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登壇者・参加者の視点で得た発見と気づき~pmconf2024 Day1&Day2 参加レポート

はじめに

はじめまして。フリーのプロダクトマネージャーの荒木です。
この度、2024年12月5日に開催されたpmconf 2024 Day1にて登壇者として、Day2は参加者として参加させていただきました!

pmconfは、プロダクトマネジメントに携わる人たちが共に学び、切磋琢磨する場として2016年から続く、国内最大級のプロダクトマネージャー向けカンファレンスです。

今回、初参加かつ初登壇という形で関わらせていただき、多くの学びを得ることができました。その経験を共有させていただければと思います!

Day1レポート

緊張の朝(準備から本番まで)

当日は朝早くからオフィスに入り、発表の準備を始めました。

オンライン登壇は初めての経験で、正直なところかなり緊張していました。普段の会議とは異なり、大勢の方々に向けて話すということで、環境設定には特に気を使いました。

個室を確保し、マイクの音量調整、照明の確認、背景の整理など、細かな準備に思いのほか時間がかかりました。特に音声品質については何度もテストを重ね、ネットワークの安定性も確認しました。

予想以上に難しかったオンライン登壇

私の発表は昼のセッションでしたが、実際に始まってみると、想像以上に独特の難しさがありました。

最も印象的だったのは、視聴者の皆様の反応が全く見えないという点です。

通常の対面発表であれば、参加者の表情や反応を見ながら、説明の速度や詳細度を調整できます。しかし、オンラインではそれが全くできません。

個室でPC画面に向かって20分間話し続けるという経験は、想像以上に特殊なものでした。
時々言葉に詰まることもあり、恥ずかしい思いもしましたが、これも貴重な学びだったと思います。

プレゼンテーションの経験は数多くありましたが、オンラインでの長時間の発表は全く異なるスキルセットが必要だと実感しました。

運営チームの素晴らしいサポート

ここであえて書いておきたいのは、運営チームの方々の素晴らしいサポートです。(視聴者視点だと少し気づきづらいのであえて共有します。あえ共はfreeeの文化)

オンラインでのイベント運営は、様々なトラブルのリスクを抱えています。ネットワークの問題や、配信のトラブルなど、予期せぬ事態はいつでも起こり得ます。(実際に、別のセッションの途中で配信サービス側が落ちるという予期せぬトラブルがありました)

しかし、運営チームの方々は、そういった問題を全く感じさせないほど、スムーズな進行をサポートしてくださいました。

セッション前の確認から、本番中のタイムキーピング、質疑応答のファシリテーションまで、すごい手厚いフォローでした!

特に印象的だったのは、セッション前後での細やかなコミュニケーションです。励ましの言葉をかけていただいたり、具体的なアドバイスをいただいたりと、初めての登壇者への配慮が随所に感じられました!

セッション後の安堵感と新しい発見

セッションが終わった後は、大きな達成感と共に、心からの安堵感がありました。

その後は、他の登壇者のセッションを視聴しながら、ディスコードでの交流にも参加することができました。
緊張から解放されて初めて、カンファレンスの参加者としての楽しさも味わうことができたように思います。

オンラインでの開催には、実は多くの利点があることにも気づかされました。
地理的な制約なく多くの方が参加できること、チャットを通じた即時のフィードバックが可能なこと、そして後で振り返りができることなど、対面では得られない価値があることにも気づけました!

Day1のまとめ

pmconf 2024での初登壇は、私にとって大きな挑戦でした。

準備段階での緊張、本番での独特の難しさ、そして終了後の安堵感。それぞれの段階で、予想もしていなかった学びがありました。

特に、オンラインでの発表という新しい形式での登壇は、従来のプレゼンテーションスキルとは異なる視点や技術の必要性を教えてくれました。

この経験は、今後のプロダクトマネジメント業務や、さらなる登壇機会に必ず活きてくると確信しています。

Day2レポート

2日目は、羽田空港近くのエアポートガーデンで開催されました。

Day1では登壇者として参加した私ですが、Day2は一般参加者として、新鮮な気持ちでイベントに参加させていただきました。

久しぶりの出張に、心がウキウキしながら会場に向かった朝のことを、今でも鮮明に覚えています。

朝一番の衝撃:想像以上の会場の広さ

会場に到着して最初に感じたのは、その規模の大きさでした。

会場は想像以上に広く、プロダクトマネジメントという専門性の高い分野でこれほどの規模のカンファレンスが開催されることに、深い感銘を受けました。

当初は人気のロードマップセッションに参加しようと考えていたのですが、受付開始からわずか10分で満席となってしまい、参加を断念。すごく参加したかった、、、

しかし、これがかえって良い方向に転がることになります。OSTセッションに全力で参加することを決めたのですが、これが予想以上の学びと交流をもたらすことになりました。

パネルディスカッション

カンファレンスの開始を飾ったのは、Zen&Company CEOの宮田さんとFoundXの馬田さんによるパネルディスカッションでした。

「プロダクトマネージャーと仮説/戦略」というテーマで展開された議論は、非常に示唆に富むものでした。

特に印象的だったのは、ロードマップに関する指摘です。

従来のロードマップの立て方が時代に合わなくなってきているという指摘は、まさに目から鱗でした。
コロナ前後でビジネス環境が大きく変化し、AIの発展も加速する中で、私たちのロードマップの考え方も進化させる必要があるというメッセージは、強く心に響きました。

また、海外の事例を豊富に交えた話は、普段の業務では得られない新鮮な視点を提供してくれました。特に、組織設計や教育に関する示唆は、今後の実務に直接活かせる貴重な学びとなりました。

充実したOSTセッション

OSTセッションは、私にとって初めての経験でした。参加者が自由にテーマを提案し、興味のあるディスカッションに参加できるという形式は、最初は戸惑いもありましたが、結果的に非常に有意義な時間となりました。

私が参加したセッションは、「PMのやらないことを決める」「マルチプロダクトでのシナジーを生み出す」「AIを用いた業務効率化と価値の最大化」の3つでした。

特にAIのセッションでは、スタートアップや若い企業のAI活用の積極性に驚かされました。PRTの作成やABテスト分析、統計判定、リサーチなど、あらゆる場面でAIを活用している事例を聞き、自分のAI活用レベルをもっと高める必要性を強く感じました。

マルチプロダクトのシナジーに関するセッションでは、多くのPMが同じような課題に直面していることを知り、不思議な安心感を覚えました。同時に、それぞれの組織での解決アプローチを聞くことができ、実践的なヒントをたくさん得ることができました。

懇親会:想像以上の出会いの場

カンファレンスの締めくくりとなった懇親会は、予想以上の規模と内容でした。
豪華な料理とお酒、スイーツが用意され、昼食を取る時間がなかった私にとっては、まさに天国のような時間でした。

しかし、それ以上に価値があったのは、様々な立場の方々との交流です。登壇者の方々はもちろん、スポンサー企業の方々、そして同じ参加者として来られた方々と、プロダクトマネジメントについて深い議論を交わすことができました。

感想:得られた気づきと今後への期待

Day2への参加も、私にとって大きな気づきの場となりました。

特に印象的だったのは、プロダクトマネジメントという職種の多様性です。

同じPMでも、会社によって求められる役割や直面する課題が異なり、それぞれが独自の方法で問題解決に取り組んでいる現状を知ることができました。

また、このイベントを通じて、定期的なイベント参加の重要性も実感しました。半年に一度、あるいは四半期に一度でも、このような場で他社のPMと交流し、新しい知見を得ることは、自身の成長にとって非常に重要だと感じました。

今回のイベントで得た学びや人とのつながりを大切にしながら、今後は自分からも積極的に情報を発信し、PM業界全体の発展に貢献していきたいと考えています。また、機会があれば次回も必ず参加したいと思います。

最後になりましたが、セッションに参加してくださった皆様、準備段階でサポートしてくださった方々、そして素晴らしい運営をしてくださったpmconfのスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。

この貴重な経験を糧に、より良いプロダクトマネジメントの実現に向けて、さらなる挑戦を続けていきたいと思います。

余談

もしよければ下記が、私の登壇資料とSNSなのでフォローなどしていただけると幸いです。

https://www.linkedin.com/in/%E6%85%8E%E5%B9%B3-%E8%8D%92%E6%9C%A8-601a6532b/



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荒木慎平(しんちゃん) | Growth PM / UXライター
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