【モヤカラ♪ vol.28】“あばたもえくぼ”のパラダイム
いぜん、恋に落ちた友人の話を聞いていたとき、「これが、“あばたもえくぼ”ってやつかー」と思ったことがありました。少し前まで、 お相手の仕事の雑さを嘆いていたのに、この変わりよう……。ププッ
これぞまさしく、パラダイムシフト=ものの見方が変わったから起きた変化といえます。
恋愛くらいなら当事者同士でがんばってね、という感じですが、これがリーダーだったらどうでしょうか?
などなど、「期待とのギャップ」にモヤモヤする方は少なくないと思います。
「7SALON」に寄せられたこちらのお悩みについて、9月11日に配信した第28回「モヤモヤをカラッと♪(モヤカラ♪)」で、むらけんさん(@muraken7habits)と一緒に考えてみました。
実は、むらけんさんは会社で複数のチームを同時にサポートしてらっしゃいます。同じ会社の人もいれば、別の会社から来ている人もいるし、派遣さんもいる。
そんなメンバー構成なので、最初にすることは「1on1」なのだそう。
今までどんなことをしてきたのか。この案件の目標はコレなんだけど、それに対して何ができそうか。
書類だけでは分からない、人となりについては「この人と一緒に仕事ができそうか?」という直感で判断するしかない。だからこそ、その人自身を知ることから始めるわけです。
今でこそ、チーム作りにあたっては「スタート」を大切にされているんですが、『7つの習慣』を学ぶ前は、ぜんぜん違う判断をしていたそう。
いわゆる、「自分でやった方が早い病」です。
このパターンは、コヴィー博士に言わせると「Win-Lose」の状態。相手を信頼していないので、細かく監視して、いちいち口を出し、すべてを指図しようとする。
これをやられるとねー。やる気なんてなくなるわけですよ……。
先ほどのお悩みの例をもう一度見てみましょう。何か気がつくことがないでしょうか?
これ、誰がそう「感じている」んでしょうか? そして、それは「事実」なのでしょうか?
そう、「あばたもえくぼ」ならぬ「えくぼもあばた」というパラダイム=メガネをかけていると、すべて自分が求める基準に達していないように見えてしまうのです!
もしかしたら、ミスが多かったのは半年前の出来事かもしれません。この半年の間に、人は進化しているかもしれないのに。
リーダーという役割を負っている人が、その可能性に気が付けるかどうか。もう、ほぼ、たぶん、絶対、この一点だけが、チームが成功するかどうかを決めます。
この言葉は、むらけんさんがとても大切にしている姿勢なのだそう。
もし、チームに苦手な人がいたり、動きのにぶいメンバーに頭を悩ませていたりするのなら。
まずは「事実」と「パラダイム」を分けてみましょう。
「明日からできる小さな小さな一歩=チョコッと7」として、試してみてください!
「パラダイムシフト=パラダイムを自覚して、世界の見え方が変わる」と、自分の世界が広がります。
あなたのコミュニケーションが「えくぼもあばた」になっていないか、チェックしてみませんか? とらえ方が変わると、行動が変わります。その結果、大きな成果を残すことができたら。
チームのメンバーと、どんなお祝いができるでしょうか。その果実は、どんな未来につながっていくでしょうか。
「モヤカラ♪」シーズン2は、ゲストのお悩みをうかがい、問題の根っこにあるパラダイムを一緒に考えることで、明日のワクワクにつながるヒントをお伝えしていきたいと思います。
次回の配信は、10月2日(月)22時10分からです。お楽しみに!
今回の配信は、こちらから聴くことができますよ。
「7つの習慣セルフコーチング」の公式サイトはこちら。
「モヤカラ♪」過去の放送はマガジンにまとめています。