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AWS re:Invent 2024行ってきたので、色々書く!

こんにちは、
Fusic Advent Calendar 2024という企画で、本来は12月12日に一本記事を書いておかないといけないところをすっかり忘れており、現在(12月25日PM)、このnoteというプラットフォーム利用して書きます。

Fusic Advent Calendarについて、まず簡単に説明を入れた方がいいかなーと思ったのですが、以下薄い説明しかなかったので省略します。

2023年に引き続き今年(2024年)もre:Inventに派遣してもらえました。素敵な思い出ばかりなので、今回はそれらを振り返ります。


1. 背景情報

株式会社Fusicという会社でソリューションセールスをやっています。
特にAWS領域のインテグレーション系の案件をそれなりにやってきましたが、最近は純粋なAWSではなく、とりわけ生成AI(※ 以降 GenAI)、航空宇宙 & 衛星 産業、セキュリティ周りでのセールスや事業開発的な活動が多いです。

AWS Aerospace & Satellite Teamから貰った飛行船と宇宙飛行士のSwagを一緒にパシャ!

ちなみに冒頭にも書きましたが、去年(2023年)もre:Inventに派遣されてます。

今年は、ロールの変化によって技術的なところを見ることは少なくなりましたが、いまだにAWS認定資格は9個くらいありますし、今期から会社では初の事業部門(営業側の部門)からのエバンジェリストに選ばれたり、英語が堪能だったりで、行く理由は沢山あったので手を挙げて無事選出されたという流れになります。

2. 抑えたセッション

今年は事前にセッションを抑えるのに完全に出遅れました。

最近のAWSは生成AIにどんどん力を入れてますが、僕がセッション抑え始めた頃には人気のGen系のセッションは根こそぎ取られてしまったので、諦めて”宇宙”と”Landing Zone”に絞る方向でセッションを抑えました。

現地でのWalk-up(予約なしでも早めに並べば席がもらえる枠)も含めると、今年は以下のセッションに参加しました。

  1. Migrating regulated workloads on to AWS at scale

  2. Landing zone setup process from zero to hero

  3. Degas uses generative AI on AWS to help smallholder farmers in Ghana

  4. Deliver accurate all-weather Earth observation data with gen AI on AWS

  5. How ICEYE uses satellite data & generative AI to speed flood response

  6. Generate insights from Planet Labs satellite data with Amazon SageMaker

  7. AWS Partner Keynote with Dr. Ruba Borno

  8. AWS and Kuiper together: Building applications using satellite connectivity

  9. Responsible AI development and deployment | Gen

3. セッション参加してみて

まず、参加したセッションのほぼ全てに共通して面白かったのが、僕が行ったセッションは日本人がほとんどいなかったことです。
KeynoteとResponsible AI以外は、Japanese-lookingな人はほぼ皆無に等しかったです。

LZも宇宙も、日本だと玄人好みな部類なんでしょうね、何が言いたいってわけではないですが、なんか自分が特別な感じがして面白かったです(笑)

逆にKeynoteとかGamesdayとかは、日本人好みなんでしょうね、たくさん行ってる印象でした。

あと、狙ったわけではないですが、今年参加したセッションはChalkTalk(スピーカーとオーディエンスがインタラクティブに会話しながら進めるスタイル)が多かったです。

元々人の話を聞くのが苦手(話しながらじゃないと内容が入ってこないタイプ)なので、ChalkTalkは自分には非常に相性が良いと感じたのも2年目ならではの発見でした。
オープンフォーマットのディスカッションになるせいなのか、他の人はChalkTalkが苦手なそうな人が多かったですが、僕は毎回一番前の席で積極的に会話に参加してました(笑)


さて、いくつか面白かったセッションの話もします。

3.1. How ICEYE uses satellite data & generative AI to speed flood response

米国のSAR衛星事業者のICEYEによる、災害に対する衛星データ解析と生成AI利用のユースケースについて。

ICEYEのグローバルVP Andy、話したけどNice Guyだった

やはりアメリカの会社といった感じで、ハードウェアがすごいのは当たり前として、ソフトウェア技術の高さを実感します。

現職では日本の宇宙産業に対してクラウドやソフトウェアの訴求を続けていますが、アメリカのような先進的な事例をキャッチアップすることで今後の提案に繋がりそうなネタを回収できたという意味合いでもよかったです。

3.2. Generate insights from Planet Labs Satellite data with Amazon SageMaker

こちらはワークショップ形式で、ハンズオン用のデータセットや手順書が用意されていました。
基本的には自分で進めていきながら、分からないところがあれば徘徊しているSAの人のヘルプを受けるといった感じです。

(記憶に自信がないですが)
AWS re:Invent 2023ではワークショップ/ハンズオン系のセッションは2,3個取ってた記憶です。今年に関しては、このPlanet社のセッションだけでした。

現職では技術より事業的なことを考えることが多くなったので、あまりこういった細かい技術のところのキャッチアップが追いついてなかったのですが、re:Inventでは改めてこういった脳のリフレッシュができるのもいいですね、今回は衛星データの基本的な解析方法の勉強ができました。

3.3. AWS and Kuiper together: Building applications using satellite connectivity

Project KuiperのChalkTalkも面白かったです。Kuiperは厳密にはAmazon側の事業なので、実際にスピーカーもAmazonの人でした。

Starlinkなど競合が一歩先をいく衛星通信の領域で、Kuiperのサービスインに向けた現在のステータスを色々と教えてもらいました。

画像衛星のユースケースは身の回りで見かけるケースが少なからずあるかなーと思いますが、通信衛星や現在日本が力を入れている測位衛星などはまだまだスポットライトが当たってないのかなーと思います。

ChalkTalkのスピーカーが「Kuiper、2025年度のどこかでAvailableになるよ」と言ってたので、AWSのプラットフォーム上で通信衛星テクノロジーに触れる機会が今から楽しみです。

4. 他のアクティビティ

re:Invent後にLAに寄ってきました。

もちろん仕事目的です。

アメリカの宇宙産業でも権威の人と会ったり、アメリカで実際に宇宙スタートアップを立ち上げた方と色々と意見交換してきました。
(本当は写真載せたいけど…!!!)

ビジネス的な収穫もさることながら、産業の理解を深めることができたし、なによりシンプルに会話できたことに充実感を抱きました。

もちろん遊びも全力で楽しみました!

Lakers vs Trail Brazers戦

話題の自動運転タクシー - Waymo - にも乗ってきました。

やっぱりアメリカの社会・経済は色んな側面でダイナミックで好きです。

5. まとめ

すでにAWS re:Invent 2025も行きたい気持ちしかないです。あわよくば2026も行こうと思います。2027年も行っちゃおうかなと思います。

ではでは