効果的な「あいづち」とは?
相手の話にあいづちをうつ、うなずくということはやって行った方がいいですよ!
とは言ったものの、そのタイミングだったり、回数だったり、難しかったりちょっとわからない部分ってあったりしませんか?
あいづちのタイミングが間違っていれば…
「この人、ホントに話聞いてるのかな?」となってしまいますし
うなずく回数が多ければ…
「もしかして、話、聞き流されてる?」なんて思われることにもなりかねません。
今回は、そんなあいづちについて、良くわかる実験データもありますので、それに基づいて、効果的なあいづちとはどんなものなのかをみていきましょう!
あいづちに関する実験
あいづちに関しては、このような実験とその結果があります。
《実験》
被験者にある文章を読ませ、 『、』 『。』 が出てくるところで聞き役にあいづちを入れてもらう実験を行った。その後、話し手に聞き手を評価させた。
《結果》あいづちのパターンによって、次のような評価が得られた。
※Point…話の『区切りがいい部分』 だけでうなずく場合と『区切りがあまりよくない部分』だけでうなずく場合を比較。
【どこでうなずくか】
もちろん 『区切りはいい部分』 でうなずくほうが高評価。
ちゃんと話がひと段落したところでうなずきを入れるのが一番良い
【どれだけうなずくか】
句読点の12%、40%、80%とうなずきの頻度を変えて比較。
40%が最高評価で、80%は最低評価だった。
ただし、頻度は12%でも 『区切りのいい部分』 でうなずくと40%のうなずきと同じ最高評価を得られた。
結局、どんなあいづちが一番いいのか?
これらの結果から言えることは、あいづちは回数ではなくタイミングということです。
ただ闇雲にあいづちを打てばいいわけではないですし、タイミングさえ合っていれば、あいづちは多少、少なくても良いと良いというわけです。
しかしながら、ある程度相手の話を聞いておかないと、タイミングはもちろんぐちゃぐちゃになるので、理解するのは別として、ある程度はちゃんと聞いてあげるようにしましょうね。
さらに、相手の満足感を高めるには、話の区切りを意識するのはもちろん、相手の顔や動きをよく見て、こちらに顔を向ける、体を預ける、視線を向けるなど、動きに変化があったときにあいづちを打つのがポイントとなります。
上手にあいづちをして、相手に気に入られるよう、上手な聞き上手を目指しましょう!
〜まとめ〜
・どんなあいづちが良いかは、実験もされている
・あいづちは回数ではなく、タイミングが重要
・さらに相手の動きを捉えたり、あいづち以外のアクションも織り交ぜると効果的