日々の言葉 #91『非属の才能』
今日の言葉は、山田玲司さんの『非属の才能』から。
山田玲司さんのマンガを初めて読んだのは、『絶望に効くクスリ』だったか、『ゼブラーマン』だったか。覚えてない……。笑
『絶望に効くクスリ』は著名人へのインタビューをマンガ化したもので、日本という国で希望はどこにあるのだろうか?というテーマで語りつくした作品でした。
この中でオノ・ヨーコさんにインタビューしているときに、山田玲司さんは「非属」という概念を思いついたそうです。
「非属の才能」とは、
「絶対にその人でなければ表現できない、のちにその人そのものが新しいカテゴリーになってしまうような種類の才能」
のこと。
人は無意識に「群れのルール」に従ってしまうけれど、そこから外れる人たちだっています。いえ、そもそも世間で天才と呼ばれている人だって「フツーの子供」だったわけで、本当は誰の中にも才能はあるんですよね。
では、野茂英雄や桑田佳祐が、その天才性を伸ばせたのは、なぜか。
山田さんは、本人の努力だけじゃなく、「親が子供の失敗をどれだけ許せるか」だと、しておられます。
たとえは子育てですが、これは新人の育成も同じだと思います。
「分からなかったら聞いてね」
「まずやってみようか。失敗してもいいから」
先輩たちは、やさしくそう言ってくれるんですけど、本当に聞いたり失敗したりしたら、
「なんで? 説明したじゃん!」
と言われてしまうのがオチ。
だったら黙っていたい。言われたことだけやりたい。なんて方向にいってしまいます。
こんなときほど、先輩たちにも新人たちにも『7つの習慣』の「自覚」が使えます。「自覚」とは、自分を客観的にみつめ、把握する能力のこと。
ミスが発覚して、イラッとした。ガックリきた。焦った。ムカついた。
湧き上がるいろんな感情を、ひとつずつ整理してみると、自分の説明不足を認めたくなかったんだ……とか、ツメが甘かったかも……なんてことがみえてきます。
イタいよねー。イタすぎるよー!!!
それでも、その痛みこそ、自分を成長させてくれるクスリなのです。
子ども時代の自分に会えたとしたら。どんな言葉をかけますか?
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「なぜ」が人生を深くする。
7つの習慣のポイントと、小さな問いを発信しています。
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TCS認定コーチ・7つの習慣セルフコーチング認定コーチのしんちゃんです。
コーチングに興味ある!という方は、こちらのnoteもご覧ください。