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おじいちゃんと山登り。

こんばんは。山から下りてきて疲労困憊のしもちゃんです。今日はおじいちゃんと山登りに行ってきました。僕はこの20年間、登山をしてこなかったので刺激的な体験ができましたよ。

祖父、杖忘れる。

昨晩、僕は初山登りということで、入念に準備をしていました。帽子、水筒、メモ帳、リュック、リンゴ、おじいちゃんからもらった登山靴など持っていくものを全て一か所にまとめてから眠りにつきました。そして、翌朝午前十時に家をでました。今回の旅はよくいろんな所に旅にでている経験豊富なおじいちゃんと一緒なので安心です。僕は車の中で楽しく談笑しながらおじいちゃんと山に向かいました。その時、会話の中でふとおじいちゃんが言いました。「なんか忘れてると思ったら、杖忘れたわ。」と。僕は驚愕しました。登山杖っていったら山登りで一番大事な道具の一つなんじゃないかと思いました。僕のおじいちゃんは77歳です。その老体で杖無しで山登りなんてとても無理だと思いました。僕はおじいちゃんに、今からでも戻って取りに行こうと説得したのですが、「いーよ。手ごろな枝が落ちてるよ。」と、言って聞きませんでした。僕は不安な気持ちを抱えながら山に向かいました。

聞いてたのと違う。

ようやく着いたいまから登る山。おじいちゃんは杖無しでどんどんサクサク登ってゆきます。その老体のどこにそんな体力があったのだと、僕はびっくりしながら必死にあとをついていきました。それにしても、僕の想像してた登山と全然違います。富士山みたいなゆったりとした上り坂を長く辛抱強く歩いていくのだと頭の中で思い浮かべていたんです。けれど、今登っているこの山はまるで木登りです。崖を登っている気分です。常に命の危険にさらされながら必死に登りました。聞いてたのと違います。小学生でも登れる山って昨日言ってたじゃん!!落っこちたら死んじゃうよ!!と心の中で叫びながら僕は必死に大岩に手をかけました。今思えば叫んでも良かったかもしれないですね。誰もいないし。後ろに倒れるとおしまいなので前傾姿勢になりながら下を向いて登りました。ようやく少し休憩できそうな平地についておじいちゃんを見たら、しっかり手に杉の枝を持っていました。

山頂で食べるカップ麺はうまい。

苦節2時間半。なんとか山頂に着いた僕たち二人は休憩所でお弁当を広げました。来る途中、コンビニで買ってきたおにぎりとおじいちゃんが持ってきたカレー味のブタメン、デザートのりんごに羊羹を食べました。いやー、山頂で食べるご飯はめちゃめちゃおいしいですね。僕は普段りんごをあまり好んで食べないんですが、山頂でならシャクシャクいけました。それにブタメン。これがうますぎる。山登りにもっていくにはもってこいのサイズで、さすがおじいちゃん、センスが良いと尊敬しました。苦労して登った甲斐がありました。ブタメンをすすりながら山頂からの景色を眺めたのですが、とんでもなく雄大で美しかったです。どの写真で見る景色よりも感動しました。

おわりに。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。みなさんも山に登って雄大で美しい景色に感動していただきたいと思います。自分ってちっぽけな存在なんだなと本気で思いました。今ある悩みが全部吹っ飛ぶほど感動したのは生まれて初めてです。自然ってすごいんですね。20年も生きてきたのに登山をしてこなかったことに後悔しました。これからは定期的におじいちゃんと山に登りに行きたいと思います。それではまた明日の記事でお会いしましょう。みなさんの抱える悩みがなくなることを祈って。ばいばいー(@^^)/~~~。


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