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どうやったら英語に「能動的」に取り組むことができるのか?~AUSワーホリ体験、英会話向上経験から考えてみた

前回、私が個人的に英会話を勉強した方法についてご紹介しました。それこそ勉強法は人それぞれですし、やる気スイッチがどこにあるのかも人それぞれ。ただ、この間、台湾から来た友人を案内している際に痛感したのが、「(それほど誇れるレベルではないけれど)片言でも英語で会話できて良かった」ということ。繰り返しますが、そんなにペラペラレベルではないですし、使うフレーズも中学英語に毛が生えたレベルです。それでもなんとか頑張れば意思疎通はできるんですよね、なんとか、ですが。


なぜ、日本以外のアジア圏の人たちは英語を話せるのか?

そこで考えたのが、「なんで台湾や香港、それに韓国などアジア圏の国々の人たちは英語が話せるのに、日本人は苦手なんだろう?」ということ。私の学生時代、中学高校の6年間+大学でも必修で1年間はやっていた気がします。それでもはっきり言って全然ダメでした、本当に。笑えるくらい英語の成績はダメでした。

私の英語ダメダメエピソード

私の場合、洋楽や洋画全盛期。何よりアメリカのカルチャーに憧れていた世代です。そんなわけで英語には人一倍興味があったのに、いざ学校で学ぶ英語となると・・・汗。なんであんなにできなかったんだろう?と不思議になるくらい、単語も文法も全然頭に入ってこなかったですね、本当に。

学生時代の海外旅行で火が点いた!

転機は大学時代に友人と初めて挑戦した海外旅行でした。場所はL.Aとラスベガス。映画好きの友人たちと当時はまだ日本にはなかったユニバーサルスタジオやチャイニーズシアター、ウォーク・オブ・フェイムに行ったことがきっかけでした。この旅が楽しすぎて、遅ればせながら旅行熱に火が点いてしまい、卒業旅行でもヨーロッパを回ったのですが、これだけでは満足せず、社会人になった後にワーホリ制度を知り、一念発起。もう一回目一杯旅行がしたい、というところから始まり、だったらついでに英語も学び直したい、と思ってオーストラリア行きを決めた、というのが流れになります。

豪州ワーホリで初めて「能動的に」英語を学ぶ

そして実際、渡豪してからの話は前回のエピソードに書きましたが、それこそ人生で初めて「能動的」に英語を学ぶことになりました。語学学校では最初の時期になんとアジアの小学生たちと同じクラスに配属される屈辱(しかも彼らの方が英語を喋られるという!笑)。しかし徐々に英語自体が面白くなってきて、気づくとドはまりして、空き時間も英語を勉強するくらいになっていました。それこそ「やる気スイッチ」が入ったんでしょうね。このように一度スイッチが入ると、あとはもう面白くなってくるので、自然とエンジンが掛かり、善循環がスタートする感じでした。

というのが、私の場合のエピソードになります。このように人間の「やる気」って本当に面白くて、一度スイッチが入るとあとは放っておいても頑張れるんですよね。ただ、私の場合はそのために会社を辞め、オーストラリアに行くという、まあまあ大きな決断だったり、資金も掛かったわけですが。


ポイントは「能動的」であるかということ

要は人間、物事に「能動的」に取りかかることができれば、比較的、苦労することなく継続することができるということ。きっとこういう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。その反対が「強制的」「恐怖心」で迫る手法。これは短期間であれば効果があると言われていますが、長期的には難しいということも言われています。そりゃ誰だって嫌ですよね、矯正されて何かをすることは。ですから、うまいこと「能動的」にやっている感をだせるといいんでしょうね、なかなか難しいのですが。

なんとかもう少し日本人も英語が話せないものか・・・

実はプロフィールにはちょこっと書いているんですが、私はかつて学習塾で実際に授業担当講師兼、マネージャー(教室長)として働いてきました。別に自慢できるようなことでもないので、あまり書いてこなかったのですが、今回の英会話エピソードを機に、「なんとかもう少し誰もが他のアジア圏の人たちくらいに英語を話せないものだろうか?」と思い、私なりに勝手に「こういうのはどうだろう?」なんてことを考えるに至ったというわけです。

学校での授業の見直しが必要?

もちろんまだまだ完璧な解答があるわけではないのですが、今の子どもたちは小学生の頃から英語が授業であるというのに、やっぱり話せない方、苦手な方が多いですよね。これは授業の見直しが必要なのか、そもそも興味関心が薄いのか、だったら半ば強制的に英検などを受けさせ、そのために過去問を徹底させるのが良いのか?うーん、なかなか難しいですよね。ただ、今はデジタルツールも発達しており、うまく使えば教師のマンパワーに頼ることなく、そうしたツールによって効率的に勉強できるような気もします。きっと文科省も各都道府県、市町村の教育委員会も「英語力の向上」と聞いてNOという組織はないと思うので、どうすればいいのか頭を抱えているんだと思うんですよね。

とはいえ、いくらツールが素晴らしくても・・・

ここで難しいのが、いくら素晴らしいツールが揃っていても、受け手の学生さんのモチベーションが一定ではないと言うこと(当たり前ですが・・・)。一人一人、その教科に対する好き嫌いがありますからね。では、どうすればいいのか?もちろんこれにも確実な答えがあるわけではないのですが、平たく言うと、出来不出来はさておき、まずはその科目を「好きになる」ことが最優先なんでしょうね、多分。「好きこそものの上手なれ」ということばもありますからね。まずその教科に対してネガティブな意識をもたれないような取り組みをするのも一つかもしれないと思います。ただこれも言うのは簡単ですが、行うのは難しいですよね・・・。

それでもやっぱり英語を嫌いにならないでほしい!

ただ、やっぱり英語はできないより、できたほうがいいと思いますし(大人も子どもも)、特にビジネス雑誌などで毎年4月頃に「英会話特集」が組まれるところを見ると、多くの人が英語へのコンプレックス&願望を抱いているんだろうなと思います。ということは、なんとか若い学生のうちから、もっと英語に興味関心、いや、とにかく英語を嫌いにならないような仕組みづくりができればな、と思っております。では、どうやって「嫌いにならない環境を作るか?」という点については、私のかつての経験も含めて、別の機会にご紹介したいと思います。

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