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【モヤカラ♪ vol.11】イラチなおっちゃんに訪れた変化

今年こそ、今度こそ、と決めても、なにかを継続するのはなかなか難しいものです。

本当に、心からそうありたいと思っているのに……。

もしかしたら決意に足りないのは、「小さな小さな最初の一歩」を決めておくことかもしれません。

・コレをしたらアレをやる「イフゼンルール」
・集中時間を決めて動く「ポモドーロテクニック」
・時間の使い方を管理する「タスクシュート」

などなど、仕事の効率化にはさまざまなテクニックがあります。いろいろ試してみて、自分に合うものをみつけるしかないのですが。

効果的であるかどうかを意識するなら、重要なのは、自分に正直に向き合えるかどうか、です。自分の価値観に合っているかどうか、ともいえます。

第11回「モヤモヤをカラッと♪」では、まっちゃんさんの正直で誠実な告白を伺いました。

2023年、自分を変えたいと思っている方、必聴ですよ!

「モヤモヤをカラッと♪」とは

毎月第1・第2月曜日の22時10分から、「モヤモヤをカラッと♪」というトークルームを開催しています。

略して「モヤカラ♪」

人は、「パラダイム=ものの見方や思い込み」によって思考し、選択し、行動しています。でも、自分がどんなパラダイムを持っているかは、なかなか意識できません。

そこで、「パラダイムシフト=パラダイムを自覚して、世界の見え方が変わった瞬間」をうかがい、明日のワクワクにつながるヒントをみつけてもらおうというルームです。

第11回目のゲストは、わたしが密かに「大阪のイケボ親父」と呼んでいるまっちゃんさんです。

コテコテなおっちゃん……感がありますが、今回は自身の悩みに真摯に向き合ってこられたお話を聴くことができました。

仲間内では、穏やかで、おもろいおっちゃんとして知られていますが、かつては「イラチなおっちゃん」だったそう!?

まっちゃんさんを変えたパラダイムシフトとは?

「自信がない自分」を受け入れるまで

まっちゃんさんが最初に『7つの習慣』を読んだのは、およそ20年ほど前のこと。ただ、難しすぎて、よく分からなかったそうです……。

いやー、分かります。おまけに分厚いもんね……。

そのあと、何度も読み返して、やっと少しずつ理解できるようになり、実践にも移せるようになってきました。

なかでも好きなのは、「第1の習慣」の章にある「刺激と反応の間」の話とのこと。

ここには、コヴィー博士がサクラメントで講演したとき、喜びのあまり立ち上がってしまった看護師さんの話が出てきます。

わがままな患者さんを担当されていて、ずっとさんざんな思いをしていた、という方です。彼女は「反応は自ら選択することができる」というコヴィー博士の話を聞いて、こう思いました。

全世界に叫びたいくらいです。私は自由だ、牢獄から解放された、これからは他人に自分の気持ちを左右されることはないのだと

『完訳版 7つの習慣』

外部からの物理的・心理的刺激に対して、わたしたち人間は反応を自ら選択できます。

これ、頭では分かるんです。でも、いざというときに、実践するのはかなり難しい!

かつてはイライラしてばかりで、怒りっぽい性格だったという、まっちゃんさん。家族にも、職場でも、指摘されていましたが、なかなかイライラを止めることはできませんでした。

こういう「怒りんぼ」な人のことを、関西弁で「イラチ」と呼びます。「短気」や「せっかち」よりも、もっとトゲトゲした空気を出している感じでしょうか。

貧乏ゆすりはもちろん、テレビを観ながら無意識に爪を噛んでいることもあったそう。

「イラチ」な自分をなんとかしたいと考えていたまっちゃんさんは、「刺激と反応の間」を読んで、看護師さんと同じように感動してしまうのです!

自分の感情をつくっているのは、自分自身。こうして「イラチ」が顔を出してしまうのは、自分に自信がないからではないか

その、「自信がない自分」を受け入れたとたん、スッとラクになりました。まるで、大地に根を張るように「自分」という存在が確かなものになったわけです。

まっちゃんさんのパラダイムシフトを助けてくれたのは、『7つの習慣』と、野口嘉則さんの『鏡の法則』という本です。

「相手は自分を映す鏡」とはよく言われますが、フィーリングの合わない人だっていますよね? わたしも以前読んで、ずいぶん自分の認識が変わった覚えがあります。

まっちゃんさんは、「刺激と反応の間」を自覚するために、「イラッとしたらお腹に手をあてる」ようにしていたそうです。そのまま6秒数える間に、気持ちが落ち着いてくるからです。

何度も繰り返してきたいま、ご家族からも「丸くなった」と言われるようになり、穏やかで、おもろいおっちゃんとして生まれ変わった、といえます。

まっちゃんさんがご自分を変えることに成功した理由は、「小さな小さな最初の一歩=お腹に手をあてる」を決めておいたから、でしょう。

本を読んで、「へー! なるほど!」から一歩先へ

「イラチなおっちゃん」が、「イケボのおっちゃん」となるまでのストーリーはぜひ、マネしたいものでした!

自尊心の源を大切にしよう

まっちゃんさんの運命の書となった『7つの習慣』と『鏡の法則』。

「モヤカラ♪」では、野口嘉則さんの書籍『「これでいい」と心から思える生き方』から、「第一感情」と「第二感情」の話も紹介していただきました。

たとえば、家族でレストランに食事に行ったとしましょう。

みんなでおいしいものを食べて、楽しい時間を過ごしたいと思っていたのに、店員さんの態度が悪い。

イラチなら、すぐに声を荒らげるでしょうね……。

このとき、表に出ている感情は「怒り」に見えます。これは「第二感情」と呼ばれるものです。

野口さん曰く、こうした攻撃的な感情は、それ単体としては生じないそう。注目すべきは、「第二感情」の元となっている「第一感情」。

例の場合でいえば、「大事に扱ってもらえなかった」「家族の時間を台無しにされた」という、「悲しみ」や「寂しさ」があったのかもしれません。

この「第一感情=悲しみや寂しさ」をケアしない限り、「第二感情」だけをなんとかしようとしても収まらないんです。

「第一感情」を受け止めることで、自尊心が高まってきた、と、まっちゃんさんは仰っておられました。

「自信がない自分」を受け入れられず、「怒り」によって場をコントロールしようとしてきたまっちゃんさんのパラダイムシフトです。

この話を聞いて、「モヤカラ♪」のパーソナリティであるむらけんさんが、『7つの習慣』の一節を紹介してくれました。

心の安定の源はどこにあるのだろうか。他の人たちにどう見られているかとか、自分がどんな扱いを受けるかというようなことから得られるのではない。
(中略)
心の安定は自分自身の内側から生まれる。頭と心に深く根づいた正確なパラダイムと正しい原則から生まれる。

『完訳版 7つの習慣』

自分の気持ちに正直でいないと、周りの目が気になってしまいます。これではインサイド・アウトな生き方から遠ざかるばかり。

あなたはいま、自分の価値観に誠実に生きているでしょうか?

これ、2023年の目標にしたいですね。

まとめ

まっちゃんさんのお話からは、「小さな小さな最初の一歩」を決めておくこと、自分に正直に、誠実であることの大切さを実感しました。

どれもインサイド・アウトな生き方に必須の考え方です。

『7つの習慣』は、世界で一番売れている“ビジネス”書ではありますが、パートナーとの関係、親子関係、友人関係と、汎用性の高い学問です。

だからこそ、どこから手を付けたらいいのか、ちょっとフワッとしてしまいがちなんですよね。

できそうなことからやってみるのもOKですが、できれば第1の習慣「主体的である」から意識して習慣化するのがおすすめです。

グッと身体に染みこませれば、自分の根っこが大地に広がっていくように感じられるかもしれません。

まっちゃんさんのパラダイムシフトは、こちらから直接聞けますよ。ぜひ!

「モヤカラ♪」は、毎月第1・第2月曜日の22時10分から開催しています。次回は1月9日の予定です。

お楽しみに!


冒頭でわたしがちょろっとお話ししている「7 SALON」は、こちらから入会手続きができます。

「7つの習慣セルフコーチング」の公式サイトはこちら。

講座内容はこちらに掲載されています。

「モヤカラ♪」過去の放送はマガジンにまとめています。







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