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【お城巡り】彦根城

2015年2月 彦根城

 彦根城は、琵琶湖の湖畔、滋賀県に残る江戸時代のお城です。
 江戸幕府の大老を務めた名門、井伊家の居城で、国宝・現存天守の城として有名です。
 JR彦根駅から美しい長塀を眺めながら彦根城へはいると、ひこにゃん が出迎えてくれます。

美しい長塀
ひこにゃん
ひこにゃんが歓迎してくれます。


舟から観光

 個人的に一推しは、船からの観光です。
 彦根城の堀の水は、琵琶湖から直結していて、水運としても利用されていたそうです。
 現在でも、観光用に屋形舟が運航されていましたので、試しに乗ってみました。
 船に乗ってのんびりと堀を進み、石垣や土塁を間近に体感できます。水面近くから眺めるお城は、普段の観光ルートとは視界が全く異なり、とても新鮮です。

舟からの眺め
のんびりと屋形船から
船内から
橋の下をくぐるアトラクション


現存天守・井伊家

 国宝かつ現存の天守は、全国で5ヶ所しかありません。日本の貴重な宝です。
・松本城(長野県)
・犬山城(愛知県)
・彦根城(滋賀県)
・姫路城(兵庫県)
・松江城(島根県)

現存天守

 彦根は、琵琶湖湖畔の狭い平地に大津から近江、佐和山(彦根)、安土そして関ヶ原へと続くルートの中間付近に位置し、戦国時代後期の軍事要衝の地です。
 関ヶ原の後、徳川家康は石田三成の居城"佐和山城"に井伊直政を配し、2代目直継が今の彦根城を築城します。
 井伊家の初代直政は、徳川四天王と呼ばれ、家康の腹心として数々の戦で活躍します。
 また、15代直弼は、徳川幕府の大老として幕政を司り、安政の大獄桜田門外ノ変で有名です。
 つまり、井伊家は徳川幕府の重要な大名家、譜代大名ということです。

 ちなみに、江戸時代の大名は3区分。
・親藩 徳川家の親族(御三家)
・譜代 関ヶ原以前からの家臣
・外様 関ヶ原以降の家臣

天秤櫓

 彦根城の観光で、天秤櫓は外せません。城攻めの兵士が天守へ進むには、廊下橋を渡って天秤櫓の門を通過する構造となっています。防衛のためには、橋を落とすと言われています。そうすると、この石垣を登るか?まあ無理でしょうね。
 この三次元トラップは、機能性を突き詰めた結果、造形も美しくなったパターンと捉えてきます。私の気に入りです。

天秤櫓につながる廊下橋
廊下橋
天秤櫓



玄宮園

 彦根城のすぐ隣にある回遊式庭園です。この日本庭園から眺める彦根城天守が最高に美しいと、ガイドさんに薦められて訪れました。
 残雪も相まって、なかなか美しいものを見させてもらいました。先人達の美意識と、それを実現してしまう力に感動しました。たいしたものです。

玄宮園と彦根城

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