今日も天気がいい
朝カーテンを開けて真っ青な空が広がっていると気持ちがいい。
何だかいい一日になりそうな気がする。
逆に分厚い雲がかかっていて空が真っ白だと少しがっかりする。
「今日は天気が悪いなあ」と思いながら気分も下向きになる。
曇りや雨を見て「天気が悪い」と言いますが、どうして「悪い」のでしょうか。
人類が農業を主として暮らしていたころは、雨は「良い」ことの方が多かったはずです。
まるで「天気が悪い」という言葉が、曇り空を見て私たちの気分をふさぎこむように誘導しているように感じます。
私たちの情動は他者の言葉からつくられます。
真っ青な青空を見て気持ちがいいと思うのも、夕焼けを見て美しいと思うのも、誰かがそう言っているのを聞いたことがあるからです。
同様に曇り空で気分がふさがるのもそう言う人が周りに多かったから。
私が雲一つない青空が大好きなのも、よく晴れた日は母親の機嫌がよかったことに由来している気がします。
「前向きになれない今の気分には、日差しがきついから、曇りや雨が落ち着く」とツイッターで目にしました。
どこかの誰かが愛してやまない曇り空もある。
それを知ることで、曇り空もちょっぴり好きになれるから。
今日も明日もずっと天気が良いのです。