簡単にクリック率が上がる「UXライティング」の知っておきたい有名事例
アメリカ大統領選でのオバマ陣営のキャンペーンサイトの話を知っていますか?😳
「Sign UP (登録する)」を「Lear More (もっと知る)」に変えたことで、クリック率が約20%UPしたんです‼️
さらにイラストの言葉も修正して、最終的に約40%も改善したんです!
ちょっとした言い回しを変えるだけですが、とてつもない効果が出ます。
これが「UXライティング」です😊
そのためUXライティングは、アメリカのGoogle、Appleなどの大企業を中心に熱心に取り組まれています。
日本ではUXライティングは流行り始めたばかりなので、事例が少ないです。
なので、私が事例を調べて本記事にまとめました。
有名な事例を見るだけでも、良い言い回しをポンポン思いつけるようになります!☺️
ぜひ一読してみてください!!
任天堂Switch:言葉をコミュニケーションと考える
任天堂はUXライティングをコミュニケーションと考えています。
「OK」というシステム的な言葉ではなく、その状況に応じて「遊んでいるユーザー」の視点になって言葉を選んでいます⭐️
また、わかりやすいようにボタンを押すと「具体的にどうなるか」を意識して記載ています。
UXライティングの基本が徹底されています。
参考:任天堂流UXUIの思想はこちら
どうぶつの森:世界観を徹底的に作る
任天堂では「大人と子供を分けて考えるという視点がない」のです。
そのため子供がメインターゲットのゲームでも、漢字はバンバン使われます。
しかし、どうぶつの森では「ひらがなだらけの手紙」が出てきます。
なぜでしょうか?🧐
これは「どうぶつの森の生活の中で送られてくる手紙」です。
どうぶつの森の中で出てくる「書き言葉」は「ひらがな・カタカナ」で表現されます。
どうぶつの森という世界観を徹底的に作りあげ、どうぶつとユーザーがコミュニケーションしているようにゲームを設計しているのです😆
他にも、自分の名前を決める際も「OK」ではなく「オッケー!」という話している言葉を使っています。
また「キャンセル」ではなく「考え直す」というユーザー視点の言葉になっています。
任天堂のUXライティングは「コミュニケーション」として徹底的に作り上げられています。
Google:UXライティングの3原則
GoogleのUXライターが誰でもUXライティングができるように、肝となる「3原則」を提示しています。
・clear(明快)
・concise(簡潔)
・useful(役に立つ)
これらをもっと具体的にすると、
・明快→「抽象的でなく具体的に」
・簡潔→「言い換えて、できるだけ短く」
・役に立つ→「次の行動を促す」
と言い換えられます。
UXライティングをするときは、この3点を意識するとバツグンの成果が出ます!👍
GoogleやAppleのUXライティングをもっと知りたい方はこちら!
参考記事
Netflix:同じことを繰り返し伝える
Netflixの登録完了までには「7ステップ(画面)」かかります。
もし途中で嫌になって登録作業をやめてしまったら、その時点でもう2度と登録することはないでしょう。
なので登録完了するまで「いかにユーザーに登録作業を続けさせるか」が鍵です‼️
人間は新しいことを始める際は
「めんどくさいのは嫌だ」
「損するのは嫌だ」
「面白くないのは嫌だ」
という不安を抱えます。
そこでNetflixは不安を取り除くために、安心させる言葉を何度も伝えることをしています。
・登録完了までのタップ数:7回
・いつでもキャンセルOK:5回 →損しないよ!
・お好きなデバイス:3回 →好きに見れるよ!
・簡単登録・簡単手続き:3回→簡単だよ!
7回中5回は「損しないよ!」ということを伝えています。
また「簡単だよ」ということも何度も伝えています。
このように登録作業中に、作業をやめないように何度も何度も伝えることで安心させようとしています😌
北の達人:お一人様2個まで
北の達人という会社は、メロンやカニなどを販売していました。
その販売サイトで個数を選ぶ項目に「お一人様2個まで」の8文字を追加した結果、売上が約1.5倍に伸びたそうです😳
人間の心理テクニックを使った良い例ですね。
究極の勉強サイト
もっと色んな事例を知りたい方は、こちらのサイトがオススメです!
各サービスのチュートリアルを題材にして、良い点・悪い点を1画面ずつ解説しています⭐️
英語のサイトですが、わかりやすい単語で記載されているので雰囲気で何を言っているのかわかります。
とことん勉強したい人は絶対にブックマークした方が良いサイトです!
オススメの書籍
サイトではなく「書籍でまとめて覚えたい!」「辞書的に使いたい!」という人はこちらの本がオススメです👍
昔、UXライティングはマイクロコピーと呼ばれていました。
日本語の本は数が少なく良書もあまりないのですが、最近第二版が発売されるぐらいこの本はダントツに良質です。オススメです!
最後に
UXライティングはたった数文字でとてつもない効果を生み出します。
事例をたくさん知って、知識として蓄えておきましょう。
覚えてるだけでも発想力が高まるので、そのうち自然と良いUXライティングを思いつくようになります!!😄
参考サイト
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