![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37997074/rectangle_large_type_2_23e260a6e3be104f7da2053609c6e779.jpg?width=1200)
”超高齢化社会”はいつ来る?
皆さん、お疲れ様です。
さて、早速タイトルの内容なのですが、既にテレビなどのメディアでも散々取り上げられているのですが、改めて「日本の労働市場を考察するうえでの勉強」「noteに記録することで未来への考察にも役立てるような内容」にしていきたいと考えています。
また、「聞いた事はあるけど、実際よく分かっていない」という方のためになればいいなぁという思いもあります。
では、「超高齢化の国 日本」の実態とはどんなものなのでしょうか?
■人口1億人を割る日はいつ来るのか?
まず現在時点(2020年10月1日現在)での日本の総人口は1億2,588万人と総務省のWebにも概算値として出ています。
ちなみに過去を振り返ると初めて総人口が1億人を超えたのは1970年ごろのようです。過去50年で約2,600万人の人口増加と言い換える事も出来ます。
しかし、実は2010年ごろをピークに日本の総人口は既に減り始めています。
総務省のデータでは2010年の総人口は1億2,806万人というデータが出ていることから、直近10年で約218万人の人口が減少したという事になります。
では、このまま人口が減り続けた場合、日本の総人口が1億人を切るのはいつ頃になるのでしょうか?
■4人に1人が75歳以上の未来
現在の推計で発表されているデータでは2048年には日本の総人口は9,913万人となり1億人を割ると予想されています。
さらに2060年には総人口が8,674万人まで減少すると同時に、75歳以上の人口が26.9%(4人に1人程度)になり、まさに超高齢化社会が待っていると言われています。
少子高齢化が続くと「人口が減ると同時に高齢者が増える」というのは分かりますが、4人に1人が75歳以上と聞くと少しインパクトが変わりますよね…。
■人生100年時代は本当なのか?
最近、労働市場を語るうえで「人生100年時代」というのがセットになっている気もしますが、実際に僕の周りに100歳まで生きた人が少ないせいか、あまり実感が湧かないのが本音としてあります。
そこで、日本の平均寿命の推移も調べてみました。(100年時代っていうのはあくまでイメージの話でしょうが、実態を知りたいという性格の悪さが出ています)
厚生労働省が発表している2019年での日本人の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳と出ています。2010年の内閣府の予想では、2020年時点での平均寿命は男性80.93歳、女性87.65歳という内容だったのでかなり精度が高いデータだったかと思います。
さらに2060年時点での平均寿命は男性84.19歳、女性90.93歳となると予想されています。
上記からも40年後の平均寿命では100歳に届かないですが、数値としては「人生100年時代」に近くなり、実感値がかなり高まるようになっているのではないでしょうか?また、今の子供たちにとっては現実味のある数値だとも言えるでしょう。
■長い人生の中でのキャリアにどう向き合うか
「人生100年時代」が現実的になればなるほど、今までの制度はこれからはより激しく変わっていく事が予想されます。
既に「新卒一括採用」「終身雇用」などは崩壊が始まっています。今後は「定年退職の年齢」「年金受給の年齢」などにも歪みが出てくることも考えられます。
これら以外にも顕在化していない問題は多々ある事から、不安や懸念を抱えながら働いている人達が多いと僕は感じています。
長い人生だからこそ、キャリアに対する心構えや準備、そのための知識などが必要になってくるはずです。
全ての人の不安を取り除く事は難しいかもしれませんが、少しずつキャリア開発に関する発信も出来ればと考えています。
〆