見出し画像

赤いプジョーの日記 【20】ルノワールの美術館

 今日はドライブ。昨日予約したレンタカー屋さんに行って、早速車を受け取る。FORD の FIESTA という車種。色は白。けっこう可愛い。さあ、ici には頑張ってもらいましょう。
 Renoir が晩年を過ごしたところらしい。Musee もあるそうだが、市内に入るのが億劫で通り過ぎてしまった。また、次回にでも行きたいものだ。
 Promenade des Anglais ってけっこうりっぱな幹線道だったりする。
以上、Chloe さんの【135時間】から。

 そうなんですよね。Promenade という名前からは、「散歩道」を連想するけど、空港と市街地をむすぶ最短ルートだし、Cap Ferrat にとった宿からニースを東西につっきるときも一番便利な道で、交通量はとびっきり多い。

 さて、Saint Jean に宿が決まったから観光に出かけなきゃ。まずは、カーニュ界隈から探訪を始める事にした。目的は、Cagnes Village のルノワールの美術館、Haute de Cagnes の町、そして、マーグ美術館である。

 ルノワールの美術館の午後の開館が14時なので、30分の余裕を見ながら N7を西進した。ところが、カーニュにむかう道がやたらと込み入っていて、標識もなく、住宅地に入って迷子になってしまった。後ろの座席で妹が、「右だろう」とか「左じゃないか」とのたまう。「えっ?地図もってるの?」ときく と、「もちろん」。どんな地図かというと、昨日、シャルルドゴールで買った「フランス全土地図」だ そうだ。おやおや。

 ややこしい市街地にあるルノワール美術館についたときには、余裕の30分をちょうど食い潰していました。

 美術館は、飾り気のない建物だけど、広々とした斜面の公園のような敷地の中に建っていて、また、全体がやや高台にあるので、なかなかいい気持ちになれます。でも、美術館自体があまりに普通の建物なので、敷地に入っても、「いったいどこが入り口だろう?」と迷ってしまうのです。

そうですね、このあたりの町や村の特徴は、地中海が見下ろせることです。ニースの裏の谷に入るとなかなかこうはいかなくなる。

 それから、Haute de Cagnes へ移動して、駐車場から階段を上って古い町へ。同行者たちにとっては初めての「鷹巣村」でした。やっぱり交通の便がいいだけあ
って、観光客が対象のギャラリーなどが多い。

 そこで、はじめてペタンクをやっているひとたちを見たわが同行者は異なことをいうんです。「この場所でペタンクをやっているのは、観光協会の人たちがやらせているんだ」と。さすが、「フランスはじめてさん」といいたいけど、本心マジでそうおもって譲らないんです。じっさい、南仏ではちょっとした土の広場があればほんとにどこでもやってますものね。

 さあ、つぎは St.Paul のマーグ美術館だ。

(注) ici というのは、Chloe さんのやさしいご主人の事です。


Toulettes-sur-Loup の村はとてもいい感じ。ヴァンスの近くです。

いいなと思ったら応援しよう!