなと思っていたりします。
三日目:そのままドバイへ発つ
飛行機へ
三日目はドバイに飛び立つための準備日だったため、フラフラになりながらも空港へ。もし何かしら治療を受けるにしてもドバイの方が良いだろうという社長判断と私もそっちの方がよかったので、なんとかドバイ行きのフライトに乗り込みました。
最悪の体調の状態で、ドバイ編に続きます。
ちなみにですがインドの空港はこれまた大分適当なので、国際線の場合はフライト時間の3時間前までに到着することがオススメされています。
通常の国際線は2時間程ですが、インドにその常識は通用しないのでご注意ください。
総評
また行きたい度
★☆☆☆☆
インドは正直もう一度行きたいとは思わない街でしたね……。汚いし臭いしうるさいしで、もう一回行きたい理由が見当たりません。
強いて言うならガンジス川を今回は見ていないので、ガンジス川は見てみたいですが、この国にもう一回行く勇気がちょっと湧いてこないというのが現状ですね……。
インドに行くと価値観が変わるという話
よく「インドに行くと価値観変わる」とかって言う人が居ます。
日本とは違ってあの国は良くも悪くも自由で、全てが非常に適当な国です。日本的な窮屈なルールに縛られてつらい思いをした経験の有る方が、あの国に行ったら確かにその自由で生命力に溢れた感じに惹かれることがあるかもしれません。
ただ、滞在期間が短かったのと、あんまりそういった現地の方に触れていないというのもあり、私の価値観は微塵も揺らぐことがありませんでした。
むしろあの感じに触れて、日本で培ってきた価値観を大事にしていこうと、強く思わされました。
価値観を参考にするのは良いですが、インドに感化されて価値観変えちゃ駄目だと思います。
かかった費用
大体一泊だと我々は18万円ぐらいなのだとわかってきた今この頃。等々旅の総額が200万円に迫ってきました。
※実際はメモできてないやつあるので、既に超えていると思いますが……。
まとめ
というわけで以上が魔境インド編でした。
ほんの僅かしかこの都市には触れていないのですが、それでも圧倒される何かがある街でした。
僕はこの土地に行くのをオススメしませんし友達に誘われても絶対行きませんが、人によっては本当に感銘を受けて好きになってしまう国らしいです。
感銘受けた!みたいな事を言っているのはTwitterの一部の方々なので信ぴょう性は薄いと僕は思ってますが、もし感銘受けた方は感想を是非こちらにお願いします。
そして次回はこの旅でトップクラスに行きたかった都市、ドバイになります。
そんな都市で丁度熱をだして倒れてしまうのは何とも運がないですが、それでも何とか楽しんできたので、是非次回も御覧ください!
そしてスキとSNS共有も是非お願いします!筆者が涙を出して喜びます!
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【次回:ドバイ編(執筆中)】
【Twitter:@gareimeguri】
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