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【ひつじが週報】191203-191209

●191203(火)

とあるお客様から「誰かにプレゼントしたくなるような本はたくさんあるけど気軽に本を贈る相手がいない」との話を聞く。個人的にはわりかし気軽に本をあげる方(安易に選びがち)なのであまりピンとは来ないが、周りで聞いても本をプレゼントしたことない人の方が多かった。本を贈るときに怖いのは「すでに持ってる可能性」ぐらい。なので普段良く読書してる人へのプレゼントを選ぶ方が難しい。けどまあその時はその時だし、あまり気にせず普段から本を贈り合う関係性が増えていった方が面白いのでは。手始めに誰か贈り合いませんか?(クリスマス前だし)

●191204(水)

年の暮れが徐々に近づき、来年の話をすることも増えた。「来年何をしたいか?」と聞かれることも多い。ひつじがとして取り組んでいきたいこともいくつかあるが、その中の一つがチェアリング。キャンプ用の椅子を片手に屋外で集まってゆるゆると読書や飲酒に興じたい。一人でやってもいいけど、どうせなら同好会を作って定期的に催したい。ちょっと遠くへ足を伸ばしたり、逆に近場でだらだらしたり。話せば話すほどチェアリングへの期待で胸は膨れ上がる。メンバー募集中。来年までに何人に椅子を買ってもらえるかが肝。

●191205(木)

大学生がひつじがの取材で何度目かの来店。事前にSNSでの呼びかけを行い、それに反応した今年の就活時に相談に乗ったひつじが1期生の子達やオープン当初からの常連さんがわざわざ来てくれた。社会人も学生も後輩へ惜しみなく手助けをしてくれる人ばかり。インタビュー内容は照れ臭いので聞かない。とはいえ取材後の顔を見てるとどんなことを話したか何となく伝わってきて嬉しい。直接「ひつじがのことどう思う?」とはなかなか聞けないので、代わりに聞いてもらえるのは貴重な機会だと思う。いつか直接聞けるようになりたい。

●191206(金)

『26文字のラブレター』パネル展が始まった。珍しく直前譚まで書いたのでこちらでは割愛するが、「言葉をゆるゆる眺める展示がしたい」という願望にピッタリの催し。初日から作家さんや本好きの方にお越しいただいて、ゆるゆる眺めながらお互いの好きな作品について話した。本に纏わる展示を行ったからかただの偶然か、この日一瞬だけ店内ほぼ満席かつほぼ全員が読書をしている奇跡的な時間帯があった。「何これ…まるでブックバーみたい…」と思わず感動してしまったが、まるでも何もそもそもひつじがはブックバーである。気づいてよかった。

●191207(土)

賑やかな日の翌日は来店が少ないという不名誉なジンクスがある。この日もそうなるかと思いきや、カウンター席が一瞬満席(8人座るとぎゅうぎゅう)になった。パネル展の効果か。17時に開店して21時まで誰も来ないことも珍しくないひつじがで珍しく開店と同時に来店される日も続いてる。17時(開店)から26時(閉店)まで常に人がいる日も少しずつ増えてきた。誰も来ないだろうと油断してる場合じゃない。

●191208(日)

先日までの油断が天に届いたのか。静かな日曜日。福岡にいる大学時代の友人とご近所のカレー屋さんとご近所の作家さんと私。その時間帯が長らく続く。最近面白かった動画の話になり、色々とお勧めされる。日頃ブームに全くついていけてないので、お勧めしてもらえるのはありがたい。狂ったドラえもんの動画を教えてもらった。途中でてきた「のび太さんのエッジの聞いたカッティングリフ」というワードは一回で覚えた。こういう記憶に残る言葉を生み出したい。

●1912009(月)

某大学であった公開授業を聞いてからというものの、俵万智さんがトレンド急上昇している。好きなタイプを聞かれて「俵万智さん(ただし概念)」と答えるほど。それはさておき最近ひつじがでは好きなタイプについて語るのが流行っている。最初はそんなに出てこないと言ってる方でも2つ3つあげだすともう止まらなくなるから面白い。ひつじがノートに沢山載っているので気になる方はぜひ。読んだ上で「我こそは」と名乗りをあげる方もぜひ。こっそり教えてください。

余談だが、営業前に時間があるときは近くのカフェでコーヒーを飲むことが多い。何軒かある中でも「読書をするならここ」というお気に入りのお店があって、この日も昼からお邪魔していた。読書だけでなくオーナーとのお話も毎回の楽しみだが、その晩にそのお店のオーナーが友人を連れてひつじがに遊びに来てくれた。いつもの2倍お話ができて大満足の月曜日。

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