日々の言葉 #92『ほたるいしマジカルランド』
今日の言葉は、寺地はるなさんの『ほたるいしマジカルランド』から。
大阪にある老舗遊園地「ほたるいしマジカルランド」を舞台に、ここで働く人々の日々を描いています。
フリフリの服を着て、大きな帽子がトレードマークという社長は、あの人をイメージされているのかな?なんて想像しながら読みました。
遊園地にあふれるワクワク感は、訪れた人のもの。
働く人にとっては「ただの日常」なんですよね。でも、自分次第で「ちょっといい日」にできるのかもしれない。
そんな、フッと力を抜くことができるマジカルなストーリーです。
「朝からいい顔で仕事しましょう」が口癖の社長が入院し、社長ファンの従業員にも動揺が走ります。
誰かがいなくなっても回っていくのが会社。
とはいえ、やっぱり「自分にしかできない」仕事がしたいし、「あなたにいてほしい」と言われたい。
そんな思いを抱える人たちが、それぞれの人生で心ない言葉をかけられ、傷つきながらも、ここでは笑顔で働ける。関西弁のド派手な「マジカルおばさん」社長の心意気が、全編を貫いています。
「がんばってるやん、て自分に言うたげるんです、月一回」
これは、遊園地で清掃の仕事をしている女性の言葉です。ダンナのモラハラによってアル中となり、離婚して、子どもにも会えないまま、毎日をただ生きてきた女性。
月に一度、お給料日にする外食が、自分へのご褒美なんです。定食屋のママとのやり取りにもジワッとくるんですけど、ラストでは、もっと大きなご褒美を受け取れます。泣けた……。
日々、仕事をしていると、どうしても気分の浮き沈みが出てしまいませんか?
何気ないひと言が、トゲのようにずっと心に残ってしまったり、モヤモヤが止まらなかったり。
『7つの習慣』には、誰に何を言われても、傷つく必要はない、という言葉があります。
外部からの刺激と、自身の反応の間には「スペース」があり、反応は自分で選べるからです。
刺激に対して反応的な人は、物理的な環境や社会的な環境にメンタルが大きく左右されてしまいます。
一方で、主体的な人は、感情ではなく、自分の価値観に基づいて行動します。
刺激と反応の間にある「選択の自由」。
イラッとしたとき。チクッとしたとき。
ぜひ、自分に問いかけてみてください。自分は何に傷ついているのか?と。
セルフコーチング=自己対話は、前に進もうとする自分への追い風をつくってくれますよ。
イラッとした時の気分転換として、どんな方法を試していますか?
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「なぜ」が人生を深くする。
毎日、小さな問いを発信しています。
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TCS認定コーチ・7つの習慣セルフコーチング認定コーチのしんちゃんです。
コーチングに興味ある!という方は、こちらのnoteもご覧ください。