カメラを買ったのは
大学1年生の時にカメラを買った
空を見るのが好きだったから
写真家が撮るような、美しい景色を自分も撮ってみたい撮ってみたいと思ったから
ワクワクしながら電機屋でいろんなオススメの中からNikonのミラーレス一眼カメラを買った
はやくカメラを使いたくて1人で動物園に行ったり、近くの山の上から景色を撮ったりしていた
だけど、だんだんと興味は薄れていき、あまり使わなくなってしまった
もう撮らないだろうな、と思っていた
でも、コロナを超えて、何年かたった今、カメラを持って出かけることが増えた
友達とのちょっとした遊びに持っていく
「こっちを向いて」と声をかける
くしゃっと笑う、すげえいい笑顔の友達が俺の手の中におさまる
ああ、これが本当に撮りたかったものだったんだと気づいた
空を見るのが嫌いになったわけじゃない
多分、あの頃と違うのは、自分の周りなんだ
大切な人が増えた
大切な人と大切にしたいと思う時間が増えた
それだけだ
その時間を忘れたくない
だから残したい
本当にそれだけ
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