ジャパンカップ予想

第42回 ジャパンカップ 

11月27日 東京12R GⅠ  芝2400㍍ (左)18頭 予報:晴れ


  1. コース形態と展望

  2. データ要素

  3. 展開予想

  4. 予想



1.コース形態と展望


 スタート地点はホームストレッチの半ば。スタンド前を通過しながら先行争いが繰り広げられる。1コーナーまでの距離は約350メートル(Aコース使用時)。バックストレッチの中盤に上り坂があり、ここでペースが緩んで馬群が固まることが多い。3コーナーにかけては緩やかな下り。直線に入るとすぐ160メートルで2メートル上るタフな坂が待ち構える。上り切ってから残り300メートルはほぼ平坦。最後の直線(525.9メートル)では、前半の坂でスタミナを振り絞ってから、平坦な後半部分でキレ味を競う。距離のロスを避けるためには内めを動ける器用さも必要で、競走馬として多様な能力が要求される。

 さて展望になりますが、今年のジャパンカップは外国から4頭参戦してきます。近年のジャパンカップは外国馬の出走が少なく寂しかったですが、今回は多数参戦のため外国馬の取捨選択が馬券を当てるカギに。JRAは外国馬用に設備も整えて、来年のジャパンカップと有馬記念の賞金を5億円に上げた。ここまでしているのにはもっと外国から有力馬を呼んで日本競馬を盛り上げ、レベルをアップさせたいはず。その傾向であろうか?内枠有利なレースで内枠に固まった外国馬と外国人騎手。ポジションを譲らない外国人ジョッキーが内枠にこぞって入り、いかにもと感じ。ここで外国馬が結果を出さないと今後ますます外国馬の参戦が無くなる可能性が。
 「新しい外国馬用の設備」「外国馬多数出走」「内枠」材料はそろった。


新時代の幕開けをこの目に、いざ外国馬・外国人攻めへ


 

「ヴェルトライゼンデ」
上りスピード 62.2㎞ 

 レーン騎手騎乗のヴェルトライゼンデ。一昨年の東京優駿で3着に入った馬。コース適正に申し分はありません。前走のオールカマーでは最後の坂で失速。3角~4角の手ごたえは良かったものの、外を回した馬は馬券外に飛んでいたことを考えると仕方ないのか。前々走の鳴門記念では鞍上に今回と同じレーン騎手を背に最後の直線抜け出しての完勝。後にエリザベス女王杯を制すジェラルディーナに勝っています。左周りでは(1-1-1-0)で馬券外を外しておらず、鞍上がレーン戻った今回は怖い存在。ただ、少し人気しているのでもう少し人気が無くなれば…

「グランドグローリー」
上りスピード 63.1㎞

 昨年に続きの参戦。昨年は5着の大健闘も…今年で繁殖入りすることを考えると、そこまで無理にレースをしないはずで、外国から参戦の馬は、2年目は着順を落としている傾向にあるので、今回は買わない。外国馬の中では最有力候補。
 

「ヴェラアズール」
上りスピード 65.9㎞

 芝に路線変更した今年の3月から芝を5戦して全てで上り最速。前走の京都大賞典では最後の直線ものすごい脚を繰り出しての勝利。前々走のジューンSでは1000m63秒のスローの展開の中、突き抜けての勝利。進路さえ空けば末脚を炸裂させる豪脚の持ち主。父エイシンフラッシュの距離適性があまり長くなく、産駒も2000mぐらいまでがベスト。ジャパンカップに4度挑戦した父は一度も掲示板なし。この馬自身は2400mの京都大賞典も制していますのでこなせいなことはないが…


「デアリングタクト」
上りスピード 65.2㎞

 一昨年はアーモンドアイ、昨年はコントレイル、今年はデアリングタクト?となれば大きなドラマ。そうなることを願いたい。前走のエリザベス女王杯から中1週。怪我明けを考えるとハードスケジュール。元々はジャパンカップには状態を見ながらと陣営は言っていましたが、本気で勝ちに来るなら直行していたはず。ここでは見逃したいとこではありますが、東京2400mは2度走って(1-0-1-0)と得意。怪我をしてからはあまり強いイメージはないが、無敗の三冠馬の意地を見たい。の期待を込めて馬券には入れようかな…


「ハーツイストワール」
上りスピード 64.4

 前回のアルゼンチン共和国杯では直線不利を受けるも2着の検討。東京競馬場は得意コースですし、東京2400mでは(3-1-0-1)と好成績。中団で脚を溜めてどこまで伸びてくるか。人気もないので穴馬候補。


「ダノンベルーガ」
上りスピード 62.9㎞

 過去のレースぶりを見ると強いのは確か。なぜいつも馬場の悪いところを選択するのか。それに今回は間隔を詰めての一戦。そこがいい薬なればいいのだがせめて、2か月ぐらい明けてゆったりとしてほしかった。前走の天皇賞秋では、パンサラッサが大逃げをして最後追い込んで3着。パンサラッサを差していたら今回も期待を持てたが…どうもあと一歩足りない印象。今回も無難に掲示板には乗ると思いますが勝ち切るとまでは。


「シャフリヤール」
上りスピード 64.6㎞

 今回のメンバーでは実績もコース適正も1番と考えるところ。人気も現時点で4.0倍は付いていますし、この馬から狙ってもいいかなと。昨年のジャパンカップでは好位追走から3着確保で、今年もそのような展開になる予想。前走は5着に負けたものの、ジャパンカップが陣営の狙い。鞍上も引続きCデムーロ。エフフォーリアに勝った東京優駿のレースタイムも良く、ここで挽回し有馬記念に向かいたい。



2.データ予想



枠別


1枠【4-3-1-9】
2枠【2-0-3-14】
3枠【1-1-2-16】
4枠【1-2-0-17】
5枠【0-2-0-18】
6枠【0-1-0-19】
7枠【1-0-3-19】
8枠【1-1-1-24】

全10勝中8勝が馬番一桁
内枠有利


人気別


1人気【5-1-2-2】
2人気【0-2-4-4】
3人気【2-2-1-5】
4人気【2-1-0-7】
5人気【1-2-0-7】
7~人気【0-2-1-103】


ローテーション別


・天皇賞秋     【6-2-7-38】
・秋華賞      【2-1-1-3】
・京都大賞典    【2-1ー0-18】

このローテーションから勝ち馬が輩出


血統別

・サンデーサイレンス系 7勝
・キングカメハメハ系 2勝
・ロベルト系 1勝


年齢別


・3歳 【2-4-2-13】
・4歳 【5-3-3-36】
・5歳 【3-3ー4-40】
・6歳 【0-0-0-27】
・7歳~ 【0ー0-1-20】

高好走率データ


前走1着の社台ノーザン系クラブ馬 【3-2-0-1】

該当馬
ヴェラアズール


ノーザンファーム産の3~5歳馬は10年連続で馬券内

該当馬
ヴェルトライゼンデ・シャフリヤール・ダノンベルーガ

低好走率データ


G1未勝利かつ6歳以上 【0-0-0-26】

該当馬
ハーツイストワール・ボッケリーニなど



3.展開予想


ユニコーンライオンが逃げて、前半は61秒弱で流れる予想。先団にシムカミル・テーオーロイヤルが続き、デアリングタクトやシャフリヤールは中団で様子を見る。ダノンベルーガの川田Jはシャフリヤールを道中マークしいつでも反応できるシャフリヤールの外目かすぐ後ろを追走。ヴェラアズールやユーバーレーベンは後方待機。
最後の直線は、入口付近まではユニコーンライオンが粘るが早めに、ハーツイストワールやテーオーロイヤルが捉えにかかり、その外にシャフリヤールが付けていく。ダノンベルーガはシャフリヤールの出方を見て追い出しを待つ形で、後方待機のユーバーレーベンがその外から追い込んでくる。ヴェラアズールだが、内枠で出たなりに競馬をし、最後の直線は外を通りたいがロスもあり、進路が無くなると間に合わないため内をついて伸びてくるかも。


武豊が言っていました。
18頭立てのレースではどんなに強くても、追い込みは届かないと。



4.予想

◎3枠6番 ヴェラアズール
 コース実績・上り・騎手すべてにおいて高いレベル。G1でどこまで力が足りているか見てみたい。前走から見てもいけるはず。枠も内。外国人。いざ初のG1制覇へ。

相手は内枠の外国人騎手と外国馬


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