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新しいOpenAIのモデルを触りながら、CSでのAI活用について少し考えてみる

OpenAIが発表した新モデルのご紹介

2024年9月13日未明(日本時間)、OpenAIから新たに登場したモデル、『OpenAI o1』とそのミニ版『OpenAI o1-mini』が発表されました!興奮が冷めやらぬ中、今日はこのモデルの特徴と、特にカスタマーサポートに与える影響についてお話ししたいと思います。

新モデルの特徴『熟考』

この『熟考』モデルは、従来のモデルとは一線を画す新たなアプローチを採用しています。特に注目すべきは、数学オリンピックの予選問題において、全体の83%に合格したという驚異的な結果です。

これは前モデル『GPT-4o』の正答率が13%だったことを考えると、大幅な進化と言えるでしょう。

ちなみに、私の正答率は0%。。みなさまもぜひテストにトライしてみてください。

『熟考』とは何か?

この『熟考』するモデルは、入力を受け取った後にアウトプットを生成するまでに、数倍の時間を要しますが、その分、計算やさまざまなタスクに対して深く考え、実行してくれるという特性があります。いわば、じっくりと考え抜いた上での回答を提供するモデルなのです。

入力するとAIが『熟考』していそうな挙動に
入力するとAIが『熟考』していそうな挙動に
『熟考』していそう

実際に入力を行うと、AIがどれだけ『熟考』しているのかが見て取れます。残念ながら、noteにはGIFを貼れなかったため視覚的にお見せできませんが、確かに『熟考』している雰囲気が伝わってきます。

カスタマーサポート視点での考察

さて、この『熟考』モデルがカスタマーサポートに与える影響はどうでしょうか?現時点では、時間とコストがかかるため、大量処理には向いていない印象があります。ただし、その特性からより深い分析や重要な意思決定が求められる場面での活用が期待できるでしょう。

例えば、週次や月次のレポート作成、複雑なデータ分析、戦略立案といった高付加価値なタスクにおいて、従来のモデルでは得られなかった質の高いアウトプットが実現できる可能性があります。これにより、担当者はより深い洞察を得ることができ、Customer Experienceの向上に寄与するでしょう。

さらに、もう一つの可能性として感じるのは、AIエージェントへの進化です。自らタスクを考え出し、実行するAIが近づいてきている予兆を感じます。このようなAIエージェントがカスタマーサポートやBPOにおいて活用されることで、業務の効率化が飛躍的に進む未来が近いことを予感させてくれます。

AIエージェントの未来を見据えて

私たちの開発しているGeNも、このAIエージェントの方向に向かっています。カスタマーサポートだけでなく、BPOにおいてもAIエージェントは非常に相性が良い分野です。AIが自動的にタスクの計画を立て、実行してくれる世界が、3年後には当たり前になっているかもしれません。

【参考】弊社のGeNもAIエージェントに向かって爆進中です

最後に少し宣伝をさせてください。私たちは、AIエージェント時代に向けて『データ』を整えるためのBPOサービスを提供しています。業務をまるごと請け負いながら、AI化と自動化を進め、データ循環サイクルを構築していきます。興味をお持ちの方は、ぜひご連絡ください。

これからのAIの進化を共に体感し、カスタマーサポートの未来を切り開いていきましょう!





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