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【75ヵ国インタビュー】#1マレーシア🇲🇾

皆さんこんにちは、しんです!
記念すべき1ヵ国目はマレーシアです🇲🇾
大学1年の頃一緒に授業を受けていた友達が出てくれることになりました!
それでは早速参りましょう。

※このシリーズは主に対談形式でお送りします。

自己紹介

しん「それでは自己紹介をお願いします!」

ズハ「名前はズハイルで、出身はネグリ・センビラン、マレーシア(Negeri Sembilan, Malaysia)です。8人兄弟の末っ子で、今年で22歳になります!
趣味は音楽とゲームで、アカペラサークルにも入ってるよ」

しん「ちょっと待って8人兄弟だっけ!?!?

ズハ「そうだよ、言ってなかったっけ笑」

ズハ「マレーシアでは昔10人兄弟とかが普通で、今は5人兄弟とかが普通かな」

(マレーシアってそんなに兄妹いるんだ…知らなかった。)

日本に来ようと思ったきっかけは?

しん「そもそも何で日本に留学しようと思ったの?」

ズハ「もともとアメリカに行きたくて向こうの大学にも受かったんだけど、奨学金がおりなくていくのを諦めたんだよね」

しん「その点日本は奨学金とかおりやすかった?」

ズハ「別にそんなこともないかな。イギリスとかドイツとか韓国とかも選択肢ではあったよ。」

しん「そんなに選択肢あったのに何で日本?」

ズハ「身の回りの人たちが乗ってた車に日本車があって、技術が優れているイメージがあったから日本にしたんだと思う。特に日本の文化とかに興味があった訳ではないかな笑」

(特に興味なかったけど来たの凄いな)

ズハ「でも日本に来たら日本のことちゃんと好きになったよ」

しん「日本のどんなところが好きになった?」

ズハ「会話の時の本音と建前があるところかな。他人に気を配って話している日本の特徴的な文化だと思う。マレーシアの場合は大体本音が多いから、日本の建前の文化は自分に合ってて面白いなと思った。」

どうして東工大を選んだの?

しん「日本の中でもいろんな大学があるけど何で東工大にしたの?」

ズハ「自分の学校から選べる日本の大学の中で一番難しかったから東工大にした!」

しん「東工大に来てみて実際どうだった?」

ズハ「バカ難しいよ😂」

しん「そんなに!?笑」

ズハ「身の回りにめちゃくちゃ優秀な留学生がいるから彼を目標にしてるくらい」

ズハ「あと同じ予備校(日本語とか学ぶところ)から東工大に来た人がいなかったから勉強を聞く人もいなかったし、日本の高校までの数学はレベル高いし、しかもそれを日本語で解かないといけなかったから大変だった。」

ズハ「あとやっぱり一年生の頃は日本語に慣れるまでは伝えたいことを伝えられなくてストレスが溜まってた。」

日本での交流はどう?

しん「実際に東工大に来てみて交流はできてる?」

ズハ「勉強は大変だったけど交流は楽しかったよ。」

ズハ「授業でもしんたちと一緒だったし、サークルにも入ったし、HUB-ICSにも通ってたかな。マレーシア留学生会にも入ってた。」

しん「日本人と交流する上で困ってることってある?」

ズハ「年上に対してどれくらい敬語で話すのかが分からなかったから、めちゃ気を使ってた。予備校では文法とか筆記がメインだったから会話が最初は苦手だったけど、ヘタでもいいから話す人を作ってたかな。」

ズハ「結構日本人は上下関係が厳しいなと思うことがあるかな」

(ならではですねえ)

宗教上の理由で困ったことはある?

しん「ズハはムスリムだけど、日本で何か困ったことはあった?」

ズハ「お祈りに関しては全然なくて、食事が大変だったかな。あと女性との接触について説明するのが大変だった。」

ズハ「サークルのハイタッチ自己紹介というのがあったんだけど、その時はきちんと説明して対応してもらってた。あと飲み会にもいけないからね。」

※ムスリムは家族以外の異性と接触してはいけないという決まりがあります。他にも、特殊な殺し方をした動物(牛、鶏、羊など)を使ったハラールメニューのみ食べられます。ちなみに豚は食べられない。お酒も飲めないし、お酒が飲まれている場にも行ってはいけないそうです。ズハはハラールメニューがないときは野菜や魚を食べて対処していたそうです。

日本で国際交流はできてる?

ズハ「あんまりできていないかな。もっと英語圏の人と話してみたかった。学部生に欧米の人が少ないっていうのもあるけどね。」

しん「どんな風になったらもっと交流できるかな?」

ズハ「欧米からの学生って修士から来る人が多いんだけど、その人たちは研究室からあんまり出てこない印象があるかな。学部生はアジア圏からの留学生が多いからもっと多くの国の人とも話してみたい。」

今後の国際交流に向けて

しん「どんなイベントがあったら参加したい?」

ズハ「イベントらしいイベントだと参加しにくいかもしれない。自然にそういう人が集まるきっかけを作って欲しい。具体的に言うと各国の食べ物が売られているコーナーとか。」

ズハ「Taki Plazaみたいな場所はめっちゃ良いと思う。思わず誰かと遭遇できるような場所だよね。綺麗だからみんな行きたくなるし。」

しん「どんな仕組みがあったら行こうかなって思う?」

ズハ「Taki Plazaに楽器が置いてあるよとか、お菓子が置いてあるよとかみたいに、交流が直接の目的じゃない方が行きやすいかも。あとは英語で何かやってたら留学生があるまると思う。例えばゲームとかクイズとか。」

しん「なるほどね、真面目すぎたらいけないのか🤔」

ズハ「あとは有名な人とコラボとかだったら行くかも。前に自分が主催したイベントでメンタルヘルスに興味のある学生向けに、その道のプロに来てもらったときは結構たくさん来てくれたかも。」

そういえば休みの日って何してる?

しん「そういえば休みの日って何してる?」

ズハ「ゲームを友達とやったり、院試に向けて勉強したりしてるかな。あとは留学生会のミーティングがあってそれが忙しいかも。」

しん「最近新しい友達とかできたりすることってある?」

ズハ「2年生の前期まではいろんな人と話して友達をどんどん作ったけど、それ以降は一緒にいるメンバーが固まってきたかな。」

しん「そこらへんは日本人とあんまり変わらないんだなあ。」

しん「もう新しい友達は作りたいと思わない?」

ズハ「作りたいけど忙しくてできてないかな。もっと時間あったら新しい友達作りたい。あとはアカペラサークルで友達ができたみたいに同じ趣味の友達ができたら嬉しい。」

今後はどうする予定?

しん「大学卒業後はどんな進路を考えてる?」

ズハ「大学院に行って、できれば日本で就職したいかな。」

しん「おー!楽しみだねえ!」

ズハ「でもいつかはマレーシアに帰って両親と一緒に過ごしたいな。」

しん「良い息子過ぎる😭」

しん「最後にみんなに伝えたい想いある?」

ズハ「最初は特に興味があった訳でもない国に来て、難しいことに挑戦したんだよね。でも結局そのプロセスも結果も楽しめてるから、人は難しい道を選んでこそやりがいを感じると思う。もちろん大変なこともあるし、泣いたこともあるけど笑」

最後に

今回はズハに話を聞きました。
彼とは一年生の頃ほとんど同じ授業で、仲良くなり、一年生の夏にマレーシアに旅行に行ったときには現地を案内してくれたりもしました!
久しぶりにちゃんと話して楽しかった〜
この企画に協力ほんとに感謝!ありがとう!

次回は誰の話が聞けるのかな。楽しみですね〜!

それではまた世界のどこかで!

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