アスハモがとんでもないライブだった件
2021年2月23日横浜アリーナ開催、Poppin'Party x Morfonica Friendship LIVE『Astral Harmony』に現地参戦した人が書いた慣れないライブレポです。
初めてのポピパとモニカの対バン(Friendship LIVEってことだから"対バン"じゃなくて"共バン"？とかになるのかもしれないけど)…開催が発表されてからすごく楽しみにしていたけど、どんなライブになるのか予測がつかなかったので始まってからの衝撃がすごかった…
前日はRAS x Roselia の『Rausch und/and Craziness II』をLVで観て、こちらももちろん最高の対バンライブだったんだけど、ラウクレIやInterludeを見てきている分いい意味で予測がつく部分も多かったので、今回のポピパ x モニカの方が予測できなかった分の驚きがものすごくて、個人的衝撃度の大きさで言ったらLVと現地という差を抜きにしてもこちらに軍配が上がるのでは？と思ったくらいでした。
以降、ライブの時間軸に沿って感じたことを書けるだけ書いていこうとは思いますが、ライブという性質上どうしても記憶が曖昧な部分がありますので、もしかすると事実と異なる部分があるかもしれないことをご了承ください。
また、今回かなり後方スタンド席からの観覧であったため、ステージ上のパフォーマンスや演者さん達の表情といったものへの解像度が低く、そういった点に関する言及は皆無です（あとで配信されるなら観たい）。
ライブの先手はモニカ。モニカから始まるのは想定内だったけど、まさかの開幕"Flame of hope"は予想外過ぎていい意味で裏切られた。モニカ曲でもトップレベルに好きな曲から始まって嬉しさと驚きで心が追いてかれそうになっている中、開幕から力強い演奏で引っ張るモニカがカッコ良くて、この時点ですでにこのライブはなんだか凄いことになりそうだぞと思った瞬間でした。
そして演奏は立て続けに"CQCQ"に突入。10月のCantabileで魅せたモニカの新しい一面。自分好みの激しめのナンバーが連続で演奏されて一気にブチ上げられ、演奏後に「ごきげんよう。Morfonicaです」をキめられて（これが聞きたかった）、MCからの"月光花"と"金色へのプレリュード"。"月光花"はしっとりしたヴァイオリンの旋律をフィーチャーしたアレンジが美しくて、"金色〜"は本当に輝くような希望に満ちた楽曲に心が嬉しくなる。こういう色々な楽曲ができるのもモニカの魅力。
続くMCでガルパ内の合同体育祭のエピソードを語るメンバー達から披露されたのが、そのエピソードと関連も深いライブ初披露となるカバー曲"LEVEL5-judgelight-"。後でポピパのところでも触れるけど、ポピパのレールガンカバーと合わせて超電磁砲好きにとってはこの日のセトリは神だったし、個人的にも思い入れのあるこの曲のカバーをついにライブで聴くことができて最高に幸せでした。
LEVEL5に続いて"深海少女"、"Daylight -デイライト-"、"ブルームブルーム"と最高すぎる流れは止まらない。特にこの流れでモニカにとっての始まりの曲であるデイライトを持ってこられたのが心に刺さりまくりで、新曲や新カバー楽曲を経てからの原点の曲は、バンドの成長ぶりと相まって一番涙腺にきた瞬間でした。
(※ちなみにここは４曲続けてやったのかブルブル前に一旦MCを入れたのかちょっと記憶が曖昧）
９曲目は"Nevereverland"。ANIMAXでのナノさんとのコラボは結局聴けず仕舞いだったからここでやってくれて嬉しかった。そしてなんというかそういった経験を経ているからかやっぱりメンバーみんなのパフォーマンスもすごくレベルアップしていたと感じた。
そしてラストはガルパに実装されて間もない新曲"ハーモニー・デイ"。
もう主要なオリジナル曲はやってしまったからラスト何が来るんだろうと思ってたらまさかのフル初披露！まだシングルもリリースされていないっていうのにこの日のために短期間で仕上げてきたんだなと思って、ものすごく感動してしまった。１コーラス後に各メンバーが歌い繋いでいくパートがあったのが印象的で、また新しいモニカの一面が見られる仕上がりになっていたので、音源を聴き込むのが楽しみです。
以上全１０曲、現在進行形で進化するMorfonicaの"いま"をぎゅっと凝縮したような心地良いセトリでした。
それにしても10月からたった４ヶ月でどの楽曲も演奏や歌の表現力にさらに磨きがかかっていてモニカのバンドとしての急成長には本当に驚かされました。いや、現地補正がかかってたかもしれないけどほんとすごかったんだよ…
続くはポピパへバトンタッチするための幕間。
今回ラウクレ２もアスハモも時間的制約があったのか、バラエティ的幕間映像は無しだったのがかえって新鮮だった。
その代わりにガルパ内のちびキャラたちによるステージ控えや楽屋での会話形式になっていて、リアルライブの演出としては賛否あるかもしれないけど、自分としてはこういうのも良いと思いました。特にアスハモではステージ上でもキャラで通しているモニカには合っていて統一感があると感じたし、そしてこれが今回のライブの一番のキモにもなっていたと思う。
幕間会話は出番を終えたモニカとこれからステージに向かうポピパが和気藹々と会話を交わして和ませてくれるんだけど、ふとましろちゃんが「この中（お客さんの中）には不安を抱えていた頃の私（みたいな人）がいるかもしれない」と言う。それに対して香澄が「じゃあ私たちはその人の背中を押す音楽をやろう」と言い、ましろちゃんが「わたしの背中を押してくれたように、誰かの背中を押してください」と言うんですよ。
そんな幕間会話を経て始まったポピパのステージの開幕が"ミライトレイン"。これで一気にエモさが振り切れる。そして間髪入れずに"キズナミュージック♪"へと繋いで思惑通り涙腺崩壊させられた（この流れでずっと頭の中で「バカ！バカ！バカ！バカ…！」って叫んでた俺）。
キズナミュージックは本当にスクリーンの映像もバンドリ２期最終回のEDで流れた絵とか使ってくるからズルすぎなんだよなぁ…
そして最初のMC。ここで初めてポピパメンバーも今回はキャラで通すんだってことがわかって、ステージ・幕間通してバンドリ内の世界観で統一しようとしてる今回の演出、エモさが過ぎると思った。
MCでおたえが「RAISE A SUILENというバンドのサポートを５日間くらいやってね…」って話をして（ここもさえちとしてではなくおたえとして喋っている）「ただいま」から始まった"Returns"、"1000回潤んだ空"、"Time Lapse"、"イニシャル"までたしか立て続けに４曲やったと思う。
開幕からエモさ全開で、"Time Lapse"からそれにさらに熱量を注ぎ込むような流れ、ほんとポピパだからできる振り幅のある構成だと思った。
そしてここからのポピパらしいオーディエンスとの一体感を高めていくやりとりも楽しかった。寄せては返す「光のウェーブ」で客席から「ビリビリ」を受け取ったと言って始めた"only my railgun"。まさかのモニカのLEVEL5と対になるようなカバー曲披露で最高に嬉しかったし、もはやお馴染みになった振り付きの"Hello! Wink!"はみんなで踊れてほんとに楽しい。こういったライブの楽しさを味わえるのもポピパならでは。（ちなみに光のウェーブの指示をしたのはりみりんなんだけど、この時のりみりんは若干キャラが崩れかけていたので面白かった）
ラスト２曲。"キラキラだとか夢だとか 〜Sing Girls〜"。推しの六花ちゃんと関連の深い曲なので前回のライブに続いてやってくれて嬉しかった。そして最後は"CiRCLING"。ラストに相応しい、バンドを、そしてライブに来ているお客さんを大きな輪で繋いでくれるポピパを象徴するような曲で締め括り（ブレードを２つ持ってきていたのでそれで輪を作るの楽しかった）。
自分はRASの演奏力や、Roseliaの世界観のようなものに魅了されがちだけど、改めてポピパはそれとは違うベクトルでライブの魅力、楽しさを気付かせてくれるバンドだなと思いました。
そして再び幕間でちびキャラ同士のやりとりを挟んでからのアンコール。
ここまでキャラを通しての流れになっているから、観ているこちらとしてもあのモニカがついに憧れのポピパと同じ舞台に立って共演するんだっていう気持ちになって感慨深かったです。
合同バンドでの披露１曲目は"Daylight -デイライト-"。
イントロでましろちゃんと香澄が向かい合って手を伸ばしてから歌い出すところで目が潤んだ。歌い終えての挨拶「ごきげんよう。ポッピン・モニカです」は可愛かった。
そしてサイサイとのオンライン対バンライブやモニカのZepp単独、夏の9th LIVEの出演バンド決定と告知を経て、本公演最後の曲となる"Yes! BanG_Dream!"で大団円。モニカとポピパの合同バンドなだけあって、ヴァイオリンの調べが乗ったイエバンはほんとにここだけのスペシャルバージョンという感じがして貴重でした。
以上、気がついたらすっかり長くなってしまったアスハモの完全個人主観のライブレポでした。
セトリだけを取ってもヤバいのに、それにコンテンツの力も加えて、ポピパとモニカのリアル/キャラ双方の化学反応が最高の形で昇華されたとんでもないライブだったと思います。
このライブを現地で観れたことに感謝。ありがとうございました。
【セットリスト】
Morfonica
1.Flame of hope
2.CQCQ
3.月光花
4.金色へのプレリュード
5.LEVEL5-judgelight –
6.深海少女
7.Daylight -デイライト-
8.ブルームブルーム
9.Nevereverland
10.ハーモニー・デイ
-幕間-
Poppin’Party
1.ミライトレイン
2.キズナミュージック♪
3.Returns
4.1000回潤んだ空
5.Time Lapse
6.イニシャル
7.only my railgun
8.Hello! Wink!
9.キラキラだとか夢だとか 〜Sing Girls〜
10.CiRCLING
-幕間-
Poppin’Party×Morfonica (ポッピン・モニカ）
en 1.Daylight -デイライト-
en 2.Yes!BanG_Dream!