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日々の言葉 #77『嫌われ松子の一生』

今日の本の言葉は、山田宗樹さんの『嫌われ松子の一生』から。

『7つの習慣』における第2の習慣は、「終わりを思い描くことから始める」です。言葉だけ聞くと、なんだかよく分からない……。笑

「すべての物は二度作られる」という原則に基づいた習慣で、本では家を建てるときのことが例に挙げられています。

大工さんが一本目の釘を打つときには、もう「どんな家」ができるのか決まっているはず。平屋なのか、5階建てなのか、広いリビングがあるのか、お風呂はいくつあるのか。

まさか、作りながら考えることはないですよね!?

「すべての物は二度作られる」とは、頭の中でイメージしたことと、実際に作り上げることを指しています。つまり、ゴールや目的をしっかり決めておくということ。

第2の習慣を考えるたび、思い出すのが「松子」でした。

小説では、甥っ子である笙の視点でも、松子の生涯が明らかにされていきます。視点を切り替えることで、ウソみたいなドン底人生の展開が、映画のアップとロングの切り替えのように感じられて、とても引き込まれました。

将来有望と期待されていた松子。溌剌とした人生を歩むはずだったのに、なぜ転落したのか。

彼女は「終わりを思い描くこと」がなかったからではないか、と思うのです。

松子は「何をしてもらったかより、何をしてあげたか」を大切にしたい人でした。でも、ヒモ男に搾取され、自分を見失っていく姿には、「この人とどういう関係を築きたいのか」という理想がみられません。

人生の目的、ありたい姿を思い描いていなかったといえるかも。

ようやく、「これかも……」と手を伸ばしたところで、松子の人生は終わりを迎えてしまう。なんともせつない「終わり」でした。

今日が新しい人生のスタートだとしたら、どんなストーリーにしますか?

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「なぜ」が人生を深くする。
毎日、小さな問いを発信しています。
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TCS認定コーチ・7つの習慣セルフコーチング認定コーチのしんちゃんです。
コーチングに興味ある!という方は、こちらのnoteもご覧ください。


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