30名の本音をアンケート調査〜外国人材紹介×ベンチャーの現場から
みなさんこんにちは、ジンザイベースのシンです!
今回、ジンザイベースでは全社員向けにアンケート(一部インタビュー)を実施しました!外国人人材紹介業界で働くことへの感想や、ベンチャー企業での仕事の大変さなど、社員たちのリアルな声を集めましたので、その結果を共有いたします。
具体的には、以下の6つの項目について、包み隠さず率直な意見を聞かせてもらいました。
外国人人材紹介のやりがい
外国人人材紹介で大変だったこと
ベンチャー企業でのやりがい
ベンチャー企業で大変だったこと
外国人人材紹介で嬉しかったこと
外国人人材紹介で驚いたこと
その結果、月間目標200%に挑戦し続ける現場からは、予想以上に率直な声が集まりました。時には厳しい意見も。しかし、だからこそリアルな職場環境が見えてきたように思います。
今回は、「社会貢献」と「自己成長」の両立に挑戦する社員たちの生の声をお届けします。
「誰かの人生を変える」という、重い責任と大きな喜び
「最初は本当に緊張しました。一度も会ったことがない人のキャリアを左右する仕事なんて」
そう語るのは、入社1年目のミャンマー人キャリアアドバイザーです。
「でも今では、誰とでも自信を持って話せるようになりました。自分が面接練習をして、候補者が内定をもらえた時や、実際に入社した後にも、求職者の方から『あなたが紹介してくれた仕事で、とても充実しています』というメッセージをもらった時は、この仕事を選んで良かったと心から思いました」こうした小さな成功体験の積み重ねが、日々の原動力となっています。
アンケート内の、「外国人人材紹介のやりがい」という項目に対しては、上記のように、多くの社員が「求職者・企業双方にメリットがある仕事」としてやりがいを感じていると回答しています。特に、ミャンマーでは未だ続く政情不安から、将来に不安を抱えている若者が、日本で安定したキャリアを築きたいと毎日多くの候補者から相談が来ます。
一方で、ある老舗飲食店は、東京に1店舗のみの運営を続けてきました。実は、新規出店の構想は何度もあったそうです。しかし、慢性的な人手不足がネックとなり、踏み出せずにいました。そんな中、特定技能として2名のミャンマー人材を採用。彼らの真摯な仕事ぶりと、周囲との良好なコミュニケーションにより、既存店での人手不足は徐々に解消されていきました。
「今では、新規出店のマネージャー候補として、追加の人材紹介をご依頼いただいています」と、担当のCSメンバーは目を輝かせます。「外国人材の採用が、企業の成長戦略を後押しする。そんな好循環を生み出せたことは、本当に嬉しかったですね」求職者・受け入れ企業双方の課題解決に直接貢献できる実感が、日々の原動力になっているといいます。
「数字」と「人」の間で:プロフェッショナルの葛藤
一方で、「外国人人材紹介で大変だったこと」という項目への回答からは、この仕事には大きな課題があることも浮かび上がってきます。
「月次目標の達成プレッシャーは相当なものです」と、ある社員は打ち明けます。「候補者に十分な検討時間を取れないこともある。企業と求職者の間で板挟みになることも...求人条件と求職者の希望が合わず、マッチングに苦労する日々です」
特に難しいのが、文化や宗教的価値観の違いへの対応です。初めて外国人材を受け入れる企業では、想定外の課題に直面することも珍しくありません。
例えば、ある食品製造企業での事例。企業側の衛生管理規定と、求職者の宗教上の装飾品着用の希望が対立しました。しかし、この状況を「制約」ではなく「相互理解の機会」として捉え直すことで、新しい可能性が見えてきました。
「最初は『そんな前例はない』と難色を示されました」とあるCSメンバーは語ります。「でも、どうすれば企業の衛生基準を保ちながら、求職者の信仰も尊重できるのか。そこから議論を始めたんです」
結果として、この企業では衛生管理規定自体を見直し、特定の条件下での装飾品着用を認める新しいルールを策定。これをきっかけに、より多様な人材を受け入れられる体制が整っていきました。
「このケースは、私たちの仕事の本質を教えてくれました」とCSメンバーは続けます。「単なるマッチングではなく、異なる文化や価値観の『架け橋』になること。そこに、この仕事の醍醐味があるんです」
実際、こうした経験を重ねた企業からは、「外国人材の採用を通じて、自社の文化も進化できた」という声も多く聞かれます。時には対立するように見える価値観の違いも、丁寧な対話を重ねることで、むしろ組織の成長機会へと変わっていくのです。
想定外の発見:「お金以外の価値」を求める人材たち
「特定技能の外国人材は、単にお金を稼ぎたいだけだと思っていました」
「外国人人材紹介で驚いたこと」というアンケート項目に回答したマーケティング担当者は、そう振り返ります。
「でも、実際に取材してみると全然違った。将来は自分の店を開きたいと語る人、オンラインで大学の授業を履修している人...。その向上心と優しさに本当に驚かされました。取材の後、お土産まで頂いて、その心遣いにも感動しました」
さらに印象的なのは、特定技能人材の多様なライフプランです。
「家族を伴って日本に長く定住したい」という声も増えています。そういった方々は、仕事だけでなく日本語学習にも膨大な時間を投資しており、その努力は確実に実を結んでいます。実際、飲食店で店長や副店長として活躍している例も少なくありません。
こうした多様な価値観との出会いは、私たち社員の視野も確実に広げています。同じ国の出身者でも、育った環境や経験によって人生の展望は大きく異なります。かつては「外国人材」と一括りに考えがちでしたが、今では一人ひとりの背景やキャリアプランに、より深い関心を持てるようになりました。
そして、この「多様化」の波は、確実に日本社会にも変化をもたらしているように感じます。特定技能外国人が、単なる「人手不足の解消」ではなく、地域社会の新しい担い手として認識され始めているのです。
ベンチャーならではの挑戦と成長:未知の領域を切り開く日々
「研修制度が整っていない」「すぐに結果を求められる」 これは確かにベンチャー企業の課題です。実際に、「ベンチャー企業で大変だったこと」という項目からは同様の回答が多くを占めていました。
特に「多くの業務を任されるが、丁寧な指導は期待できない」という声は多く、自己学習への意欲が必須となっています。「いろんな業務を任せられる。特に未経験でもそんなに丁寧に1ステップ1ステップ教えられないから自分でインプットして学習するしかない」という率直な意見もありました。
しかし、この「体系的な指導の不足」は、実は構造的な問題でもあります。
「誰も経験したことのない業務の方が多いんです」と、ある部門長は説明します。「社員数は毎年増加し、新規事業も次々と立ち上がる。そんな中で発生する課題の大半は、社内に前例がありません。だから、その場その場で最適解を見つけていく必要があるんです」
この「変化とスピード」は、大手企業との決定的な違いかもしれません。
「最初は戸惑いました」と、入社2年目の社員は振り返ります。「でも、こういった未知の課題に直面するたびに、自分の対応力は確実に上がっていきました。今では『これまでにない課題』という状況自体が、むしろワクワクします」
また、面白いのは、この「未知の領域に挑戦する」という文化が、外国人材紹介という事業の特性とも響き合っている点です。
「外国人材の活用自体が、多くの企業にとって"未知の挑戦"です」と、CA部門のマネージャーは語ります。「だからこそ、私たち自身が日々新しいことに挑戦し、その経験を活かしてクライアントをサポートできる。それが、私たちの強みになっているんです」
このように、一見するとデメリットに思える「体系化されていない環境」が、逆に社員一人ひとりの成長を加速させ、事業の競争力にもつながっている。それが、ベンチャー企業ならではのダイナミズムなのかもしれません。
最後に
今回の社内アンケートを通じて、ジンザイベース社員のリアルな声を共有させていただきました。社員が感じているやりがいや課題を知ることで、弊社について、より深く理解していただけたのではないでしょうか。
私たちの企業は、社員一人ひとりの声を大切にし、そのフィードバックを基に改善を重ねることで、より良い職場環境を作り上げていくことを目指しています。今後も、社員同士のコミュニケーションを促進し、意見やアイデアを積極的に取り入れることで、より良い企業文化を築いていく所存です。
そして、これからが本番です!
近々、YouTubeチャンネルでも、このアンケートの内容をもとにしたインタビュー動画を公開予定です。この動画では、実際に社員がどのように感じているのか、具体的なエピソードや実体験を交えながら「本音の話」を語ります。視聴者の皆さまには、私たちの取り組みや価値観をより深く知っていただく良い機会になることでしょう。
もし、ジンザイベースに対する興味が高まった方がいらっしゃいましたら、ぜひ以下の募集一覧もご確認ください。
https://jinzaibase.co.jp/careers
私たちの活動や職場環境について、より詳しい情報をお届けできることを楽しみにしています。今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。