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結(ゆい)の企画をする人へ
このnoteは、阿部広太郎さん主催の連続講座「言葉の企画」で出た課題「"自分の企画"を作文にしよう」で出した作文です。
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「新原って名前、もしかしたらご先祖様は新しい原っぱを開拓してきた人なのかもね。」
そんな言葉をサラッと言ってくださる阿部広太郎さんに出会った。瞬時に言葉を企画する人だった。
自分も『何か』を企画出来る人になりたい。もしもご先祖様が開拓してきた人なのであれば、自分は企画という道で開拓していきたい。
そんな想いを抱きながら、阿部さん主催の連続講座『言葉の企画』がスタートした。
『言葉の企画』では、「君はどう生きたいのか?」と問われているような感覚がずっとあった。自分の心の扉が何度もノックされるけど、なかなかその扉は開かない。悔しい。だんだん、「おい!どないして生きてくねん!?」と強く叩かれている感覚にすらなった。
何度も何度も、過去を振り返り、未来を考えた。そして、ようやく自分の生き方には一つの共通点があることに気づいた。
人だ。
繋がりだ。
僕は、『結(ゆい)の企画』をする人になりたいのだ。
『結』とは、結びつきという意味もあるが、小さな集落での共同作業の制度を意味する言葉でもあるようだ。何か困ったことがあれば、集落の住民総出で助け合おう、というわけだ。
しかし今、世の中では、人と人との関係性は希薄化していると言われている。困った時はお互い様、という古き良き文化が失われていると言われている。でもそうじゃない。まだまだ失ってなんかいない。そう思う。
僕が大学生の頃、災害ボランティア活動に参加した時の話だ。僕は何度もこの目で見た。毎年のように日本各地を襲う自然災害に向き合う人たちを。車が流され、家が崩れ、途方にくれてしまう所に、全国各地から集まってくるボランティアの人たちを。
被災地で、ある方が言っていた。「ここには結の精神があるんだ。」「困った時はお互い様だ。」
僕たちは助け合わないと、うまく生きていけない時がある。だからこそ、被災地で見た光景を世の中に広げたい、と思えた。この国は、まだまだ結の精神が残っている。僕は、この『結』をもっと大きくする企画をしたい。
人と人が出会うキッカケを企てる。
人と人が力を出し合えるキッカケを企てる。
人と人が助け合えるキッカケを企てる。
そんな、人と人が結びつく企画を、ずっと企画していたい。結を広めて、いいぞいいぞー!と後ろで見ていたい。
僕は今、Webサービスのマネージャーをしている。会社の口コミを掲載したWebサービスだ。サービスが目指すビジョンの中にも、やっぱり結の企画をやりたいという想いを混ぜ込んでいる自分がいる。働く人と人が交わることで、もっと生きがいを持てる仕事が出来る世の中にしたいと思っている。
やっぱり『結』という言葉は、ずっと僕の心の中心にある言葉だった。僕は『結(ゆい)の企画』をする人になるんだ。
『言葉の企画』を通して、少しは心の扉が開いた気がする。そして、何よりも出会えて良かったと思える人にたくさん出会えた。
言葉の企画生は、どんな企画をしていくんだろう。それぞれの道を進みながら、またみんなと企画の話を、僕はしたい。
新原
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阿部さん&阿部さん主催の連続講座に通う企画生でつくっているイベントが、間も無く開催されます!!
▼11月3日(祝・日)の「企画祭〜湯気ある時間〜」@横浜みなとみらいBUKATSUDO
https://kikakumeshi.jp/kikakusai/
ぜひお越しください!!