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「ムリゲー」な提案を変換してみよう!

仕事をしていると、さまざまな「ムリゲー」に遭遇します。

池井戸潤さんの小説『七つの会議』にも、ねじ会社の社長が大企業の担当者から、あり得ない提案を受けるシーンがありました。

「この前の見積もりの値段なんですけどね、もう少し下げてもらえませんか」

コンペで決まった価格を、さらに値下げしろという担当者の要求。

モラルのない会社と、それでも付き合っていくのか。

大赤字覚悟で要求を飲むのか。

こんなことを言われたら、どう返しますか?

では、本日もこういう「トゲのある言葉」を、「ハッピーワードガチャ」に入れて「ま~るい言葉」にしてみましょう!

今日使ったのは、「おとぼけ術」です。

見積もりの値段をもう少し下げてもらえませんか

見積書って、消せるペンで書いてましたっけ?(一度は言ってみたい)
シーソーゲームですね?(緑のジャージを着て言いたい)
もうすぐバーゲンシーズンですもんね(あえて乗っかってみる)

こうした意見の対立に対して、『7つの習慣』は、徹底して相手の話を聴いて、シナジーを考えることを促します。

でも、小説では理由なんて教えてくれません。その秘密に迫るクライムサスペンスなので、当然なんですけどね。笑

第6の習慣である「シナジーを創り出す」って、7つの習慣の中でも一番難しいのではないかと思います。相手の言葉の裏にある「想い」までくみ取ったところで、発想の転換が必要だからです。

このとき必要なのは、それぞれの「想い=ナラティブ」なのだと思います。

相手の「事情」と、自分の「事情」をすりあわせて、落としどころを探っていては、シナジーを生み出すことはできません。

「想い」のないところに熱は生まれないからです。

「おとぼけ術」は、リアルにクライアントに使うのは止めておいた方がいいと思いますが、仲間同士でボケ合っていたら、いいアイディアが浮かぶかもしれませんよ。

アイディアは、リラックスしたときに降りてくるのです。

「ムリゲー」に遭遇して困ったときは、「ハッピーワードガチャ」に入れて「おとぼけ術」を試してみてください!


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