免疫をイジること①
今回(2023年)特発性血小板減少性紫斑病(通称ITP)の増悪は3回目である
初めて(発症)は2015年
基本、原因がはっきりしないから難病なのは前提として、発症数ヶ月前から私は減感作療法というアレルギーの免疫治療をしていた
ハウスダスト、ダニアレルギーが非常に強いのである
一度絨毯を掃除をサボってしまったら、呼吸困難になり酸素飽和度が90%を下回ってしまった
かつ年に数回ひどいくしゃみや咳に悩まされていた
コロナで酸素飽和度が一時期ニュースになったが、90%以下となると本当に苦しい(のでコロナ重症化で病院に入れず在宅で供給できる微量な酸素で亡くなってしまう方のニュースを見ていていつもしんどいなと思っていた)
今となれば私の場合は掃除をすれば良いのだが、減感作療法と言う治療は、
弱い抗体を定期的に注射すればアレルギー対応の抗体ができてハウスダストなどのアレルギーが抑えられるという治療である
少し話は逸れるが私は血液のがん、悪性リンパ腫の既往がある
がん治療前から注射を打っていたが、抗がん剤で抗体がリセットされてしまったらしいので、がん治療が終了してから3年くらい経過した頃に再開した
順番前後するが、減感作療法とITPの発症については検索する限りはそんな関連性は原則ないことを前提に
減感作治療を再開して2ヶ月くらいした頃から腕、足に赤いポツポツができ始めた
冬から春の季節の変わり目だったので、肌荒れかと思っていたが、これが典型症状の「点状出血」だった
徐々にアザが出来始めた
ダンスを習っていたこともあるのだが、そこまでぶつけた記憶もないが、良くぶつかったりはするので、ドジだなぁ自分くらいのつもりだった
ついには歯を磨いたら出血するようになった
でも、体は元気なのである
これは本当に悪運が強いのかと私の貧乏根性によるダメなところなのだが、近々ダイビングのライセンス講習を申し込んでいた
何か新しいことを始めたい、そう思って数万円の受講料を支払ってしまっていた
本来はここで取りやめるべきだったのだが、悪性リンパ腫の検査も3ヶ月おきくらいでタイミングが悪くかその間血液検査は出来ていなかった
そしてそのままダイビング講習へ行のだが、着替えて自分の裸体を見返すとDVされたんじゃないかってくらいのアザ
ただ、くどいが体は元気なので数万円をパーにして引き返そうとは思えないという葛藤
結局ダイビング講習は始まった
何度か休憩するごとにウエットスーツを脱ぎ着すると増えていくアザ、不安で集中できなくなりインストラクターには散々怒られてしまった
⇨本来ダイビング講習は健康な状態でやるものなので・・・ね。
ごめんなさい当時のインストラクターのお兄さん・・・。
2日目は海洋実習でこれでライセンスを取れるはずだったが、流石に危機感を覚え業者に電話をかけキャンセルした
改めて体を見返したが、絶対におかしい
DV被害者って言われても疑いないくらいのアザだ
すぐ次の日に病院に駆け込んだ
血小板は5,000未満だった(通常は15万以上、2万を切ると脳血管など切れると命に関わると言われている)
あの時2日目の実習に行っていたら命がなくなっていただろうかと思うことがある
私のITPは難治性で大量ステロイドはほとんど効かず、3万以上安定するのに数ヶ月ほどかかった
漢方薬が幸い効果があったようで、初発は薬なし、難病の認定対象外の寛解まで辿り着くことができた
これも、後悔しようがないが布団や床を掃除すればアレルギーを抑えられるのだから、無理して注射を打って免疫治療をしなくても良かったんじゃないかと思うことはある
くどいが、減感作療法は花粉症にも効果があり、一定の効果はお墨付きだと思うので、この治療自体を否定するつもりはない
要は、安易に免疫をいじらなければ良かった
あとは追記、減感作療法再開の直前で・・・脂肪吸引したんですよね
結構な麻酔でしたし、動画サイトで見てもらえればだが、脂肪吸引って結構なグロテスクなのである
脂肪吸引でこれもITP発症するかってことはないと思いますが・・・
体をむやみに傷つけなければ良かった
免疫も安易に弄らなければ良かった
⇨ただ、脂肪吸引についてもすごいコンプレックスだったので・・・。ね。苦笑
それだけだったと思う