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石ころ長者への道のり#7

〜1つの石ころから起業した男の話〜

第7話

週末はイベントでのワッフル販売、その他の日や夜は出張料理をしていた私。

だいぶ飲食店営業に近づいて来ましたが
生活の基盤はやはりワッフル販売でした。

週末のイベント販売で生活の基盤が出来つつあったので、調理器具などにも少しづつ投資できる様になってきました。

そして、毎週色んな場所に出向いて販売していたので、人脈も広がって来て、応援してくれる方も増えてきました。

そんな時
あるイベントで知り合った洋服屋のオーナーから
自分のお店で今度パーティーをするからワッフルを持って遊びにおいでと誘って頂きました。

仕事が終わった後、ワッフルを持ってその場所に行くと、沢山の人がいました。

しかも色んな業種の方がいて
カメラマンやカフェのオーナー、有名なホテルの支配人など普段は出会えない様な方々とお酒を飲みながらおしゃべりしました。

その中にマチナカでインターナショナルcaféを経営されている方がいらっしゃり、その方と色々話している中で

今、雑居ビルの2階でインターナショナルカフェをしているが
今度一階のテナントが空くので、そこも借りて外国人旅行者向けのゲストハウスをしたい。
その一階のテナントは元々料理屋さんで立派なキッチンがある。
ゲストハウスではキッチンを使わないので
そこを使って、レストランをしたらどうか?
というお誘いでした。

キター!!

遂にゴーーーーール!!

私はワクワクしながら早速その物件を見せてもらいにいきました。

すると…

厨房の外は屋根無しの駐車場

キッチンは全て揃っている立派な設備でした
しかし使えるのはキッチンと、ビルの前の屋根無しの駐車場のみという事でした。


おおお…。


何か楽しそう。


ここでやらせて下さい!

とその場で返事をし
パーティーに戻り、みんなの前で
2013年の8/3にお店をオープンすることを報告しました。

2013年の7月末の事でした。

気持ちがもの凄く高まっていました。

遂に厨房を手に入れた!
コンロも業務用の4つ口で台下冷蔵庫や製氷器もある。
普通に揃えたら100万以上はかかるでしょう。

しかし、問題は飲食スペース。
屋根がない駐車場でどうやって集客して
お客さんに食事をしてもらうか。

オープンまで2週間。
残された時間で必死に知恵を絞り出し
出した答えは…

また次の機会にお話ししましょう。

石ころ→自転車ワッフル→テントワッフル→出張料理+イベントワッフル→厨房と駐車場スペースを手に入れる。




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