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50歳の誕生日にBB3

50歳の誕生日を迎える今日、休みをとってどこか温泉とかでのんびりと、と思いきや、なぜかFEELCYCLEのスタジオでBB3 House4を受けている不思議。

暗闇大音響で自転車を漕ぐスタイルのFEELCYCLEに熱心に通い始めたのはここ最近のことで、現在167セッション。飽きっぽい自分としてはかなり続いてます。

通っている人にしかわからないことではありますが、BB3というのは上級者向けの結構ハードめな内容のプラグラムで、自身と向き合い、追い込むにはちょうどよい。45分間で800kcalを消費すると謳っているFEELCYCLEは、BB3ともなると45分間ずっともも上げ走をしている感覚で、疲労感はマジでハンパないのですが、走り切ったときの爽快感もまた格別です。

誕生日に書くnoteとしてはいかがかと思いますが、以下、FEELCYCLEはいいぞ!という話が展開されるので、ご興味持っていただけた方は続きをどうぞ。


FEELCYCLEに通い始めた背景

若く見られる(ナメられる)こともある私も、物理年齢は50歳。体力や身体面の衰えを感じる場面も正直少しずつ出てきて、人間ドックの結果を見ずとも、カラダによいことをなにかせねば、という意識は常に根底にあります。以前は、たまにロードバイクで片道1時間ほどかけて通勤したり、週末もドラクエウォークやりなら10kmほど走っていたりもしてましたが、正直しんどい場面も多くありました。まずもって、ここまで酷暑になるともうムリ。満員電車に乗るくらいならロードバイクで颯爽と通勤したほうが気持ちいいし、強制的にスマホ断ちできる自転車通勤の時間は深く考え事するには最高!と思ってたこともありました。
が、Gen-AX社の代表になった今となっては、自転車通勤もご近所ランも冷静に考えると危険がいっぱい。大事には至らなかったものの、どちらでも転んでそこそこなケガをした経験もあるし、あわや接触事故スレスレという場面もあったし、会社設立手続き時に代表取締役社長の保険の手続きなどをしていると、経営者がとるリスクとしては割に合わなさそうな気もしてます。
とはいえ、長距離ランやトライアスロン、ロードバイクにハマるCEOが多い背景には、なにかしら仕事以外で自分を追い込み、向き合うことをみなさん望んでいるのではなかろうかと。それはそれでわかりみが深いです。

多忙なビジネスプロフェッショナルにお勧めする理由

その点、FEELCYCLEは安全、安心、涼しい(相対的)のですよね。シャワー完備。その環境の中で、めっちゃ追い込まれるので、まわりの環境を気にせずより集中して自分と向き合うことができます。
元ロードバイク乗りとしては、自転車を漕ぐというカラダの動かし方においては普通の人よりはアドバンテージあったし、感じ方の種類は違うけど爽快感は変わらずあるし、一定時間スマホ断ちできるメリットも変わらない。自転車通勤派だった私の主張としては、満員電車でスマホみながら揺られている時間を体動かす爽快感ある時間に変えられることのタイパのよさだったのですが、決まった時間内で密度高く完結するFEELCYCLEのタイパのよさには、まったくもってかないません。
スマホ断ちして自分と向き合える時間を確保できることに加えて、日々ビジネス上の難題にぶちあたり、脳汁垂れ流しながら必死に解決策を考え、自分で考え自分でリスクと責任を取る仕事をしている立場の人にとっては、インストラクターの指示通りに体を動かせばよいという心理的安心感というか、言われたとおりにがんばっただけで「Awesome, good job!」と感情過剰気味にめっちゃ褒められる体験は、なんというか新鮮味があります。たまにはそういう時間も必要かもしれません。プログラムの終わりに「もうがんばらなくて大丈夫」言ってもらえたりすると、しんどい現実にも思いめぐらしつつ、けっこうぐっときたりします。
また、LET YOUR LIFE BE MORE BRILLIANTという企業理念、嫌いじゃないです。インストラクターのみなさんが楽しそう。従業員満足度を大切にしたときの影響について考えるよい事例として観察しています。社内政治やギスギスした人間関係に振り回される現実を思い出しながら、自分が代表を務める組織の文化はMORE BRILLIANTなものにしたいなあ、と考えながら漕いでたりします。

二要素掛け算戦略の妙

しんどい仕事の状況をまるっと忘れて没入する現実逃避的な状況は、フィットネスだけで実現するのは難しく、音楽の力をうまく使っているように見えます。パーソナルジム的なものも過去何度かやってみてますが、私の場合長続きすることはありませんでした。運営会社がどう考えているかはわかりませんが、FEELCYCLEの体験価値は、体を動かす爽快感×音楽の心地よさの掛け算ではないかというのが私見です。
この投稿の冒頭、BB3 House4というプログラムに参加した、と何の説明もなく記載してましたが、BB3というのが脂肪燃焼を目的としためっちゃしんどい上級者向けという意味合いで、後半のHouse4が音楽のジャンルを示しています。ハウス系の音楽を利用したセトリで構成する4番目のプログラムという意味合いです。ちなみにこのセトリの楽曲はめちゃくちゃかっこよい。
BB1など初心者でも比較的楽にこなせるプログラムでは、音楽にあわせて体を動かすとリズムにハマったときに気持ちいい、という感覚ですが、BB3レベルになってくると、心折られそうになるバチクソハードな状況を乗り越えるために、音楽のちからをうまく利用していて、音楽が自分の力をうまく引き出してくれている感があります。
エアロビバイク的な自転車をリズムにあわせて漕ぐといっても、足のリズムを合わせるくらいのイメージしか持ちにくいかもしれませんが、下半身はほぼ常にペダルをこぎながら、上半身で腕立て伏せや腹筋のような動作を繰り返しており、リズムに合わせて体を動かす必然性をつくりだしています。リズムのビートがわかりやすいハウス系音楽はまさに向いていて、FEELCYCLEのプログラムではハウス系成分やや多めな気がします。

FEELCYCLEへの新規事業提案

ハウス系音楽は嫌いではないですが、体を動かす爽快感より、爆音で音楽を聴ける環境を楽しみにプログラムを選ぶ場合には、RockやMetal系が多くなりがちです。内容を事前に把握せずIron MaidenのAces Highがかかったときには鳥肌立ちましたし、歌詞がシンプルなMötley CrüeのKickstart My Heart は漕ぎながらも思わず口ずさんでしまってましたし(めちゃくちゃキツい)、My Chemical RomanceのWelcome to the Black Parade聴いてからは普段の生活の中でもヘビロテになりました。自分の好きな楽曲を聞くと、気分が高まり普段より自分の力を引き出せるという、なんとなくそうかなー、と思っている仮説を、限界に追い込まれた状況で、確かにそうかも、と思わせてくれています。
だとすると…、FEELCYLEに提案したいことがひとつあり。
現状、さまざまなジャンル、アーティストの音楽でバラエティに富んだプログラムがあることで飽き性の私でさえ通い続けられてはいるのですが、すべて洋楽、かつ商業的にヒットしている楽曲なのですよね。万人受け、あるいは、暗闇でエアロバイクを漕いでいる姿を滑稽に見せることなく、ブランディング的にもカッコよく演出するためにはよい選択だと思いますが、推しのバンドがいるひとからすると、このセトリでプログラム作ってくれないかな、という、ささやかな願望があったりします。
そこで、持ち込みセトリによる、オリジナルプログラム開発を、事業として展開してみてはいかがでしょうか?
事業モデルとしては推し広告、応援広告のような形で、誰かが持ち込み企画したアーティストやセトリに対して、クラファン的に応援金額が一定集まればプロジェクト成立、プログラム開発着手、としておけば、運営側はリスクを回避しつつ、プログラムの多様性、その先にいる潜在顧客のリーチを拡大することができます。
例えばこんなのはどうでしょうか?打首獄門同好会あたりを軸にした、日本のメジャー/インディーズバンド系のプログラム。聞いたことがない人のために「筋肉マイフレンド」という楽曲の歌詞の一部を引用すると…

たとえば人生のどこかで でかい壁にぶち当たって
途方に暮れてしまっても そこで筋肉!
崖っぷちにしがみついて 手も声も届かなくて
絶望に打ちのめされても そこで筋肉!
大胸筋 三角筋 上腕二頭筋
大円筋 菱形筋 上腕三頭筋
広背筋 僧帽筋 肩甲挙筋
腹直筋 腹斜筋 脊椎起立筋
たとえどんなに 追い詰められたって
君は一人じゃない
筋肉マイフレンド 光が見えなくなったって
筋肉マイフレンド いつも言っているだろ 筋肉は裏切らない
筋肉マイフレンド さあ筋トレの扉開けて
筋肉マイフレンド そこにマイフレンド 永遠にマイフレンド

楽曲より書き起こし

できれば一度聞いてみていただきたい。ライブ会場では途中でおもむろにスクワットタイムがはじまり、それまで手を上げたりヘドバンしてた観客がみんなでスクワットを始める謎な光景が見られます。体を鍛えるシーンになんと相性の良い楽曲。FEELCYCLEでいうと前半はダンベルでショルダープレス、アームカール、トライセプスなどを、後半はプッシュ&プル、ホバーからスクワットあたりで構成すると歌詞にマッチしてよいのではないかと思います。後半は下半身の筋肉を羅列する歌詞。ハムストリングス(復唱)など。
打首だけでもよいセトリが作れそうな気もしますが、「八十八ヶ所巡礼」のめちゃうま演奏が入ると全体が締まるし、「ヤバイTシャツ屋さん」はノリの良い曲が多く、「バックドロップシンデレラ」のウンザウンザな感じはリズムに多様性を持たせることができ、「キュウソネコカミ」「四星球」「夕闇に誘いし漆黒の天使達」あたりの個性的な世界観や歌詞は流れに変化をつけやすく、もしかしたらコラボでオリジナル楽曲を作ってくれるかもしれません。このあたり含んだセトリをつくると、楽し気なプログラムになるのではないかと思います。
ただ問題は、クラブに通ってそうないわゆる陽キャな人たちとFEELCYCLEの相性は疑う余地なく高そうなところ、なんらか世間に思うところがあって代弁したり忘れさせてくれたりしているバンドを求めてライブハウスに行く人たちが、体を鍛えてMORE BRILLIANTになりたいと思うかどうか…。とはいえ、消費者の内面心理は多面的できれいごとで決めつけてはいけないと思いつつも、もしかしたらそんなことはとうに検討済みで、やはりFEELCYCLEのスタイルや経営方針は合理的で正しいのではないか、と一周まわって思うなど。

まとめ:MORE BRILIANTな存在を目指して

いずれにせよ、ここ1-2年、市場や技術の急激な変化や、自分たちではどうにもならない超大手企業同士、はては国家間の関係性のなか振り回されて、人生最大悩み多き時期を過ごしてきた私に、新しい楽しみを教えてくれたFEELCYCLEには感謝申し上げたいです。おかげさまで体調も仕事もいまのところMORE BRILLIANT(当社比)な50歳の誕生日を迎えられています。

ここまで長文読まされて、最後が友達紹介のボタンだとマジで萎える人もいると思し、照会特典的なものが欲しいわけでもないので、野暮なことはしないようにします。もし興味を持った方がいたら、何らかの手段で個別にご連絡くださいませ。きちんとご紹介させていただきます。

フィットネスと音楽の掛け算でステキなサービスを提供し続けてくれるFEELCYCLEのみなさんに敬意を表しつつ、私が代表を務めるGen-AX株式会社においては、生成AI技術と業務変革コンサルの掛け算で、もう少し技術面を深堀りすると、自律AIとLLM Opsの掛け算で、広く多くの顧客企業のみなさまに価値を提供し、世の中全体をMORE BRILLIANTにしてゆく存在になりたいと心に刻む、よき誕生日となりました。まだプロダクトは開発中ですが、年末に向けて各方面で露出増やしてゆきますので、見かけることがありましたらお声がけくださいませ。
最後に大事なこと、Yes, we're hiring! 今のところエンジニア中心ですが、やや厳しめのJDの条件に合致しそうな方、そうでなくても砂金さん&チームと一緒に仕事したいです!という方のご応募、お待ちしております。

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