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【ひつじが週報】191105-191111

●191105(火)
京都に住んでいた頃からお世話になっていた酒屋さんで注文した焼酎がごそっと届く。九州のお酒なのに九州で手に入らないのも寂しい話だが、関西からもすぐ届く便利な時代。序盤はまったり。この日はもともと早めに閉店する予定だったが、閉店間際に一瞬だけ満席になった。相変わらず来店ピークの時間帯は全く読めない。23時に閉店して、ご近所の方とご近所のお店を開拓してきた。「近くでもう一軒オススメない?」と聞かれることが多く、夜は出歩けないので、聞いた話をさも自分が行ったかのように横流ししていた。でも流石にそれにも限界があるし、たまには自分の目で街を見て回り、ちゃんとお勧めできる場所を増やして行きたい。というただの口実。

●191106(水)
静水(しずすい)。この言葉は東京にある夜学バーBratさんの日報で読んで、いつか使いたいと思っていた。その数日後に早速使う機会が巡ってきてしまった。単語の意味はBratさんの7/24の日報に書いてあるのでここでは割愛。静水だったので、引用元の日報を遡って読んでいると、ご近所にあるおでん屋さんの大将が数名と一緒にご来店。はじめまして。ひつじが周りには飲食店も多く、知人から「近くのお店でご飯を食べたよ」と飯テロ報告を貰うことがある(皆様いつもありがとうございます!)が、この日偶然ここのおでん屋さんへ行ってきたとの連絡を某作家さんから貰っていた。その連絡があった時にはすでにカウンター席にその店の大将が座っていたから世間は狭く、日常は驚きに満ち溢れている。

●191107(木)
開店直後の凪の時間帯を使って、盤上遊戯(ボードゲーム)会を開催。面識のない方同士でもわりかしすぐに仲良くなれるのがボードゲームの凄さ。この日も和気藹々と楽しまれていた。一方カウンター席側では二人の作家さんが初のご対面。お二人ともジャンルが類似しているので、それぞれの創作活動に関する話を中心に活発な意見交換が繰り広げられていた。途中からはその話に混ざって「背中」に対する偏愛を語り合った。赤裸々で良い。赤裸々で良すぎたので来年の春頃にそのお二人を中心に作品展を開催予定。赤裸々な展示なると良い。それにしてももう来春の話をしている。今年はあっという間に終わりそう。

●191108(金)
連日落ち着いている。来られた方とゆっくり向き合う時間があってよい。ちょっと前からよく来てくれる大学四年生の子と閉店時間まで話した。その子が言うことに対して「なんでそう思うの?」という問いかけを何度か続けていく。いざ聞かれるとなかなか答えられないこともあるようで、悩みながら言葉を選んでいるのがわかる。この日は最終的に「ここに来るといつも考えさせられる」との有難いお言葉をいただいた。自分も大学生だった頃は京都猿基地で同じように「なぜ?」を偶然居合わせた人に聞かれ必死に話していたのを思い出す。その時に考える癖がついて今がある。面倒かもしれないけど、そんな自問自答や他者への説明で頭を捻らすことを面白がる若い人が自分の周りで増えたらいいなあと思う。あとめんどくさい大人って思われてなかったいいなあともちょっとだけ思う。

●191109(土)
健康志向な日。上半身(首/肩周辺)のストレッチをいくつか教えて貰って実践。驚くほど簡単で、驚くほど一瞬で効果があり、上半身が嘘のように軽くなった。何もしていないので相変わらず重たい下半身との違いに戸惑う。体が資本なので体のことはなるだけ気を遣っていきたい。この日持参されてたマッサージ手袋(正式名称不明)が思わず変な声が出るほど気持ちがよかったので、いつかハンズに買いに行こうと写真を撮らせてもらった。

●191110(日)
店休日を返上して20時頃から開店。先日放送された朝の情報番組を見て初来店された方と話した。テレビ出演に関しては今だにネガティブな印象の方が大きいものの(動く自分を客観的に見るのが怖い)、明るい反応があるのは嬉しい。その他にもずっとInstagramの投稿を見て気になってた方や、Twitterを見られているお近くの方など新規来店が目立った。休まず開けててよかったし、SNSを続けててよかったし、テレビに出てよかった。そんな感想を一遍に持った一日。でもまだやっぱり映像媒体は怖い。

●191111(月)
今度こそ本当に店休日。

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