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世界一周20カ国目:ペルー備忘録~ああマチュピチュ絶景なりや~

どうも、しなーです!私は金持ち社長に連れられて世界一周をしている29歳男性です。オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、香港、インド、ドバイ、ケニア、エジプト、ギリシャ、イタリア、モナコ、スペイン、ドイツ、フランス、イギリス、ベルギー、オランダを経て現在はペルーを旅行しております。

ペルーと言えば皆様思い浮かべるのはなんでしょう。
恐らく大半の人達はマチュピチュもしくはナスカの地上絵の名前を上げるんじゃないかと思います。

かくいう我々も例に漏れず、世界遺産である「マチュピチュ」を見るためにペルーを訪れました。

ペルーに関してはマチュピチュとナスカの地上絵ぐらいしか知らなかったんですが、首都であるリマでは日本食が盛んだったり、美食の街(国)としても知られていたりするそうです。実は皆様大好きトマトもペルーが発祥なんだとか。

また、元列強であるスペインに征服されていた土地でもあるため、第一言語はスペイン語であり、現在では世界一スペイン語話者が多い国となっています。
※ちなみに南米の西側はスペインの影響で、スペイン語話者が大量に居ます。東はポルトガル語です。

今回はあまり食や文化は楽しめませんでしたが、マチュピチュに特化した旅をしてきたので、マチュピチュ旅行を計画している人は是非御覧ください!

【第一話:世界一周旅行に行くことになった理由
【前回:オランダ編


マチュピチュ訪問時の注意点

世界遺産であるマチュピチュですが、訪問時に注意点が結構あります。

僕らはこれを知らないで行って結構苦戦したので、行く予定がある人はしっかりと、行く予定がない人は話半分に聞いておいてください。

マチュピチュは予約が必須

申し込んだツアー

まず前提として、マチュピチュは訪問時に予約が必須です。

日本の世界遺産で予約が必須ってあんまり聞いたこと無いんですが、海外の世界遺産は予約が必須の所がかなり多いです。

そしてマチュピチュもその一つで、予約をしないと入れません。
※正確には現地でなんとかすれば入れそうではありますが、中々リスキーなのでご注意を。

ガイドを付けないと入場が出来ない

というのも、マチュピチュはかなり観光客が多くなってきてしまったせいで、「ガイドを付けないと入場が出来ない」という制限を設けているのです。

そのためガイドツアーじゃないとマチュピチュは基本見ることが出来ず、ガイドツアーに事前に申し込んでおく必要があるわけです。

そして日本語のガイドツアーだと「締切が一ヶ月前」とかのものが多いです。

僕らはexpedia経由で英語ガイドを申し込んだので2週間前ぐらいに滑り込めましが、もし日本語のガイドが必要!っていう場合は十分お気をつけください。

最寄りはクスコ。リマじゃない

そしてマチュピチュの最寄りはクスコです。
ペルーの玄関口であるリマではないので大変ご注意ください。

かなり離れてる

リマ→クスコまで飛行機で移動しなければならず、クスコは飛行機で2時間ぐらいかかる距離にあります。

間違ってリマ前提で予定組むと死ぬのでご注意ください。

クスコ→マチュピチュも5時間ぐらいかかる

クスコについた!一安心!

……と思いきや、クスコからマチュピチュまでもめっちゃ距離あります。

クスコから駅までバスで一時間ぐらい揺られて、駅から最寄りの駅まで3~4時間ぐらいかかって、そこからマチュピチュまでバスで20~30分程かかります。

マチュピチュはとにかく遠くて一日がかりのツアーになります。

クスコ&マチュピチュはかなり高所なので、高山病に注意

マチュピチュはこんな感じの山にある

また、クスコとマチュピチュはかなり高い所にあります

クスコの標高が3000mぐらい、マチュピチュが2000mぐらいです。
それぞれ富士山と磐梯山ぐらいの高さがあるわけで、普通に高山病の危険があります。

高山病は一度発症しちゃったらもう低所に下るしか解決策が無いらしいので、行く前に発祥してしまったらもうどうしようもありません。

必ず体を高所に慣らす準備をしておいたほうが良いです。

私達は日本から予めダイアモックスという高山病用の薬を買って持っていきました。結果として高山病になることはなかったので、結構効き目があったのかもしれません。

マチュピチュの気温に注意

ちなみに南米は冬でしたが、マチュピチュ遺跡は結構暑くて半袖じゃないと耐えられないレベルでした。

ペルーは標高が高いせいなのか場所場所によって大分環境が違うので、事前に気温をちゃんと調べておきましょうね。

マチュピチュにいる虫は最強なので注意

僕たちは一周中、虫の危険がある所では虫除けを体に塗っていました。

最強の虫除け

ウルトラソンという米軍御用達の最強クラスの虫除けを使っていて、これを使っている間、僕は一回も虫にさされたことがありませんでした。
下手したらプラスチックを溶かしてしまうぐらい強い虫よけで、これはかなり効きます。

が、マチュピチュに居る虫はこれ貫通してきました。

3ヶ月たった今でも痕が残ってるという

しかも手の甲とかいう、今まで一回もさされたことが無いような場所やられたんですよね。

マチュピチュの虫マジ地上最強なんで、行くときは長袖必ず虫除けクリームガッツリ塗っていくことをオススメします。

一日目:オランダ→リマ→クスコの長旅

朝発のフライトで旅立つ

日本からも南米は非常に遠いイメージを持たれていると思いますが、オランダからであっても非常に遠いです。

なんとフライト時間は脅威の12時間半です。
日本→ロサンゼルスよりも長い時間フライトに乗る必要があります。

なので朝10時発の飛行機に乗り込み、オランダを経ちます。さらばアムステルダム。

ちなみにビザは必要なし

ペルーに訪れる際は90日以内の滞在であればビザは必要ありません。
※観光のみ。

東南アジアよりゆるいのは非常にありがたいですね。

https://www.pe.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000332.html

リマ空港にて飛行機乗り換え

ホルヘ・チャベス国際空港

時差もあるため、9:55に出発して15:25にリマに到着します。流石に12時間フライトは中々体に来ました……。
※時差があるので、12時間フライトですが5時間しか時間経ってないように見えます。

しかもこの時丁度イギリスで引いたであろう風邪による体調の悪さが頂点を迎えてまして、死にかけてたんですよね。

ただしこれで終わりではなく、リマからクスコへと更に飛行機移動をする必要があります。

ちなみにリマの空港はホルヘ・チャベス国際空港というのですが、ここら周辺の治安は結構悪いらしいので、トランジットの合間に外に出てみたい!という人は十分気をつけてください。

クスコ到着

フライトスケジュール

フライト時間は1時間25分程です。
8~9月の南米は冬なので、19時には完全にもう真っ暗です。

クスコの空港

クスコはリマに比べれば治安が良いっぽいですが、流石に夜出歩くのはリスクがあるので、到着時間が夜になるのが嫌な人は、前日にリマで一泊しておくのも有りだと思います。

その後はホテルにて就寝

ヒルトン・クスコ

その後はBooking.comの送迎を使ってホテルまで送ってもらいました。
南米の治安は流石に不安だったので、安心できるだろうヒルトンを取らせて貰いました。

実はこの時点で大分熱があったので、社長と即別れて次の日のために就寝しました。
到着が20時くらいだったのですが、多分20時30分には爆睡してましたね。なんでこう、自分が結構行きたいと思っているスポットに限って体調崩すんだろ僕は。

二日目:マチュピチュへ

朝5時にホテルを出発

朝5時のバス

マチュピチュはクスコからもかなり遠いです。
往復6時間ぐらいかかってしまうので、早朝出発→夜に帰宅のツアーが一般的となっていて、僕らのツアーも朝早くからの出発となりました。

この時体調は殆ど回復しておらず、かなり絶不調の中朝5時に出発するという強行軍で、結構しんどかったのを覚えています。

マチュピチュ行くときは体調しっかり整えていきましょうね。そこそこ大変な旅路なので。

駅で電車を待つ

バスで走ること約1時間くらい。
こんな感じの異国感溢れる場所に連れてこられます。
この画像の真正面の所に駅があり、ここから電車に乗ってマチュピチュに向かいます。

寝ているイッヌ。間違って踏んづけて怒られました

この駅は乞食の犬たちが大量におりまして、間違って噛まれないようにご注意ください。
狂犬病のワクチンを打ってない人が狂犬病にかかるとほぼ100%死にます。狂犬病をこの子たちが持っているかはわかりませんが、用心するに越したことはありません。

ここからマチュピチュへ行く

ここら編には朝食を打っている所が大量にあるので、もしご飯を食べれてなくてもここで買うことが可能です。

ただ犬に狙われるのでご注意ください。

皆が朝食を買うのを待っているイッヌ

電車で3.5時間程のロングトリップ

提供された軽食

そしてここからが更に長いです。
電車にてマチュピチュの最寄りまで向かうわけなのですが、なんと乗車時間は3.5時間と非常にロング。

新幹線でいうと東京から青森ぐらいまでは行けてしまう時間です。マチュピチュってマジで遠いんですよね。

一応もてなしみたいなものが道中ある

音楽を奏でたり、民族衣装着た人たちが戦ってみたり

一時間ぐらい電車に揺られていると、
「ショーやるから全員こっちこい!」
と言われて最後尾の車両に呼び出されます。

すると最後尾の車両でどんちゃん騒ぎが始まり、民族衣装を着た人が踊りだしたり、サックスが奏でられたりとショータイムが始まります。

最後尾からの景色

そして最後尾には開けた光景が広がっており、美しい山の中を電車が駆け抜けていく光景を見ることが出来ます。

この光景は絶景で、またもう一度みたいなーと思うぐらいの光景でした。この光景の詳細はYouTube動画にて投稿しようと思っているので、是非そちらを御覧ください!

マチュピチュ村に到着

マチュピチュ村
マチュピチュ村part2

これがマチュピチュ村という、マチュピチュに行くバスを待つ村になっています。

町並みとかは「あー異国だなぁ」という景色なんですが、自然環境の雰囲気が日本の田舎とめっちゃ似てます

川の感じとかまんま日本なので
「さてこの川はマチュピチュ村の川?それとも日本の川?」
ってクイズ出されたらマジでわかんないぐらい雰囲気が一緒です。

マチュピチュ村自体はThe観光地!って感じの雰囲気になっています。

バスで30分かけてマチュピチュ遺跡へ

マチュピチュ村からバスに乗り、いよいよお目当てのマチュピチュ遺跡に移動します。

ここのマチュピチュ村からマチュピチュ遺跡までのバスの所要時間もそこそこ長く、大体30分ぐらいは山道を揺られっぱなしになります。
お手洗いなどは事前に済ませて置きましょう。

ちなみにですが、このバスを待っている最中に「ガイド入りませんか~?」と日本語で営業されることがあります。
僕らはガイドが既に居たので断りましたが、あの人達は果たして本物だったのだろうか……。

マチュピチュ遺跡の入り口

あとはここまで到着すればマチュピチュ遺跡はすぐそこです。


マチュピチュ遺跡は圧巻

テレビで見たことある!
高所恐怖症には結構キツイかも

大分行くのに苦労したマチュピチュですが、実際の景色は中々に圧巻です。時間と金があるのなら、マチュピチュは一回見ておくのをオススメします。

多分ですが、テレビとかで見たり画像で見たりするマチュピチュとは違う印象を受けると思います。

というのも、マチュピチュって思ってたよりも大分斜面に作られてるんですよね。

高低差がマジで激しい

遺跡自体を全部踏破しようとすると、かなり階段を上り下り必要があります。勝手なイメージ、マチュピチュって平面に存在している遺跡だと勘違いしていたので、テレビとかでみる印象と全く違ってかなり面白かったです。

こんな急な斜面にこれだけの遺跡をよくもまぁこしらえたものです。

簡単な山登りもできる

マチュピチュ遺跡から見える所にちょいと高めの山があるんですが、実はそれ登ることが可能です。

登れる山は多分これ。確証はごめん、無い。

多分この山です。これが登れちゃいます。

体調が良くなかったので出来れば激しい運動は控えたかったのですが、好奇心が勝ってしまい、意気揚々と登ってしまいました。

2497.5mあるらしい

山登りとか小学生以来ぐらいにやりましたが、
「肺が爆発するんじゃないか……?大丈夫これ?この登山のせいで高山病発生しない?脚トレしてる時並みにつらいよ……?」
ってなってました。体調不良も相まって死ぬかと思いました、マジで。

運動不足の方は登るの相当にしんどいと思うのでご注意ください。

頂上からの景色

ただてっぺんからの眺めは最高です。

マチュピチュ遺跡を一望できるこの景色は登りきったものにしか味わえない感慨深いものになっているので、行った際は是非。キツイけどね。

マチュピチュ村にてランチ

最初に来たサラダ。メインは撮り忘れたよね

その後はマチュピチュ村でランチを取ることに。
このランチはツアーに含まれているもので、マチュピチュ遺跡を一緒に回った面々と一緒に頂きました。

ツアーを一緒に回った面々
  • やたらと自己主張が強いコロンビアのおばちゃん

  • その腰巾着っぽい同じくコロンビアのおばちゃん

  • 5ヶ国語を喋れるフランス人の令嬢

  • 顎髭と髪の毛のバランスを間違えたポルトガル人ライター

という、中々に濃ゆいメンツでした。

海外旅行に来る人達って得てして変わっている傾向にあるんですが、このメンツは特に濃かったです。よく考えてみれば僕らも

  • FIREを達成した大金持ち

  • その大金持ちに連れられた謎の無職

とかいう意味分からないメンツですからね。人のこと濃ゆいとか行ってられません。

マチュピチュ村を散策

駅の一幕
くっそ寂れた旅館街みたいな雰囲気

ご飯を食べた後は、帰りの電車の時間までマチュピチュ村を探索します。

正直風景を楽しむ意外にはすることがないのですが、東南アジアっぽい要素と日本っぽさがなんか変に混じり合った感じで、なんかおもろい風景をしているのであんまり飽きません。

日本だとありえない光景

ちなみにこんな感じで線路に立ち入れるので、鉄ちゃんは中々興奮する街かもしれません。

そしてホテルへ

観光が一通り終わったら電車からのバス移動で、ホテルへと帰ります。

帰り道も行きと全く同じ時間がかかるので、4時間以上は普通に移動時間でかかります。しかも帰りは夜になるので、道中お気をつけてください。

ちなみに私は体調の悪さがピークを迎えていたので、全力で爆睡しておりました。なので帰りの電車等の記憶が殆どありません笑

三日目:ペルーよりカンクンへ

そして三日目はペルーを脱出し、メキシコへと旅立ちます!

メキシコもメキシコでかなり治安の悪い国ですが、次に僕らが行く場所はカンクンというリゾート地で、治安がかなり良い安全な街となっています。

次回カンクン編、お楽しみにお待ち下さい。

総評

また行きたい度

★☆☆☆☆
また行きたい度は★1つです。
もう一回行きたいとは正直思いませんが、一度は絶対行くことをオススメします。めっちゃ面白かったです。

もう一回行きたくない理由としては

  • ペルーはあまりに遠すぎる

  • マチュピチュに行くまでの道中長すぎ

という2つが全てです。
一回目なら全然行きますが、ニ回目行くためにこの距離を行くのは流石に遠すぎですわ。

マチュピチュは見れてよかった

人生で一度はみたい!と思っていたものの中にマチュピチュは入っていて、世界一周旅行に連れて行っていただけるのであれば本当に行ってみたかった場所だったので、非常に良い経験が出来ました。

マチュピチュを見たことがある日本人なんて、おそらくは英語が話せる日本人よりも数が少ないでしょうからね。めっちゃ希少価値です。

治安は観光地付近では悪くない

治安は想像していたよりも悪くなかったです。
南米と言えばもっと殺伐とした感じを想像していたので、全然治安が良かったです。僕らが行った所は問題ありませんでした。

ただ、流石に観光地を外れた地域を訪れる場合は注意してください。

かかった費用

宿泊代:83,160円
飲食代:8,516円
移動費:321,292円
雑費:107,606円
計:520,574円
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前回までの累計:5,795,880円
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累計:6,316,454円

オランダ→リマ行きの飛行機で約30万円かかっているのと、エクスペディアの予約が10万円かかっているので、そこが非常に重い出費となりました。

ホテルも南米なのでしっかりした所をとったので、二人で8万円程となっています。二度とインドみたいなことをしてたまるものか、という教訓ですね。

ここら辺から長距離移動が多くなってくるので、費用も大分嵩んできます。

まとめ

以上がペルーのマチュピチュ(クスコ)編でした。

また行くにはあまりにもハードルが高すぎる場所でしたが、一度体験できて本当に良かったです。絶対に僕一人だったら行かなかったんじゃ……?という街だったので、この機会をくれた社長に感謝ですね……。

次回はメキシコのカンクン編になります。
大分素晴らしいビーチだったので、そちらのレビューもお楽しみに!

【次回:カンクン(メキシコ)
【リアルタイム更新:@gareimeguri

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