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【ミニマリズム】物を減らす理由は「怖いから」

こんにちは。信(しん)と申します。

大学生のころに、物を管理することのストレスを強く感じてから、今まで物を減らし続けてきました。

ミニマリストという言葉が広く浸透してきたなか、自分がなぜ物を減らしているのか、改めて考えてみました。


一言で言ってしまうと、「怖いから」だと思います。


子どものころ、親戚の家でボヤ(小さな火災)がありました。
火が消し止められたあと、火災があった部屋の片付けを手伝いに行ったのですが、部屋の中にあった食器や本などは、煤(スス)と消火時の水で汚れてしまっていて、とても再利用できる物はありませんでした。

近年では、火災だけでなく、大雨による浸水や地震による倒壊などのニュースがよく目につくようになりました。
「いつ自分も被害にあって、大事にしていた物を失ってしまうかわからない」という恐怖を常に感じています。

ただし、私は「物を失うこと」自体ではなく、「ある日突然災害に見舞われたとき、大事な物を失ってしまったかわからない」状態に、より恐怖を感じているのです。

多少値段が高いものでも、お店で売られている以上、買い直すことができます。
パソコンの中のデータも、クラウド上でバックアップを取っていれば、別の端末で復元することができるでしょう。
家族や友達からもらった思い出の品も、写真を撮っていれば振り返ることができるかもしれません。

でも、「何を失ったかわからない」場合は、その不安がずっと付きまといます。
「もしかしたらその中に大事なものがあったかもしれない……」
「もしかしたらその中に貴重なものが残っていたかもしれない……」

そういった後悔をしないため、物を減らしているんだと思います。
失って本当に後悔する物なんて持っていないはずなのに。

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