【利用厳禁】クリック率を無理やり良くするダークパターン&正しいUXライティング
ダークパターンという言葉は知っていますか⁉️
ユーザーに望まない選択をさせるようデザイン・設計されたサービス(UI)を指します。
例えば「楽天」の希望していないのに、無理やり登録されるメールマガジンなどが代表的です。
実はダークパターンは、短期的にメリットがあっても長期的にはデメリットしかないことがわかっています💦
そもそもユーザーを苛立たせたり、侮辱したり、望まない行動へ誘導するよう書かれた言葉は、ユーザー体験を損なうものであり、やってはいけないことです。
ユーザーを不当に誘導してはいけません❌
そのようなこともあってか、ユーザーに不利益なサイトは世界中で規制されようとしています。
しかし、日経新聞の調査によると国内で約6割のサイトで見つかったとされています。意図的にやっているところもありますが、わからず・知らずにやっているサイトも多くあります💦
なので、早い段階で正しいUXライティングを学んで対応することで、他のサイトより大きな効果を生むことが期待できます。
本記事では、ダークパターンの代表例と良いUXライティングをまとめました。
参考になれば嬉しいです!☺️
ユーザーを巧みに誘導する UI (=ダークパターン)は、長期的にデメリットがたくさん
その言葉やシステムを使って不快な感情をいただく場合は、ダークパターンと考えて良いです❗️
長期的にはデメリットがたくさん
<メリット>
✅短期的な売り上げ(コンバージョン)
<デメリット>
❌売れるプロダクトが売れなくなる
❌騙されたユーザーは返品を求める、配送料や払い戻し費用が発生する
❌ユーザーからクレームが入り、サポート対応の時間が奪われる
❌不満に関する口コミが拡散する
❌平均9~10人にその事実について話す。13%は20人以上に話をする
❌不満を持った顧客の96%は、あなたに対して何も言わずに去る
❌サイト利用に関するクレームが1件起きると、その背後には平均24件の問題が発生している
デメリットだらけですね・・・😨
提供側が短期的・近視眼的な利益を求めすぎると、ダークパターンのようなものに手を染めやすくなります。
しかしユーザー側ではなく、提供側の都合が極度に優先されていることがあからさまです。
ユーザーは不利益を被るので、良い UX/UIデザインの真逆をいくことになります。
なので中長期的には損益につながります。
例えば、楽天は話題になった当初は成長していましたが、長期視点で見るとズルズルと株価が下がっています😩
やはりダークパターンには決して手を出してはいけないのです🙅♂️
ダークパターンを学ぶことで、良いUXライティングができるようになります
良いUX/UI を目指すのであれば、ダークパターンを反面教師として、そのような要素がなるべく入らないように考える必要があります‼️
「既存の有名なダークパターン」や「新たなダークパターン」に対して、ユーザーに無用の不利益を強いていないか、をよくチェックせねばなりません。
「知らなかった!」では済まされません❌
なので、まずは既存の有名なダークパターンを知りましょう。
あわせて有名な良いUXライティングも紹介するので、そちらも学びましょう!
ダークパターンの有名事例を知って、悪いUXを知ろう
大きく分けると以下の3つです。
①勘違いさせる・騙す・混乱させる
②強制的な誘導
③情報が不十分・後出し
① 自動的にチェックがつくメルマガ
先ほど紹介した楽天が有名ですが、自動的に不要なメルマガは最悪です。
そもそも特定電子メール法と特定商取引法によって、現在、メール配信はオプトイン方式のみと定められています。
許諾なく一斉にオプトアウト・メールを送ることは、法律で禁止されているのです🙅♂️
ただし、取引関係者に送信する場合や、名刺などの書面でメールアドレスを通知している場合は、同意なしに送信ができます。また、チェックボックスを用意してユーザーに一応伝えていれば規制から逃げることができます🧐
ただ、ユーザー視点だと迷惑でしかありません💦
なので「オプトイン」の仕組み・その旨を伝えるライティングをしましょう!
① 解約するのが大変
登録はオンラインで簡単に完了できます😄
しかし、savagex.comの自動更新を止める方法は、カスタマーサポートに電話するしかありません。しかも、更新を止めないと約6000円も毎月請求されます😱
これはかなりひどい例です。
U-NEXTは登録の画面で「キャンセル(解約)」できることを伝えています。
また、キャンセルもネットで3ステップで完了することができます。
このように簡単に辞められるサービスの方が長期的に安心して利用できるので、ユーザーの満足度は高くなります❗️
② サービス継続をほぼ強制する
サービス継続の強制は、ダークパターンで一番ありがちなものです。
誰でも少なくとも1回はこの罠に引っかかったことがあるのではないでしょうか😨
無料トライアルの代わりに、クレジットカード情報の入力画面が出てくるようなパターンです。
クレジットカード情報を見た瞬間にやめてしまうユーザーは多いので、やはり得策ではありません。
Netflixなどの成果を上げている会社は、無料体験が終わる前にメールが届くようになっています。
またサブスクリプションに登録していても、一定時間利用が見られなければ「休止中」として、料金を取りません。
ユーザーに配慮したとても良いサービスです😄
② スマホ契約時に、無駄なオプションがつく
他にはスマホの契約の際に、色々とオプションをつけられた経験はありませんか?
あれもダークパターンの一種です。
「1週間以内にやめれば無料です」と言われますが、忘れていたら永遠にサービス料金がかかります。
無料のオプションをつける場合は、解約の手順を明確にしたり、そもそも希望していないオプションはつけないようにしましょう‼️
③ 配信停止リンクが見えにくい
Amazonは配信停止リンクのコントラストをほかのリンクよりも大幅に低くし、見えにくくしています。
このようにユーザーがわからないようにするのは、悪質なダークパターンです。
わかりやすいように、明記しましょう📖
③ 決済の時に、隠されたコストが出てくる
レジの最後に、オプションの料金や配送料金を表示するのもダークパターンです。
商品を選ぶ最初の時点で、料金の合計を明記するようにしましょう!
ダークパターンをもっと事例を知りたい場合は、下記のサイトがオススメです。
【最後に】長期的な視点ではダークパターンはNG
UXライターはプロダクトにおける言語表現が「正しく、明快で、ユーザーにとって役立つものになっているか」を確かめる責任があります❗️
また「UXを重視する」ことを掲げるのであれば、こうした悪い事例を反面教師にして、
✅ 安心して買い物できる
✅ 解約しても再開したくなる
✅ 家族や友人に薦めたくなる
このようなサービスを作るようになりましょう。
本当に優秀なUXライターなら、ダークパターンは不要です⭕️
下記の記事は、Google, AppleのUXライターのプレゼン内容をまとめています。参考までに!
もっと理解が深まる資料
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