世界一周17カ国目:イギリス備忘録~北海道よりも北の国~
どうも、しなーです!私は金持ち社長に連れられて世界一周をしている29歳男性です。オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、香港、インド、ドバイ、ケニア、エジプト、ギリシャ、イタリア、モナコ、スペイン、ドイツ、フランスを経て現在はイギリスを旅行しております。
イギリスと言えば大英博物館やウィンザー城、ストーンヘンジなど、世界的に有名な観光地がありますし、「紳士の国」としても有名だったり、ハリーポッターが生まれた国でもあります。
一方で列強時代は紳士とは?というぐらい植民地を各地に作りまくり、各地に戦乱を巻き起こして来た、ニ枚舌外交でも有名な国でもあります。最近ではEUを離脱したり、昔の植民地であったインドにGDPを抜かれてしまったことで話題になりました。
元世界のゲームメーカーであったイギリスですが、どんな国だったのでしょうか。レビューしていきたいと思います。
【第一話:世界一周旅行に行くことになった理由】
【前回:フランス編】
イギリスの正式名称について
我々はイギリス、イギリスと散々言っていますが、イギリスは正確には「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」という名前であり、
イングランド
スコットランド
ウェールズ
北アイルランド
の4つの国が合体した国だったりします。英語だと「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」になります。
ここで注意してもらいたいのが、ここに民族間の対立的なものが根深くあるらしいです。日本人からすれば一括りに「イギリス」ですが、向こうからすると違うようで、安易に「イギリス出身なんでしょ?」みたいな感じで聞くのはやめた方が良いらしいです。
実際に旅行先でイギリス人の方とお話何回かしたんですが、
「スコットランド出身だよ」
「イングランド出身だよ」
みたいに行っている方が確か全員で、UK出身だよ、みたいに言われたことはなかった気がします。
日本人には馴染みが無い感覚ではありますが、覚えておきましよう。
一日目:電車移動でロンドンへ
陸路でも空路でもアクセス可能
イギリスへ行く方法は何個かありますが、今回僕らは電車を使いました。大体2時間程度でパリ→ロンドンに行けます。
空路で行く方法もありますが、フランスからだと電車で行ったほうが楽かもしれません。飛行場よりも全然駅の方が近いので、移動が楽です。
ただ、電車の場合一つ注意があります。
イギリスはEUじゃないので、保安検査があるのが注意
イタリア→フランスや、ドイツ→スペインなどの移動には一切パスポートチェックなどがなく、簡単に移動できるのは前の記事で述べました。
ただ、イギリスに行く際は話が別です。2020年にイギリスはEUを離脱しているので、EU圏の移動には該当しません。よって電車で移動するにしてもパスポートの提示や、手荷物検査などが必要になります。
EU圏内の移動の場合は数分前に電車に乗り込めば問題ありませんが、イギリスに行く際は少なくとも1時間前には駅に着いていないと普通に置いていかれます。これはマジで気をつけてください。
St Pancras International駅に到着
パリの中央駅を出発し、イギリスの中央駅?であるSt Pancras Internationalという駅に到着します。
イギリスでは
St Pancras International(中央駅)
キングス・クロス駅
の2つが隣り合っており、すぐ隣にキングス・クロス駅が存在します。
キングス・クロス駅にはハリーポッターで有名な9と3/4番線があります。魔法使いのみすり抜けられて、魔法使い専用のホームに行けるという場所です。
元々駅に人が居なくは無いんですが、それにしてもやたらここだけ人だかりが出来ているので、人混みを目指して歩いていけばすぐに見つかると思います。
イギリスは8月でもかなり寒い
イギリスの緯度をご存知でしょうか?
「大体北海道と同じ」という認識の方が多いのではないでしょうか。かくいう私もその認識でした。
ただ、実際は北緯50度を超えているらしく、北海道の最北端が北緯45度なので、北海道よりも大分北にイギリスは存在します。
そのため、夏でも非常に寒く、8月だというのに「最高温度24度・最低温度10度」みたいなのがザラでした。
めちゃくちゃ寒いので、かならず長袖は持っていくようにしましょう。
ホテルに行くも、英語がマジでわからない
中央駅から我々のホテルは歩いていける距離にあったので、さくっとチェックインをすることに。
毎回ホテルのフロントは基本的に私が全て対応して、通訳を軽く社長にしていたのですが、ここで問題が発生します。
ネイティブの英語、マジで聞き取れません。
これ英語が全然喋れない人だと不思議に思うらしいですが、英語が第一言語の人たちの話って本当に聞き取れません。
社長も「綺麗な英語なんだから聞き取れるんじゃないの?」と仰ってましたが、逆です。綺麗すぎる(滑らかに矢継ぎ早に喋れる)ので聞き取れないんです。
しかもネイティブ英語圏の奴らってこっちが聞き取れない時、ゆっくり話してあげようみたいな配慮全く無いんですよね。まじ優しくない。
大英博物館
宿泊しているホテルから徒歩10分~15分ぐらいに大英博物館が鎮座していました。
海外から強奪してきた物品が大量に鎮座しており、特にエジプトのロゼッタストーンなどが有名です。
一通り回った感想としては「一時間ぐらいは時間潰せるかな」という感じ。圧倒されるほどの何かがあったり、長時間時間を潰せる程広くも有りませんでした。
※あまり美術には詳しくないタイプの人間なので、美術館で長時間滞在は苦手だったりします。
ちなみにこちら、入館料完全無料でした。
無料の美術館は中々海外だと珍しかったので、これは意外でしたね。
有名観光地は近くに密集してる
大英博物館を巡った後は
などを見て回りました。
ちなみにバッキンガム宮殿は終了時間が早く、18時ころに言ったら外観を遠くからみるしか出来なかったのでご注意ください。
なお、流石に徒歩ですべて回ると結構距離があるので、Loopの自転車などで回るのがオススメです。※イギリスではLoop使えました。
街を見回り、イタリアンをいただく
その後、近くのイタリアンをいただくことに。
イギリスは飯マズの国として知られていると思いますが、ここで食べたイタリアンは普通に美味でした。
イギリス滞在中、「うっわこの国メシマズすぎだろ」と思ったことはなかったので、メシマズ評価は過去のものなのかな?という印象です。ご飯のクオリティに関しては、他に回ったヨーロッパの国々と特段変わらない評価でした。
二日目:ガイドツアーの1日
バスでガイドに参加
二日目はガイドツアーにて有名観光スポットを巡ることに。
今回のツアーは「ビクトリア コーチ ステーション」というバス専用の駅に集合しました。
電車の駅の名前っぽいですが、行き先が20先ぐらいある超絶広いバス用の駅になっています。なので電車を利用した後に歩く必要があります。その点ご注意ください。
また、若干このバス駅は治安が悪いように感じました。日本も長距離バスなどの利用者は若干客層が悪かったりしますが、それと似たような感じですね。ちょっと日本のそれよりも治安悪めに感じましたが。
ウィンザー城見学
ロンドンの中心部より、バスで大体1時間~2時間弱ほどでウィンザー城に到着します。
ロンドンからここまでは結構遠いので、ウィンザー城に行く際には、ツアーなどを利用したほうが良いかもしれません。
ウィンザー城は個人的にそこまで見どころがあるわけではありませんでしたが、ここではかの有名な衛兵交代を見ることができます。
音楽隊が美しい音楽を奏でながら、30分ぐらいかけて衛兵が移動していく様はまさに圧巻です。ウィンザー城に訪れた際には是非御覧ください。
ストーンヘンジ
その次は謎の世界遺産、ストーンヘンジを訪れました。ウィンザー城から30分~1時間ぐらいで到着します。
駐車場はストーンヘンジから数キロ手前にあるため、そこからストーンヘンジに行くには専用のバスを使うか歩いていくかを選択する必要があります。
歩いて行けなくもないですが、かなりの骨が折れる距離になっています。そのため大人しくバスで移動することをおすすめします。
ストーンヘンジは写真でみたことがある姿まんまといった感じでした。太陽の通り道などがかなり正確に計算されているらしく、相当高度な天文学の知識がある人が設計したとかなんとか。
面白いものではありましたが、「こりゃあすごい!人生変わるぜ!」ってほどのインパクトのあるものではないので、あまり期待せず向かうのが吉かなと思います。
ローマ浴場(バース)
意外に面白かったのが道中で訪れたバースという街でした。
イギリスだとここも観光名所の一つで、この街に滞在する人も多いとか。
古代ローマ時代に作られた街らしく、ローマの匂いを色濃く残した街になっています。有り体に言えばイタリアっぽいです。
ここにははるか昔に作られた温泉が当時の姿のまま残っています。
当然入ることはできませんが、当時の姿の温泉を眺めることが可能です。
こっちの温泉は日本みたいに40度超えの熱いお湯ではなく、人肌ぐらいの温度の温泉になっているようです。
ローマ人たちの温泉好きはテルマエ・ロマエで多少知っていましたが、この建物を見るとそれはガチだったんだなぁというのが理解できます。地味にオススメなスポットです。
ハリポタの聖地(レイコック)
連れて行かれた瞬間は全く気がついていなかったのですが、こちらの街、ハリーポッターの聖地らしいです。
ハリーが生まれた家とか、ホグワーツの廊下など、そういった撮影の際に使われたとのことです。
非常に絵本の世界のような綺麗さがある街で、写真が映えること映えること。宿泊も可能らしいので、ハリポタファンの方は必見です。
フィッシュ・アンド・チップスは普通
フィッシュ・アンド・チップスを食しました。
味は正直想定通りという感じでした。
美味しいには美味しいけど、予想は全然超えてきません。
使ってる魚がアジとかならもっと美味しくなるのかもですが、超絶淡白な白身魚を衣つけて揚げてソースを掛けただけなので、そりゃそうだよねというアジで落ち着いてます。
ただ今まで食べたフィッシュ・アンド・チップスの中では一番美味しかったです。タルタルソースをたっぷり付けるのと、レモンをしっかり掛けるのがポイントです。
電車はVISAタッチで通過出来る
ちなみにイギリスの電車はVISAタッチで乗ることができます。
何故かはよくわかりませんが、チケットを買おうとするとやたら高いので、VISAタッチで電車に乗るのをオススメいたします。
三日目:社長の息子とお別れ
社長が息子さんのお見送りへ
この日は社長の息子さんの最終日で、ヒースロー国際空港より羽田へと旅立って行きました。
僕ができなかった部分の通訳とかしてくれていたり、フランスではフランス語の対応をしてくれたりと獅子奮迅の働きをしてくれていて、非常に助かりました。めっちゃ優秀でした、息子さん。
社長が息子さんをお見送りしてくるとのことで、息子さんに挨拶だけして、私は別行動を取ることにしました。
街観光&仕事
暇になった私は街をぷらっと見て回ることにしました。
中華街に行ったり、ロンドンの電気街的な所に行ったり、ゴッホのひまわりを見に行ったりしました。
※ひまわりは無料で見れます。
ちなみにゴッホのひまわりって1枚だけでは無いらしく、数枚この世の中には存在するらしいです。初めて知りました。
夜はパブにてビールを楽しむ
夜は社長と合流し、パブにてビールを楽しみました。
日本のパブも中々活気がすごいですが、本場も凄く、サッカーを見ながらワイのワイのと騒いで盛り上がっていました。
こちらの様子はYoutubeで動画にする予定なので、後日是非御覧ください!
なお、こちらのご飯も普通に美味しかったです。全然普通に美味しく食べれたので、メシマズ国の名は返上しても良いかもしれません。
4日目:ベルギーへ向けて出発
同じくにに3泊するのは僕らの旅にしては大分珍しいことでしたが、その分イギリスは堪能できたかなと思います。
そして次の日にはベルギーに旅立ちました。
ベルギーに旅立ったと言っても、実はベルギーは立ち寄っただけなので宿泊はしていないですし、数時間ぐらいしか滞在しませんでした。
なので次回のベルギー編はサクッとしたレビューになる予定です。
総評
また行きたい度
★★☆☆☆
また行きたい度は★2つといった所です。その理由としては
もうみたい観光地がない
見た観光地が2度見たくなるものではない
物価がバカ高い
滞在したいと思える要素が特段無い
というのがイギリス(ロンドン)の正直な感想です。
距離やコスパを考えるのならば、別の街を選んでしまうかなと思います。
ただ、留学はあり
ただし、留学先としてはありかな?と思いました。
というのも、世界一周で英語を話して対応していたわけですが、やっぱりネイティブの英会話って本当に聞き取れないんですよね。
第二言語が英語の国に留学も良いのですが、第一言語が英語の国に留学したほうが英語力は上がりそうかな、という気がしました。
治安はそんなに悪くなさそう
EUを離脱して治安が~みたいな話を聞いていたのですが、私の体感だと治安の悪さはほぼ感じられませんでした。
観光地付近とか駅付近とか、結構治安良さそうだったので、変な所に入らなければ全然安心して観光出来ると思います。
かかった費用
やはり旅のネックは宿泊費ですね……。
泊まったホテルはそこまでバチコリ良いって感じのホテルでは無かったのですが、2人は3泊、1人は2泊でこの値段でした。
まとめ
以上がイギリスのロンドン編でした。
可もなく不可もなくといった感じの街で、家族とかに行きたいと言われたらちょっと渋るかなぁ……といった感想です。毒舌で恐縮ですが、そこまで楽しいスポットがある感じの街ではありません。
そして次回はベルギー編になります。サクッと短く終わる予定ですが、是非次回も御覧ください!
【次回:ベルギー編(執筆中)】
【リアルタイム更新:@gareimeguri】