周りのネガティブに気付けるポジティブさを
「(これはアカーーン・・・!)」
階段を踏み外した瞬間に分かった。絶対に痛いやつ。しばらくすると、激痛が走る。あまりにも痛くて、吐き気までしてきて、しばらく垣根に座り込んだ。翌日病院に行くと、「足首の靭帯の一部が切れてますね」と。
こうして松葉杖デビューしました。しんばです。
そんな状態になって3日目。月に一度、楽しみにしている阿部広太郎さん主催の「言葉の企画2019」の日。今回はオンラインで参加(※)させていただきました。(※繋いでくれた企画生はちさん、本当に、本当に、ありがとう!!)
名付けは生命力を与えること
今回のテーマは「名付けの力」。そもそも名付けとはどういうことなのか?というところから、講義が始まりました。
この観点から、ハッとしたことが2つありました。
(1)良い名付けには、ストーリーがある
「名前の由来は?」って聞かれた時、「“◯◯に育ってほしい”という願いが込められていて…」と話ができるような名付けは、良い名付けだと思う。例えユニークじゃなくても、カッコ良くなくても、そこにストーリーがあればそれで十分なのかもしれません。
(2)言葉は可能性をグッと広げるもの
ストーリーがある言葉は、当初の思いをさらに押し上げる力があるようです。言葉を変えるだけで、自身の目指すべき方向性が明確になったりする。行動の可能性をグッと広げてくれるのも、これもまた言葉の魅力です。
「HELPUSH」のお話
印象的だった事例が、車椅子に乗る寺田さんの「HELPUSH」のお話。
車椅子を押してもらう事を「HELPUSH」と名付けた事で、その言葉の意味は車椅子を押すという行動以外にも広がり、「気軽に助け合いができる世の中にしたい」という意味に変わった。共感の輪がググッと広がったような感じ。このように、車椅子を押した先の世の中のあり方に「願い」が込められている「HELPUSH」は、まさに命が宿った言葉のように感じました。
実は、寺田さんとは8年前くらいに東北でお会いしたことがあります。確か同い年。その時から、車椅子に乗っている事をハンディキャップだと思わず、イキイキとしながら、何事も挑戦的でした。
そんな彼にとって、HELPUSHという言葉はとてもピッタリ。きっと、彼がHELPUSHという言葉の意味を聞かれた時、イキイキとそのストーリーと共に語るんだと思います。素敵。
言葉を扱う者になりたい
生きた言葉には、活力すら湧いてくる感じがします。どうやったら、生きた言葉を扱えるようになるのか?阿部さんは言います。
以前の講座でも話があったように思いますが、ポジティブに考える癖はとっても大事。きっと、生きた言葉を扱える人は、世の中のネガティブな出来事・事象にとても敏感なのでしょう。ポジティブにしたいからこそ、ネガティブが目に付く。このネガティブな状況を変えたい。そんな思いが言葉に、そして行動になっているのかもしれません。
残念な事に、自分にはあまのじゃくっぽいところがあって、誰かがポジティブに話していると、ついネガティブな事を言ってしまう部分があります(嫌なやつですね)。逆に、ネガティブな話になっていたら、ポジティブな事を言おうとします(それは良いかもしれない)。
そんな自分である事を受け入れつつも、目の前の出来事をポジティブに言い換えられるようになりたい。自身の概念(思想)を明確にして、行動に移したい。第3回は、そう強く思えた時間となりました。
次は8月10日(土)。とりあえず、それまでに足を完治させよう・・・!
(余談)今回の課題もおもしろかった
第3回の事前課題は「世の中の事象に名前をつけよう」。企画生の名付けはとてもおもしろいものでした。そして名付け自身、とてもおもしろい。
ちなみに、私が名付けた言葉の一つがこちら。
最近、「デコ広がってない?」と友人に言われる機会が増えたんですよね。言われると、普段の抜け毛が気になってしまって(笑)。この毎日の悲しい気持ちを紛らわせたくて、抜け毛を擬人化し「卒毛生」と名付けました。
そうすると、見方が変わります。まだ生えている髪の毛は「在毛生」とか。白髪になっている髪の毛は「留毛生(留年している)」とか。髪の毛が特に多く抜けてしまう風呂の時間を「卒毛式」って言ってみたり。
ま、ポジティブに名付けても、抜けるものは抜けてしまうんですが(涙)。
おしまい
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