悪い言葉遣いでお前と電話していたい
仕事中、とにかく頭の中で歌がうるさいんだよ最近。
しょうもない歌だから尚更しょうもない。
およげタイヤキくんとかダンゴ三兄弟とか流れるならまだいいんだが、
しつこくこびりつくのは決まってこう、
歌唱スタイルも歌詞もチープでステレオタイプな愛や君や寂しいやらの、
とっくに聞き飽きているカスみたいなもんだけが居座って離れない。
結局のところ俺の源泉から湧き出るものなんて深くもなければ浅くもなく、
鉱脈を辿ってろ過されたものがまたせり上がってくるとか、
新しいサイクルとして巡る新機軸なものでは到底なく、
臭くて不透明な所詮はにわか雨の水溜り程度だろうなと、
心底ガッカリするわ妙に納得するわで、もはやなんつうか
そんな思考も追随してくるもんだからほとほと嫌になるんだよ最近は。
ただただ退屈で糞みたいなヒットチャートの音楽に落胆するお前も
違う色した糞じゃねえかと訝ってならんし、
ターンテーブルで回転する円盤の上にウンコが丁寧に握られて回っていく
毎日が連綿と続くとして、続きが気にならないお話がずっと続いたところで
なんじゃそりゃと、おいおいになって老いて死んじまうだろう声優が。
いつか突然変異でも起こる回はあるのか
あるわけねえよな、ダイヤなんてできるわけねえんだ。
それよりチタニウムで出来た電気自転車が今一番ほしいもんだ。
最近の願いは、
店の新人の嬢を片っ端から予約して淡白にプレイしたあとで、
駆け落ちしないかどうか尋ねたいってこと。
5分間息止めをしたいということ。
こういう正しいんだか間違っているんだかわからないような
寿命の無駄遣いにあたる行為を、ろくに咀嚼もせずに悪い言葉遣いで
お前と電話で話していたいということ。