デジタルビデオと行くシルクロード『23』 ウイグル女性の好奇心
ウイグル女性の好奇心
「天山南路音楽の旅」 のクチャだ。ロマンチックな先入観とは裏腹に、ほこりっぽい町だ。
クチャ大寺というモスクの内は、日本のお寺の境内に似ている。
溝の縁石に腰掛けて 地球を見ていると、先程門の所でみかけた若いウイグル女性がゆっくるこちらへ歩いてくる。あたりには私一人しかいない。別に、なにか警告をする、という表情でもない。
横に来てゆっくりと座る 。どうも真意がはかりかねるが、ただの好奇心だろうか。
これはどういうことか、どうしたものか、とこの不思議なシチュエーションにおじさんはとまどってしまう。
地球を見せろ、ととりあげて、10分ほど見ている。わたしは、「旅のウイグル語」の所を見せる。
漢字がだめなので、話しが通じにくい。なかなかきれいな人なので、ポートレートを、というが恥ずかしそうに断られる。
そのうち、母親とおぼしき婦人もやってきて、なんだかしゃべっている。わたしが、「じゃ2人で写真を撮ってあげる」といったら、今度は撮らせてくれた。
あとは、手帳に住所と名前を書いてもらって(多分。ウイグル文字なので、定かではないが)、写真を送る、と伝える。分かってもらえたかどうかは自信が無いが。
それにしても 、ウイグルの人は、恥じらいや遠慮より好奇心の方が優先するみたいだ。
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