『ど』を使って会話を広げる
会話が盛り上がるポイントは、みなさんどのようなところで感じますか?
だいたいの人が盛り上がったと感じるものとしては、「気持ちよく話せる」というものがあります。
「今日は楽しく話せた、盛り上がった!」と相手に感じてもらう、という点で言えば、その人に気持ちよく話をしてもらう、そしてそれにこちらが反応してあげるということが必要です。
今回は、そんな会話を盛り上げるためのきっかけや、方法について、解説をしていきたいと思います。
「ど」で始まる「開いた質問」
相手に話が盛り上がったと思ってもらうには、前述の通り、相手にどんどん話してもらう必要があるわけですが、何もアクションがなければ、お互いにらめっこになってしまいます。
こちらから、話を広げるきっかけを作ってあげて、そこから話を広げ、それを聞いてあげるという流れが大事になってきます。
そのきっかけの部分にあたるのが、まず「質問」です。
この「質問」も、ただただ質問すれば良いというわけではありません。
イエス・ノーでは答えられない、「開いた質問」をしていくのがポイントです。
「開いた質問」と言っても、人によっては様々あるかもしれませんが、基本は「5W1H」を使っていくのはやりやすいと思います。
【5W1H】 は、英語で言う疑問詞からきたもので、聞いたことある方は多いのではないでしょうか?
「何を(what)」「いつ(when)」「どこ で(where)」「だれが(who)」「どうして・なぜ(why)」「どのように(how)」 の6つの要素を指すものです。【5W1H】 に関する質問のことなので、相手に質問をする内容で、これらを絡めていけば、相手の質問に対する回答はすぐに終わるものではなくなるので、相手に積極的に話させることができるようになります。
これらを使う注意点としては、「どうして(why)・なぜ (how)」だけは、基本的に使わないほうが無難です。
他のものよりも話させることはできますが、場合によっては、相手が不快に感じる部分に踏み込んでしまったり、突っ込んだ会話になってしまうこともあるので、無難さを考慮するのであれば、避けるようにしていきましょう。
逆に言えば、このような「どうして(why)・なぜ (how)」かなり仲良くなってから使ってみるのがいいかもしれませんね。
「同調」で心地良くさせ、会話を広げる
次に必要なポイントは「同調」です。
相手の言葉に共感 のあいづちを打ったり、共通点を示したりする「同調」 をすることで親近感が深まり、相手も話しやすくなります。
さらに、話をまとめる、プラスの言葉を加えるなど、あいづちのバリュエーションを増やせば、心地よい会話のリズムが生まれます。
自分が話したことに対して、反応が良かったりすると、気分も良くなりますし、もっと話そうと思ったり、最終的には聞いてくれている相手に対して、好感を持ちやすくなりますので、この「質問」と「同調」はしっかり使えるようにしていきましょう!
ときには「知らないふり」も効果的
会話の中には、自分が聞いたことある内容も出てくるでしょう。
そんな、相手が話す内容を知っている場合、 「それ知ってる!」 と言いたくな
るかもしれませんが、そこはグッと我慢することも大事です。
知ってるアピールをしてグイグイ行くと、相手の気分を損ねる場合もあります。聞き上手になるには、知らないふりをする気遣いも必要です。
〜まとめ〜
・イエス・ノーで終わらない「開けた質問」で相手に話をさせよう
・相手の話には、様々な相槌をして「同調」してあげよう
・たまには知らないふりをして、聞きに徹するのも大事です