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連休明けで何も手につかないほどダルい人のための対処法

ゴールデンウィークが終わった。3年ぶりに移動制限もなく、遊びに出ることを誰にも妨げられない最大10日間の大型連休だった。

そう、そんな日々もすでに過去のものとなり、今日から私たちはまたのんべんだらりと繰り返される日常へと復帰しなくてはならない。

当然ながらダルい。何もかも放り出して数日前の初夏めいて暖かかった休日に戻りたい人も多いだろう。私もそのひとりだ。

でもそうはいかない。連休明けに急な休みなんてそうそう取れるもんじゃないし、取れたとしても気まずいったらない。

じゃあどうするか。どうすればいいのか。考えてみようか。

コーヒーをもう一杯飲む

人生は時に一杯のコーヒーの暖かさ」とリチャード・ブローティガンも言っている。朝の一杯で足りなければもう一杯飲むのだ。

カフェインタブレットなどではだめだ。あれには情緒がない。人生にもたらす暖かさなどとは無縁の単なるアッパー系ドラッグでしかない。

コーヒーを淹れるその時間と香り、温かみが重要なのだ。

オフィスの片隅のコーヒーメーカーでもいい。最寄りのドトールやスタバでも、廊下の自販機でもよい。どれにもささやかな物語があり、連休明けを彩るエピソードとなる。

それは新しい物語を回し始める歯車の最初のひと噛みなのだ。

アリナミン錠を飲む

カフェインタブレットを全否定したばかりだが、必要ならば飲むべきはアリナミン錠だ。今やコンビニで1錠ずつ個包装で売られている。

それ自体が疲れた時代の象徴かもしれないが、効くのだからしょうがない。たった100円で疲れを一時的にでも回復させて帰宅時間まで持たせてくれるなら頼らない手はない。コスパ最強だ。

そしてアリナミン錠はカフェインタブレットと違って通常の用量でしっかり効果がある。耐性の付くカフェインとは違うし、オーバードーズの危険も基本的にない。

近所ににんにく注射を行っているクリニックがあるなら今日こそ行くべき時だ。あれさえ打てば3日間は疲れ知らずとなる。

連休明けという気持ちの落ち込みの問題だと思う人もいるだろうが、体が動けば気持ちは後から付いてくる。心身は常に連動しており、決して切り離すことはできないのだ。

だからこそ、気持ちが落ち込むときほど体のケアが大切なのだ。連休明けに気持ち的なアゲ要素などあるわけがないのだから、おとなしく体からアゲていくのが順当なのである。

定時で帰れ、何があっても

誰が何と言おうと今日は定時で帰ることだ。残業などは明日以降に回せばいい。

連休のせいでメールが溜まりに溜まっている?そんなもの誰だって同じだ。他の部署も取引先もみんなそうだ。そして誰も今日は仕事なんかしたくない。

ゴールデンウィークは日本国のコンセンサスなのだから気にすることはない。

むしろ「連休で仕事が溜まっている」ことを遅延の正当な理由とし、堂々と遅らせればよいだけだ。

みんなが連休のせいで仕事が遅れ、みんながそれを理解する。これほど優しい世界があるだろうか。ないならつくればよい。そして自分がその鏑矢になればよい。

最後に

連休明けの5連勤となる通常業務は心身に悪影響を及ぼすことは自明である。日本全国の働く人々が今日、それを痛感しているはずだ。

病気療養から退院した途端に長距離走などできるわけがない。私たちにはゴールデンウィークのリハビリが必要なのだ。

であれば休日を定め、ゴールデンウィークの経済効果のそろばんをはじく政府は法整備を行う必要があるだろう。

週の平日に2日以上の休日があった場合、次の週の平日に1日の休日を準備すべきではないか。週末や祝日に働ていくれている人々にも同等の休日が付与されるべきだ。

そうすれば私たちは大型連休明けの憂鬱にひるむことなく、より連休を満喫し、満喫した分だけ国の望む消費活動もできるだろう。

連休リハビリ法の制定が強く望まれる。

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