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2つの3面檻ライド乗り比べ in姫路。後編。
今回のお話は、前回の続きとなります。前回のリンクを貼っておくので、こちらも是非。
1.冒険ライドという乗り物。
サファリ・ザ・ライド(以降STライドと呼ぶことにする)の進化型として登場した、更なるサファリ用ライド。それが冒険ライドです。
天井と側面が檻であること、真後ろから出入りすることはSTライドと似ていますが、運転席とケージ部分が半ば一体化していること、そして中央部分が突出していることや後方部分が開放可能なことが大きな違いです。
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内部の中心部分は、階段(前後にある)とスロープが設置されていて、ライドの上に乗ってくる猛獣たちと同じ目線での観察を楽しむことが可能なつくりになっています。
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草食セクションでは、ライドの後部の窓を開けることができ、草食獣たちと同じ空気を味わったり、彼等ならではの臭いを感じながら観察を楽しむことが可能です。
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2.実際に乗った時のお話。
ここからは、実際に体験した時の話となります。
2-A.トラセクションに入るまで。
発着場や大まかな回り方はSTライドと同じですが、肉食獣のエリアでのメインは、STライドがライオンである一方、冒険ライドはトラになっています。また、草食獣のエリアのメインは、STライドがラクダ、冒険ライドはキリンです。
最初はチーターを見ながら、トラがいるエリアへと進んでいきます。多くの肉食獣の例に漏れず、休んでいる姿を見るのはしばしばあることで、運が良いと動いているところを見られます。
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2-B.トラセクションにて。
チーターセクションを過ぎると、いよいよ冒険ライド最大の山場、トラセクション。ここでは専用通路に入り、滝のすぐそばまで接近し、その脇からトラが乗ってきます。
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ここでは予約時、先着3名までの内に入ったならば、トラに生肉をあげる体験ができます。
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そして、ライド内の突出部から、トラと同じ目線で観察することが可能です。ほぼほぼ零距離で見るトラは、迫力満点です。
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ちなみに、トラをどうやってライドの上から追い出すのか?、とお思いになる方もいるかもしれませんが、それは随所で待機しているレンジャージープの運転手さんの役目です。
2-C.ライオンセクションで。
続いてのライオンセクションでは、ライドの側面に仕掛けた生肉をライオンが食べにくる様子を至近距離で観察することができます。
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トラと同様、小さめの肉片だとあっという間に平らげていきます。百獣の王の食べっぷり、必見です。
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2-D.草食セクションを行く。
肉食獣のエリアを過ぎると、続いては草食獣たちがいるエリア。ここでの山場となる動物はキリンで、入って少し行った所にいます。
冒険ライド専用の通路に入り、ライド後部の窓を開放してから餌やり体験を行うことができます。
葉っぱが沢山ついた枝を出すと、キリンが寄ってきて食べてくれますが、相手は繊細な動物。雨天の時等、気分によっては近くにこないこともあり、餌やり体験はあくまでも運が良ければ、とのことです(スタッフさん談)。
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陸棲の植物食哺乳類の中では屈指の体躯の持ち主であるキリン。当然、食事量は少ない筈がないので、一瞬で食べてしまいます。
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キリンの後は、草食獣たちのエリアを更に巡ります。後ろの窓が一部開放されている状態なので、草食獣たちと同じ空気を味わいながらの観察です。
また、普段はあまり見られない、後方の風景を楽しむことも、冒険ライドならではの楽しみの1つです。
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大型草食セクションを抜けた後はSTライドと同様、ウォーキングサファリの発着場で降り、後でバスに乗り換えるか、そのまま遊園地の発着場まで戻るかが選べます。
3.まとめ。
STライドと冒険ライド。どちらがオススメかといわれても、正直なところ、両方同じくらいオススメです、というのが私の答えです。
ライドによって主役となる動物、そして窓の開き方も異なるため、それぞれでしかない味わい方があるためです。
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しかしながら、STライドは3000円、冒険ライドは3300円と結構な値段です。金銭や時間に余裕がなければ、2つを乗り比べてみたりするのは難しいかもしれません。ですが、通常の車やバスにはない、独特の楽しみが沢山あることを考えると、妥当な値段でしょう。
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姫路に訪れる機会があれば、是非2つのライドを体験してみてはいかがでしょうか。あなただけの新たな発見がきっとある…、かもしれませんよ。
最後に、注意事項を簡単に何点か。かなり揺れるので、手すりはしっかり持っておくこと。乗り物酔いしやすいけど楽しみたいなら、酔い止めを持っていくこと。特に夏場は、飲み物を持っておくこと。トイレは事前に済ませておくこと。体力に自信がある時に参加すること。
今回はこのあたりで以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。