ジェイク島袋と夫
初めての一人旅はハワイだった。
ガイドブックの使い方もよくわからず、オアフ島で1か月過ごした。
私がガイドブックにしたのはこの一冊。
ノープランの旅だったし、観光名所ばかりじゃ高くつくしな、と、参考にしてた。
そういえばあれは傷心旅行だった。
なんで新婚さんばかりのハワイに行こうとしたかは分からないが、今思えばここに行かずして、いや、失恋せずして夫とのつながりも生まれなかったのだろうと思う。
マヌーさんの本は、当時バイトしてた喫茶店の常連さんがイラストを描いておられた。
それも何かのご縁かなと大切にハワイ攻略本にしようと持参した。
お陰様でトイレットボウル(海に飛び込むスポット)や、ピュアハートなど、コアな楽しみを知って帰国した。
ピュアハートは、ウクレレリストのジェイク島袋がソロデビュー前にやってたバンドで、当時ハワイでは賞を総なめするほど大人気だった。
帰国後にジェイクがソロデビューとなり、私は当時ジェイクと結婚したいくらいファンだった。
それを知った友達が、ジェイクが出演するイベントのチケットをくれた。
その何年もあとに夫と出会い、奇跡的に結婚した。
夫はギタリストである。
私がジェイク島袋を好きだった話をすると、
なんと同じイベントに夫も行っていたという。
1日だけのイベントだった。
勿論イベントでは出会ってない。
でも、同じ空の下で同じ響きに身を委ねてたのかと思うと、ご縁を感じざるを得ない。
久しぶりに朝からハワイの風を感じたくて、ピュアハートを聴いていて、フッと思い出したこと。
因みにこの曲を聴くとモロカイ島に行ってみたくなる。
この曲が1番好きだった。
ハワイへようこそ。