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北朝鮮の軍事力の近代化 陸軍編(火砲・戦車)
金正恩登場前の北朝鮮陸軍
作戦行動は実施可能?
北朝鮮は往年「ソウルを火の海に」という脅しをかけてきていた。
しかしながら本当に作戦行動は実施可能だったのか。
この写真を見てもらおう。
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こちら、火砲が一斉射撃している場面であるが、ほとんど弾薬箱が無いのである。果たして、本当に弾薬があるのだろうか。
もし弾薬があったとしても質が悪いものと考えられる。
こちらの写真を見てもらいたい。
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陸自のFH-70の射撃シーンである。
火は出ていない。砲身の先から火が出るのは、熱や煙が車内に入らないようにしている戦車だけである(装輪装甲車等類似するものも含む)
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このように火がでている。
しかし、北朝鮮の火砲の場合、普通は火が見えないはずである(夜間は除く)。
そのため、火が見えることの考えられる原因は以下である。
1.燃焼効率が悪い
2.合成写真
どちらにしても弾薬の質・量は悪そうだ。
そのため作戦行動は実施不可能であろう。
金正恩登場後の北朝鮮陸軍
戦車
今まで北朝鮮が開発してきた戦車は全て旧ソ連・ロシア由来のものであったが2020年に公開したM−2020に限ってはロシア由来のみとは言えないものとなっている。
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こちらはM1エイブラムスに似ている形状をしている。
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似ていると思っていただけると思う。しかしながら、M1よりももっと形状が似ている戦車がある。それはイランのゾルファガール戦車。
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もしこの戦車が元なのならばイランから中国経由で北朝鮮に渡ったと考えられる。
軽装甲機動車
こちらも2020年の軍事パレードに登場した。
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写真を見ていただければわかると思うがとある車両に似ている。
それは日本の軽装甲機動車(LAV)である。
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このように形状が一致していることがわかってもらえると思う。しかしながら防衛装備品が北朝鮮に渡ることなど万に一つもありえないので考えられる理由は2つある。
1.サイバー攻撃により手に入れた
2.外観をパクった
この軽装甲機動車は駐屯地の記念祭を始めとして自衛隊のイベントでよく展示されているため、北朝鮮の工作員が写真を撮り、本国に送ってパクったということも考えられる。
さいごに
とりあえず知っておくべき北朝鮮陸軍の兵器について書いた。
この情報をなにかに役立てていただけると幸いです。