生姜の効き目
1型糖尿病の場合、自分の身体でインスリンの生成がなされない。なので、食事の際に食事に見合った分を勘案してインスリンを投与しなければならない。だが、インスリンを投与してもその血糖値は望んだ数値におさまるとは限らない。とんでもなく高血糖になったり、時には低血糖になったりバラツキが大きく、それをコントロールするのが大変なのだ。
血糖値の上下幅が激しいのが下のグラフに現れている。
1型糖尿病治療で目標としている数値にHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)がある。
HbA1cは過去1〜2カ月の血糖値の平均的な状態を反映するもので、糖尿病のコントロールの状態が分かるものだ。
このHbA1cは5.5%以下であれば基準範囲で、6.5%以上が異常値、糖尿病と判断される。
糖尿病で怖く注意しなければならないのが合併症だ。糖尿病の三大合併症は糖尿病網膜症、足先や手に壊疽を起こす糖尿病神経障害、糖尿病腎症になる。
この合併症予防のためにHbA1cを7%未満にすることを目指す必要がある。
1型糖尿病に罹患して2年ほどはHbA1c6.9%ほどであったが、それから7%台になり7%後半になり、ここ2年ほどは8%を超えてしまった。なんとか7%台に戻そうとしているが、なかなか下がってくれない。
最近「生姜博士」なる方の血糖値を下げるのは生姜、ということを耳に挟みそれを実践し始めて20日ほどになる。
擦った生姜を小さじ半分ほど緑茶に溶かし、食前と食後、一日6回飲んでいる。
その効果がこれだ。
このグラフのブルーの線が目標値のラインだが、このラインに沿った形のグラフになっている。20日ほど続けて、このようなグラフの形になっているのが12日ほど、あとの8日はグラフの上下幅の変動が多いものである。変動幅が激しいのがあるのも、1型糖尿病の特徴ともいえるので、しかたないことだ。
あと10日ほどで定期診療の日なので、HbA1cが7%台前半になっていることを期待している。