健常者という言葉が大嫌い。
妻は双極性障害であり、外出が難しくいつも家で1人で漫画やアニメやドラマ、ラジオや音楽を見たり聴いたりしながら1日を過ごしている。
私が仕事から帰ると、今日読んだ漫画のお気に入りのシーンなどを教えてくれる。
そんな毎日を過ごしている妻も鬱気味になったりすると、私に当たってきたりもするが、大半は穏やかな性格で常に何かに夢中になっている。
何かに夢中になっている事で躁鬱と戦っている。
それは私には計り知れない想像を超える事のように思える。
例えば、健常者と言われる人々がちょっとした事で感情を荒くする。誰かに当たる。陰口や小言で発散をする。
このような人々と比べ、妻は自分で何かに夢中になる事で、またお笑い番組やラジオで笑う事で発散している。
自我のコントロールがしっかりと出来ている。
健常者とは何かとついつい考えてしまう。
自我をしっかりコントロールしている妻は精神障害者認定をされている。自我をコントロール出来ず何か他人に感情をぶつける事でしか出来ない健常者と言われる人々がいる。
何が健常者だ。と思う。
私は健常者という言葉が大嫌いなのだ。
妻は出来ないのではない。妻を活かせる世界になっていないだけなのだ。
妻が活かせる世界を創るのだ。