第33回北勢線の魅力を探る「くわな山の辺六ヵ寺めぐり」の気になった場所ピックアップ
今日は雨の中でしたが、北勢線の魅力を探る会さんの沿線ウォークへ。
実は初参加の今回は、「西桑名駅―照源寺―円妙寺墓地―大福田寺―養泉寺―諸戸水道貯水池遺構―長禅寺―勧学寺」というコース。
第33回北勢線の魅力を探る「くわな山の辺六ヵ寺めぐり」
ここでは私が気になった場所だけピックアップしていきます。
○三崎踏切(通称)
北勢線762mm(特殊狭軌)、JR線1067mm(狭軌)、近鉄1435mm(標準軌)の3種類の異なる軌間幅の踏切。おそらく、日本ではここしかないと思われます。そのため、列車の本数も重なるため、渡るのも結構苦労する場所でもあります。
○諸戸水道貯水池遺構
海岸に近い桑名は良い水に恵まれないので、地元の富豪・諸戸清六が上水道敷設を計画し、東方丘陵の地下水を集めた貯水池を築き、町内に上水道を普及させたそうです。
明治37年(1904)竣工し、55の共用水栓を設け、住民に無料開放され、昭和4年(1929)まで使用されたとのことです。
実は雨でここは全員足を運んでおらず、ボランティアガイドの方の許可をいただき、撮影の時間をいただいてきました。これほどものが立派に今でも保存されていることに感動でした。
それにしてもこの時代の諸戸家の力に驚かされるばかりです!
○勧学寺
真言宗のお寺で本尊千手観音立像(県指定文化財)。
桑名藩主松平定重が本堂を再建し、市内に現存する寺社建築としては最も古いと推定されているそうです。
ちなみにここは鳩とネコが共生するお寺としても人気の高い場所とのこと。
人慣れしているせいか、ネコも人を警戒することなく穏やかにしていました。
○益生跨線橋(西桑名ー馬道間オーバークロス)
今回のコースに入っていませんが、帰りに見てきました。
ここは北勢線が開業する前の大正2年ごろに造られたそうで、当時は今のように近鉄側はなく、のちに昭和に入ってから伊勢電気鉄道(現・近鉄名古屋線)が桑名まで延伸する際に追加されたそうです。
ということで、桑名や北勢線の西桑名周辺の魅力を感じた一日でした!
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