見出し画像

職業訓練校に通学して未経験からITエンジニアになった

職業訓練校でプログラミングを学び、ITエンジニアになりました。現在はITエンジニアとしてサービスをローンチすべく、日々コードを書いて実装をしています!

昨今、未経験からエンジニアになる為のメジャーな手段の一つとしてプログラミングスクールが挙げられますが、私の体験談から職業訓練校をオススメしたいと思っています。また、既に職業訓練校での受講を検討している方の参考になれば幸いです。

※今回は未経験から職業訓練校を通してITエンジニアへ転職する一連の流れについて書くまでですので、細かい所は割愛します!後々、掘り下げて知りたい等のリクエストがあれば、書いて行きたいと思います!

というわけで、以下が今回の内容です。

1.自己紹介

私は1993年生まれの27歳です。転職前は新卒で入った物流企業に勤めていました。なので、IT業界自体未経験。プログラミングも学生時代にHTML、CSS、PHPを少しだけ触ったことがありますがすぐに挫折してしまった経験があります。限りなく未経験に近いと言って良いと思います。

2.なぜ、職業訓練校をオススメするのか

まず第1に給付金を受けながら無料でプログラミングが学べるということです。該当する方は交通費や失業給付金が受給できます。有料のスクールであれば数十万円する所もあるのですから、一目瞭然ですね。

第2に、講師やカリキュラムがしっかりしていることです。(※こちらは訓練校によって差があると思います!)私が受講した訓練校は1:nの授業方式でしたが、講師の質が良かったように思います。皆業界で実際にエンジニアとしての業務経験を持った方だったので、実務面の話も沢山耳にすることができました。

第3に、余暇時間が多いということです。9:00-16:00が受講の時間でした。つまり16:00以降はフリーの時間の為、追加の勉強や転職活動の時間に充てることができます。余裕を持った時間の中で自己研鑽に励むことができたのは個人的にとても充実した有意義な訓練校時代でしたね(笑)

3.入校試験・倍率

入校を希望する人の多くが、先ず第一に倍率や試験内容について気になることだと思います。

倍率

私が受講した訓練校の倍率は約4倍でした。20名の定員に対して応募者約80名。やはり、コロナ禍の影響から受講希望者が増えているとのこと。

試験内容

試験内容は一般常識問題の筆記テストと面接です。一般常識テストはSPIに出るようなレベルかそれ以下の難易度だと思います。面接については、受講理由や卒業後に希望する進路(職種)について問われました。なお、応募者過多の為、筆記&面接合格者からくじ引きでの抽選で選考は終了です。

4.職業訓練校のカリキュラムについて

私が受講したのは主にPythonとDjangoを学ぶ3ヶ月のコースでした。カリキュラムはざっくりと以下の通りです。

【1ヶ月目-IT基礎-】HTML・CSSの他、アルゴリズムやデータベース、その他IT業界の基礎知識を学びます。ほぼ教科書やグループワークでの座学。

【2ヶ月目-Python基礎/応用-】いよいよPythonに入ります。基本的に市販されている教科書に沿って先生が解説→生徒は実際に手を動かす&演習問題を解いてみるという流れ。この辺りから着いてこれない人は大変そうにしていました。

【3ヶ月目-Django/チーム開発-】PythonのWebフレームワークであるDjangoを学びます。こちらも教科書に沿う形が基本。最後の2週間はチーム開発がありました。全20名の生徒を10名2 チームに分けてECサイトを開発します。

5.転職活動について

訓練校の受講が終わってから転職活動を始める予定の人もいる中、私は受講2ヶ月目には転職活動をスタートさせました。

当然、ITエンジニアになることを希望していました。当時の転職活動のスタンスは「とにかくIT業界に潜り込みたい、欲を言えば自社サービスの開発企業に...」という今思えば危険な思想で転職活動をはじめました。

当時はPythonの基礎がようやく分かって来た程度のもの。ポートフォリオや資格は何もありませんでした。ポートフォリオを作ってアピールしていくのが定石みたいになっていますが、私は資格を取得していましたね...。ITパスポート、G検定、python3エンジニア認定試験の3つを2ヶ月の間に取得し、転職活動に挑みました。

カリキュラムが終わるうちには内定が欲しいなぁ、と思っていたところ、運よく第一志望の自社サービスを開発している企業から内定をもらい、無事転職活動を終えることができました。講師や転職エージェントからは10社に1社書類選考が通れば良い方だと聞いており、結果として実際にその程度のものだったので、応募する作業がとても大変でした、、。

6.気をつけるべきこと・マインド

最後に1点だけ気をつけるべきだということを。それは、「皆が高いモチベーションを持っているわけではない」ということです。

つまり、失業給付を貰う為・何をしたいか分からないから何となく受講しているというような方が少なからずいらっしゃるということです。抽選に漏れた方の中に、より意欲的な人もいたと思うと、こういう人がいると残念な気持ちになります。

そういうわけで人間楽な方に逃げたいという人もいますから、度々親睦という名目で遊びや飲みに誘ってくる方もいるわけです。しかし、考えてみると第一の目標は我々の能力を開発して再び飯を食っていけるようになることなのですから。3ヶ月という期間はあっという間です。正直私の中では遊んでいる暇はありませんでした。そういう人に足を引っ張られないように意識しておくことは大切なことだと思います。

終わりに

少し長くなりましたが、職業訓練校の内容を中心に一連の流れを書き記して来ました。このご時世プログラミングを習得する為のインフラは沢山あります。費用のことは別として、挫折しにくい環境は確実に日に日に整っていると思います。私の記事を見て、職業訓練校という手段を考えている方への参考になれば、とても嬉しいです!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?