見出し画像

オーガニックの勘違いその①

放置してある温州みかんやサクランボとハイビスカス

虫食いで瀕死状態だった二本のハイビスカス。

この子は夏の間は庭先に居られました。
その間に、虫の餌食になり、アブラムシや他の虫に集られて瀕死。
好きでは無いがホームセンターでスプレー式の殺虫剤を購入してきた。
500円前後だったかと思うが、たっぷりかけてあげた。
一枚目の画像は、葉っぱの中の虫さんたち。
アブラムシだけではありませんでしたね。一度使っただけで放置されてる殺虫剤。

現在の姿

多少は後遺症が残っているようですが、新芽を出して光合成をおこない、花も咲かせてます。
たぶん、放置しておいたら、枯れていたものかと思いますが・・・。
庭先と畑に実のなる樹が数種類植えられています。
温州みかん、柿、栗、サクランボ、ゆず、レモン。
選定などの手入れもせず、放置してます。
レモンは例年、アゲハチョウの産卵の樹になっていて、新芽をなんど出しても、アゲハの幼虫に食われて裸になります。
当然ですが、葉が育つ前に食われますから光合成が出来ません。
ゆえに、実をつけることはありません。
殺虫剤やら忌避剤を散布してやれば良いんでしょうが、レモンはそもそも当地には無かった樹。
アゲハはクロアゲハもキアゲハも飛んでる姿が優雅ですからね。
どちらを活かすか選択を迫られます。
たぶん、春から秋にかけて、3~4回は新芽を出してますが、尽く餌食です。食べてるのは、この子たち。

このサイズになると間もなく脱皮成虫になり産卵に戻ってきます
この子は孵化、一週間程度? 大きさ数ミリです。
アゲハさん。レモンの葉が無くなり、みかんに産卵してます。

アゲハ蝶の寿命は2週間から一か月ほどと聞いていたので、幼虫を殺戮できません。レモンの樹には氣の毒ですが、たぶん、生涯実を付けることは叶わないんでしょうね~

2つの事例を挙げた理由

前者(ハイビスカス)に群がっていたのは、葉巻虫とアブラムシの幼虫でした。明らかに弱っていたし、アブラムシは増殖するので、殺してる。
この子から排除しなければ他の子たちも被害にあっていたものと思います。
なにしろ、アブラムシには、蟻軍団が用心棒らしく護ってますからね。(アブラムシの排泄物は蟻の好物らしい)
農家(農業)は農産物を育て、販売することで成立しています。
いわゆる趣味の園芸とは大きな相違です。
ゆえに、必要であれば農薬は使う。
この世に生を受けて、生きようとしている森羅万象が居れば、使っても良いのでは無いか?と個人的に思う。

冬なら無農薬栽培は可能

冬は、病害虫の発生は、奄美や沖縄を除けば、ほぼ、皆無。
ゆえに、冬期に農薬散布する姿は見かけることは無いし、そもそも、農家も農薬やらずに済めばやらない!
有機無農薬がOrganicと考えている皆さんが過半かと思う。
大きな誤解がある。
有機、無機の違い。有機、化学肥料の相違を指している。
化学肥料の代表格であるN(窒素)ともうひとつ近年悪者扱いされているC(炭素)は生命体にとって、不可欠な元素です。
今朝は、疲れたので、Nの循環図があったので、掲載しておきます。
化学肥料の問題は、投入過多にあり、過多になれば植物体に余分なNO3(硝酸)が残留することですね。
化学肥料の無機体窒素(N)も、微生物が関与し、有機体のタンパク態窒素、アミノ態窒素に変化することは遍く知られています。
と云うことで今朝のOrganic講座はおしまい。
ちなみに、小生は、学者でも無いし、専門家でもありません。体験と農家さんから教えられたことを書いてます。

Nの循環。多様な生命体が活躍して、Nを有機体の栄養素に変えています。

失念していた(*^^*)

我が家の庭先の果樹は、化学肥料も農薬も一切しておりません。
化学肥料の代替に、欅や落葉樹の有機物がうずたかく積もる。
結果として、自力で栄養分を吸収するようになっているのかと。




いいなと思ったら応援しよう!