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【モヤカラ♪ vol.6】視野が狭くなったときのセルフコーチング

情熱をかけ、必死になって取り組んできた仕事が、最終段階でストップしてしまったら!?

「なんだよ、ちくしょー!!」

なんて悪態をつきたくなってしまいませんか? わたしだけ?

体育の日であり、3連休の最終日であり、キレイな満月が浮かんでいた、10月10日の夜。第6回「モヤモヤをカラッと♪」を開催しました。

ゲストのてしまさんが、かつての職場で経験した汗と涙の新規プロジェクト。苦労の果てに起きたパラダイムシフトとは?

お話を聞いていて、普段からセルフコーチング=自分への問いかけをしていないと、肝心のときに出てこないかも……なんてことを感じました。

「7つの習慣」の実践と、セルフコーチングの習慣化を意識させられたお話です。

「モヤモヤをカラッと♪」とは

毎月第1・第2月曜日の22時10分から、「モヤモヤをカラッと♪」というトークルームを開催しています。

略して「モヤカラ♪」

人は、「パラダイム=ものの見方や思い込み」によって思考し、選択し、行動しています。でも、自分がどんなパラダイムを持っているかは、なかなか意識できません。

そこで、「パラダイムシフト=パラダイムを自覚して、世界の見え方が変わった瞬間」をうかがい、明日のワクワクにつながるヒントをみつけてもらおうというルームです

6回目のゲスト・てしまさんは、長年、大学で入学相談や就職活動の支援といった学生サポートをされてきて、いまはコーチングメインの学習塾を経営されています。

変化の激しい時代に、10代の子どもたちと接してこられたわけです。てしまさんの目には、子どもたちの姿がどう映っていたのか……といったあたりも気になるところ。

まずは、てしまさんが経験したパラダイムシフト体験のお話から、どうぞ。

“なにもかも”うまくいかない!

てしまさんが大学で仕事をしていたころ、「誰かがやらないといけないけど、誰も手を付けていない」プロジェクトを担当することになりました。

組織改革に関わるプロジェクトだったと聞いて、ちょっと冷や汗が出ちゃいました。

わたしもこうした事業に関わってきたんですが、まー必ずといっていいほど起きるんですよ。いわゆる「抵抗勢力」みたいなのとの衝突が。

てしまさんの場合、一年近くかけて取り組んできたのに、最後の最後になって、頓挫しかかってしまったそう。

(誰かイジワルしてるのかよ……)

そんな思いも浮かんでしまうほど、何もかもうまくいかない状況に。

もう全部放り出して辞めてしまいたい!!!

「ひとつもうまくいかないんだよねー」

思わず奥さまにそう愚痴ってしまいました。

晩酌

家族の間で、上司と部下の間で、友人同士で、こうした本音がポロリと出てしまうこと、ありませんか?

こういうとき、どういう「声かけ」がいいのか、迷ってしまうんですよね……。

でも、なんと奥さまの「問い」によって、てしまさんにパラダイムシフトが起きました。

「本当に“なにもかも”なの?」

本質を突いた質問!!!

「え……、あ……。そういえば、一個はうまくいってるかも。いや、あっちとか、あれとか、三つ四つは順調なのあるかも」

奥さまの質問に答えているうちに、てしまさんの視界がどんどんと広くなっていったのです。

「しかも新規のプロジェクトなのに、そんなにカンタンにいくと思ってたの?」

そんな言葉までかけられ、一気に気持ちが切り替わった、とのことでした。

第5回のゲスト・森川さんは、

「妻はボクの“コーチ”で、これはフィードバックと考えればいいんじゃないか?」

なんて仰っていましたが、世の中のみなさま、やはりコーチングを学ぶことは重要ですよ。心からお勧めしたい。

主体的な人は、意識的に視野を広げることができる

てしまさんの奥さまのかっこよさに、思わずシビれてしまいました……。

こんな質問をされたら、たしかに視野が広がり、パラダイムが大きく変わりそうです。

そこでむらけんさんが、『7つの習慣』には、右脳を活用する方法が紹介されていると教えてくれました。

思わぬ出来事がきっかけとなり、左脳の状況や思考パターンが停止し、右脳で世の中を見るようになることがある。(中略)逆境に立たされたりすると、誰しも一歩下がって自分の人生を眺めざるを得なくなる。(中略)
しかし主体的な人は、このように視野を広げる経験を他人や周りの人がつくってくれなくても、自分から意識的に視野を広げていくことができるのだ。

まさしくセルフコーチングです!

本には、

・自分の葬儀の場面を想像し、自分に捧げる弔辞を書いてみる
・夫婦で一緒に、25回目の結婚記念日、50回目の結婚記念日を想像してみる
・今の仕事を引退する日を想像する

といった方法が紹介されています。

てしまさんも、むらけんさんも、7つの習慣セルフコーチングの認定コーチですので、講座の中で紹介するセルフコーチングの方法をご存じです。

ですが、「知っている」ことよりも大事なことがあるんです。

日々、実践していることです。

たとえば、てしまさんはお風呂の時間を内省タイムとしているそう。

むらけんさんは、朝、仕事を始める前にラジオ体操をしながら頭の中で対話をしているそうです。

ちなみにわたしは、散歩タイムがセルフコーチングの時間です。

こうしてみてみると、やっぱり「習慣化」するには、今やっていることに「くっつける」のがいいのかもしれません。

日々、繰り返しているからこそ、大事なときに使えるわけです。これも第7の習慣「刃を研ぐ」に付け加えたい。

てしまさん自身、セルフコーチングを続けることで反応的にならず、「一時停止」しやすくなったそうですよ。

その言葉、思考停止させているかも

最後に、日々10代の子どもたちと接しておられるてしまさんに、子どもたちを見て感じていることを聞いてみました。

「もうムリ」「詰んだ……」「サイアク!」

この三点セットをよく耳にするそうです……。

こうした言葉がつらいのは、思考を停止させる言葉だからです。ただ、対話を続けていくと、「そんなにサイアクじゃなかった」と言い出すこともあるのだとか。

口癖とはオソロシイもので、実は自分の可能性にフタをしてしまうこともあります。信頼残高を減らし、大切な人との距離を遠ざけてしまう。

てしまさんは「絶対」と、つい言ってしまうと仰っていました。世の中に、「絶対」というものは「絶対」ないのに。

わたしは最近、「とりあえず~」と言わないように気を付けています。

周囲との関係を見直したい。煮詰まった状況を打開したい。そんなときこそ、主体的に行動するのが重要。

一度、自分の口癖を見直してみませんか?

親しい人や家族に聞いてみるのもひとつの方法ですし、ミーティングの録音を聞くのもおすすめです。けっこう愕然とします……。

まとめ

最後に残念なお知らせです。

いつも「モヤカラ♪」はレコーディングして、一か月間聞けるようにしているのですが、今回のルームが録音できていませんでした!!!泣

夜遅い時間の配信なので、後で聞こうと思ってくださる方のために録音を残すようにしていたのに。

本当に申し訳ないです……。

ひとつずつ失敗を改善して、次回はさらにパワーアップしてお届けしたいと思います。

「モヤカラ♪」は、毎月第1・第2月曜日の22時10分から開催しています。次回は11月7日です。

どうぞお楽しみに。次回は録音を残します!!


「7つの習慣セルフコーチング」の公式サイトはこちら。

講座内容はこちらに掲載されています。

「モヤカラ♪」過去の放送はマガジンにまとめています。





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