42、理化学研究所の研究成果を紹介しよう。やっぱりコロナは自然感染すべきだね
理化学研究所は12月8日、「新型コロナウイルスに殺傷効果を持つ記憶免疫キラーT細胞 -体内に存在するもう一つの防御部隊-」という研究成果を発表しているのだが、どうやら日本人が新型コロナウイルスに対して異常なまでに強いのは、新型コロナウイルスに反応するキラーT細胞を速やかに活性化させるからだそうだ。
https://www.riken.jp/press/2021/20211208_1/#note6
今回は理化学研究所の研究内容を紹介したいと思うのだが、話しを分かりやすくする為、まずは知っておいた方が良い基礎知識をざっと説明しておく事とする。
昨年から我々日本人は「新型コロナウイルス」によるバカ騒ぎによって全く無駄で過剰な感染対策を強いられているのだが、この「新型コロナウイルス」というウイルスは、「新型」というだけあって「旧型」のコロナウイルスも存在している。
旧型のコロナウイルス
●普通の風邪の原因となる「季節性コロナウイルス(4種類)」
※他のヒトコロナウイルス
●「SARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルス(SARS-CoV-1)」
●「MERS(中東呼吸器症候群)ウイルス(MERS- CoV)」
コロナウイルスは、アルファとかデルタとかオミクロンとかバスクリンとかツベルクリンとかヒラリー・クリントンとかオミシゲルンルンとか、そういった「新型」と呼ばれるコロナウイルスだけではなく、旧型のコロナウイルスも存在しているのだ(バスクリン以下はコロナと関係ないですからね。ふざけただけです!)。
我々日本人は昨年から、「新型コロナウイルス怖い、新型コロナウイルス怖い」「ワクチン打ちたい、ワクチン打ちたい」と空念仏のように唱え続けているワケなのだが、我々はこれまで、旧型の季節性コロナウイルスに多くの人が何度も自然感染してきている。
我々日本人は中国あたりからやってきただろうコロナウイルスに大昔から何度も何度も感染してきている為、ヨーロッパやアメリカ等の人達よりもコロナウイルスに対して、ある意味慣れっこになっていると言える。我々日本人はヨーロッパやアメリカ等の人達に比べて、コロナに対する免疫力が強いのだろう。
さて、ヒトの免疫細胞は「自然免疫」と「獲得免疫」の2段構えとなっている事はご存じだろうか? 免疫免疫と一口に言っても、免疫には自然免疫と獲得免疫の2種類が存在しているのだ。
両者をすごくざっくり説明すると
「自然免疫」
もともとヒトに備わっている免疫で、あらゆる抗原に対して発動するもの。
「獲得免疫」
ウイルス等に感染した事で後天的に備わる免疫で、再度同じウイルス等に感染した際に発動するもの。
こんなような具合だ。詳しく知りたい方は「がん免疫.jp」の「自然免疫と獲得免疫」を参照してほしい。
https://www.immunooncology.jp/medical/visualization/vis_02
要するにヒトは抗原に対して、まずは自然免疫で物理的に排除しにかかり、それでも食い止められなかった抗原に対しては、その抗原に特化した獲得免疫が発動して、物理的な攻撃を加えたり無力化しようとしたりして対応するワケだ。
さぁ、ここでようやっと、今回扱いたかった「キラーT細胞」や「HLA-A24型」のハナシに移りたいと思う。
「キラーT細胞」――なんとも攻撃的な臭いをプンプンとさせている名称なのだが、コイツはウイルスに感染した細胞を発見すると、その細胞ごと「まるっと」殺してしまう情け容赦のない細胞で「獲得免疫」に該当する細胞だ。後天的に獲得した免疫細胞って事ですねハイ。
ちなみにヒトには「NK(ナチュラルキラー)細胞」という免疫細胞も存在していて、コイツもウイルスや細菌といった抗原を発見するとガンガン攻撃を仕掛けていく好戦的なヤツなのだが、キラーT細胞のような獲得免疫とは違って「自然免疫」に該当する。キラーT細胞とNK細胞は全くの別物だ。混同しやすいので一応説明しておく。
さて、理化学研究所によると、キラーT細胞はウイルスの「エピトープ」という特定の部分に反応してウイルスを攻撃するそうなのだが、「季節性コロナウイルス」と「新型コロナウイルス」のエピトープを調べたところ、「極めてよく似たエピトープ」があると分かったそうだ。
この季節性コロナと新型コロナのエピトープは、我々日本人の6割が持っていると言われている「HLA-A24型」に結合しやすいそうなのだが、この「HLA(ヒト白血球型抗原)」という分子は数万種類あって個人個人複数の型を持ち、また「HLA」の型は親から子に遺伝する為、その分布は人種によって特徴があるのだそうだ。
我々日本人は「HLA-A24型」を持っている割合が他の人種に比べて高いのだろう。
この我々日本人に特徴的な「HLA」の分布は、大昔から何度も何度も旧型の季節性コロナウイルスに「自然感染」してきた事を要因としているのかもしれない。
また理化学研究所によると、新型コロナウイルスの抗体を持っていない日本人であっても、旧型のコロナウイルスの記憶を持つキラーT細胞が速やかに発動される為、感染したり重症化したりする事が少ないのではないかという事だ(交差免疫ですね)。
――とりあえず、理化学研究所の研究成果の紹介は以上になるのだが、結局我々日本人が新型コロナウイルスに対して異常な強さを発揮しているのは、これまでに何度も旧型のコロナウイルスに「自然感染」してきた事を要因としているのだろう。
そうであるならば、なぜに3回も4回もワクチンを接種していく必要があるのだろうか? ワクチンを打つ意味が全く分からないのだが?
デルタ株は感染力が強くても毒性は弱く、大して重症者も死者も生まれなかった。オミクロン株だって基本的には無症状か軽症がほとんどだと言われている。
ワクチンを打ったってデルタ株にもオミクロン株にも感染する。
「――いやいや、ワクチンを打てば重症化せずに済むのだ」
このような言い訳がましい反論が罷り通っているが、これだって結局ワクチンなんて全く関係なくて、我々が大昔から旧型のコロナウイルスに感染してきた事で獲得したのかもしれない「HLA-A24型」のおかげなんじゃないですか? ワクチンの効果ではないだろう。
ワクチン接種者と未接種者が新型コロナウイルスに感染した場合、体内のウイルス量はどちらも大して変わらなかったというCDCの報告もある。ワクチンを打ったら重症化を防げるという理屈には何の根拠もない。我々日本人に関しては「HLA-A24型」によるところが大きいのではないだろうか?
新型コロナウイルスを終了させるのは、ワクチンの接種率を上げて多くの人に抗体を作る事ではなく、ただただ多くの人が「自然感染」する事なのだろう。
危険なだけでメリットなんて全くないワクチンは無視して、普通の生活を営んでいれば良いのだ。オミクロン株なんて、どうせデルタ株と同じように収束していくのだ。
ワクチンなんて頼らずに、己がもともと備えているものを信頼してみても良いんじゃないですか?
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