2つのことをやめてみた
実は4月から、働き方をがらりと変えた。
自分がやりたい仕事ができなくなり、そのためにいくつもの他の仕事を抱えることにしたのだ。
エンジニアをやめて、大きく舵を切ったはずなのに、割と早い早い段階で大きな波にのまれてしまった。
そもそも僕は、特別に器用な人間ではない。
たくさんのことを考えて抱えすぎて、手からこぼれていく。必死に拾いあつめようと手をのばしても、地面に吸い込まれていく雨水をただ見つめるような感覚に陥ってしまうから、いつも自分を見失う。
それでも、お金を稼いで家族の生活を支える身としては、何もしないわけにはいかない。
6月に入って、仕事や大切なことが増えたいまだからこそ
「やること」と「やらないこと」を決めた。
やること
・家族の時間を最優先にする
・病気や怪我の治療を後回しにしない
・すぐ収入に繋がる仕事を選ぶ
・新しい人脈を作り続ける
・仕事を幅を増やす。分散させる
・0→1で新しいものを作る
フリーランスに近い働き方を選んでからは、家族の時間が少しだけ増えた。土日も仕事にでることもあったが、毎回ではない。エンジニアだった時のように、毎月の出張もなくなって家族と過ごす時間が増えた。
病気や怪我を後回しにするのは、とてもリスクのあることだと分かった。自分自身のことで言えば、腰の痛みや頭痛のように放っておけば済むと思っていると、忘れたころに後から一気に襲ってくる。
それは家族も同じで、妻の通院や娘の歯の治療まで全て、どんな小さなことでも後回しにしないよう心がけた。
新しい仕事は、とにかく挑戦することだけだった。0→1の発想は当たり前で、それよりも新しい仕組みを作っていくことが楽しい。それと同時に、一時的に収入が不安定になりそうな時期があったから、久しぶりに汗を流すような仕事や短時間でお金になるようなアルバイトもした。
やらないこと
・無制限にお金や時間を消費すること
・誰かに期待すること
具体的には、LINE@の運用とある1つの仕事をやめた。
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LINE@の運用**は、個人で毎月2万円以上払って運用していても、なかなかうまく使いこなせずに時間だけを消費してしまった。毎日送られてくるメッセージが嬉しくて、それだけでも続けたいと思ったけれど、そもそもSNSのツールはたくさんあって、全てに目を通すと時間を無限に消費する。結局は、コストを削減するために無料プランに切り替えた。
一斉配信やユーザー属性の閲覧ができないのはつらいが、いまはお金も時間も余裕がない。
仕事そのものはとても好きで、一緒に働く人が楽しくて、時間があれば人や企業にサービスを紹介し、その場でアイディアを出し、どれだけ効果的に広めていけるかを分析して、たくさんの時間を消費した。目を輝かせて「一緒に仕事をしよう」と熱く語ってくれた人に裏切られても、彼を信じて勝手に期待して、最後の最後まで振り回され続けた。
結局その仕事は、働くことで得られたものより、失ったもののほうが多い。
最後は自分から離れることを選んだ。
やめてみて なにがかわったか。
家族、仕事、時間、お金、健康… いろんなことを見直して、「やること」「やらないこと」を決めてからは、いろんなことが好転したように思う。
6月。Slackのワークスペースを3つ減らし、新しい仕事に集中した。
新しい仕事はとにかく人に会うことが多く、歓迎会やランチに誘われていくことも増えた。動ける範囲でとことん動き、ちゃんと評価される環境で、仲間やメディアを一緒に育てていく楽しみがある。
また、妻の体調がよくなったことで、こどもたちの笑顔も増えた。
落ちついた頃、「君も自分の体をちゃんと労わってね」と妻に言われ、僕自身も自分の体に向き合うようにした。(もともと健康だけどね 笑)
久しぶりのnoteで、よく分からない近況報告でした。
では、また。 shin5